デ・キリコ展と空海展と私
久しぶりに上野へ。
昔は芸術を見に行ったり、1人飲みをしたりしていましたが、最近はわりと疎遠な町となってしまいました。
なぜ、上野か。
いろんな師匠がいるのですが、デ・キリコと空海展は見なさいと言われまして。
師曰く、デ・キリコは勘違いされている。
空海展はとにかく見て感じろっ‼️
といった感じでした。
じゃあ行くしかないじゃんと。
まずは、デ・キリコ展。
人はそれなりにいて、人気があるなと。
説明文を読むのはなんだか嫌なので、絵だけ集中して見る。
デ・キリコさん、やるじゃない。
というか、わけわかんないけどなんかスゴい。
ワタクシ芸術の知識はほぼないというくらいですが、とにかくスゴい。
この御方は正気で狂ってらっしゃる。はず。
年代ごとに絵の感じが違いすぎるが、なぜか裏テーマは統一されているような感じがする。
この御方は自分の世界みたいなものを自在に創造する力があるような。
ちょっと混乱しながらも、その足で空海展へ。
これまたスゴい。
スタートの字からスゴい。
お目当てであった、金剛界、胎蔵界の曼陀羅は特に圧巻です。
展示が2つに別れているのですが、仏像の精巧さと迫力もあり、圧倒されっぱなしです。
2周回って、なぜかわかりませんが涙がこみ上げできました。
まもなく終わってしまいますが、とにかく書ききれないくらい良かったです。
芸術を見る時間。
疎かにしない方がいいなと思いながら、上野広小路にある我流担々麺で1人飲みを楽しむ今日この頃です。