初めてのいじめ体験
私がはじめていじめにあったのは小学校二年生の時でした。
最初仲良かった隣の席の男の子が途中から豹変し、
机を蹴って自分の席から遠ざけたり、まわりに私のいやなところを言いふらし、
カンニングをよくするという根も葉もないうわさを立ててクラスから迫害しました。
カンニングについてはうちの親は学校に毎日通えば勉強なんてどうでも良いという考え方だったのでするはずもないことです。
そもそれは彼にとってはどうでも良いいことなのです。
私が迫害されて悪口を言われ、いじめられる姿が気持ちよかったのでしょう。
そして彼がインフルエンザで七日間休んだときのことをいまだに思い出します。
天国だった。
こんなにも誰にも干渉されず、空気のようにそっとしていられる状況が幸せだった。
そこから私が孤立を好む小学生像が出来上がったのだと思います。
結果、三、四カ月そんな状況が続き
いじめを誰か優しい子が親に報告、クラス会議が行われ
私はいじめから解放されました。
その日のことも30歳になるこの年でもよく覚えています。
私だけ、家庭科室に呼ばれ”なんで先生に報告しなかったの!?”と怒られました。
それから例の小学五年生までクラスで煙たがられる存在になりましたとさ。
そんな感じで私の悪夢のような小学校生活は続いていきました。
胡湖奈るん
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