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#25:“世界一貧しい大統領”ムヒカ氏が語る、本当の貧しさについて1🌍

この投稿を書こうと思ったきっかけは、

日本の環境省が発行している「令和3年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」(以下、環境白書と略)を読んでいた時でした。

ちなみに環境白書は、

地球環境に関する情報や動向がしっかりまとめられているので、

ページ数はかなり多いのですが汗(2021年版は385ページ!)

地球環境に関心のある方は読まれてもいいのではないかと思います。短い概要版もあります。

リンクURL↓

https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/

話を戻しまして、環境白書を読んでいた時、

「従来型の大量生産・大量消費・大量廃棄の社会システムを見直し」

という文章が目に入ってきました。

大量生産・大量消費・大量廃棄についてどう考えるか・・・

そういえば、かつて“世界一貧しい大統領”と呼ばれた南米ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領が、
消費主義社会に警鐘を鳴らされていたこと
を思い出しました。

友人がよく、ムヒカ氏の話を引き合いに出して、このことを教えてくれていたのですが、僕自身は詳しく知らなかったので、これを機に2012年のリオ会議(地球サミット)で行ったムヒカ氏のスピーチについて調べてみました。

これがめっさ良かったんです!

いや、むっさ良かったと言ってもいいかもしれません!!

2012年と言えば、

まだ現在のSDGsなどの取り組みが本格化する前の頃です。

しかし、地球環境問題などについて、現在読んでも全く色あせない本質について語られていると感じましたので、この場をお借りして今回ご紹介させていただきます。

参考にしたサイトは以下になります。

ご興味のある方は是非全文をお読みください。

出典:WEBサイト「ログミーBiz」

“世界一貧しい大統領”ムヒカ氏が語った、「本当の貧しさ」とは?

https://logmi.jp/business/articles/9911

ここからは、印象に残ったセンテンスをピックアップしながら、

僕自身の考えについても書かせていただきます。

「無限の消費と発展を求める社会は、人々を、地球を疲弊させる。発展は幸福のためになされなければならない」

どうでしょうか?

無限の消費と発展を求めた結果、地球環境が悪化するということは納得できます。でも人々を疲弊させるということはどういう意味でしょうか。

・消費や発展は悪いことなの?

・みんな豊かで幸せになりたいのに。。??

ここでのポイントは、やはり「無限」という部分ではないでしょうか。

際限なく、消費を拡大して発展を求めても、真に豊かに幸せにはなれない。

ということをムヒカ氏は訴えているように感じました。

発展は幸福のためになされなければならない

これも非常に重要なことだと感じました。

当たり前のことなのですが、わたしたちは幸福になりたいからこそ、

発展を求めます。

でも、現在はそうなっていない部分があるよ。

ということをスピーチの中でも言われています。

僕は幸せになるために生まれてきたんだ。

これはマンガ 鬼滅の刃で、鬼滅隊の霞柱である時透無一郎(ときとう むいちろう)が語った言葉です。

僕が大好きな言葉です。

発展は幸福のためになされなければならない

という文を読んで、この無一郎の言葉を思い出しました。

次に進みたいと思います。

ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てば、この惑星はどうなるのでしょうか。西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を、世界の70億~80億人の人達ができるほどの原料が、この地球にあるのでしょうか?

この部分は個人的にグッサリ刺さりました。

日本は世界でも有数の豊かな国です。

その日本では当然、エネルギーや資源をたくさん使っています。

その豊かな暮らしを世界の70億~80億人の人達で、

ヨーイドン!で始めたら、

果たしてこの地球はもつのかい?

と問われているように感じました。

グッサリ刺さったのは、

どこかでまだ自分もこのままの生活スタイルが続けばいい。

という気持ちがあるからだと思いました。

これはやはり、先進国に住むわたしたちが中心となって、考えるべき問題でもあると感じました。

なぜ私たちはこのような社会を作ってしまったのですか?
マーケットエコノミーの子供、資本主義の子供たち、即ち私たちが、無限の消費と発展を求めるこの社会を作ってきたのです。マーケット経済がマーケット社会を作り、このグローバリゼーションが、世界のあちこちまで原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか。
このような残酷な競争で成り立つ消費主義社会で、「みんなの世界を良くしていこう」というような共存共栄な議論はできるのでしょうか?どこまでが仲間で、どこからがライバルなのですか?

これはやっぱりめちゃくちゃ鋭いんですね。

資本主義社会の中で、無限の消費と発展を求め、競争し合ったら、

わてら同士が血みどろですやん!

と。そんな中で、ほなお互いを生かし合うために、話し合いまひょ。

言うて、できますかいな!と。

表面は協調していく体で、裏では各国が自国の利益を優先し合って、エゴという名のツノを突き合わせて、いがみ合ってますやん!

と、そのように言われているように感じました。

現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていません。逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。
私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球へやってきたのです。

もうシビレますね。

本当は人類を幸福にするために経済はあるのに、

現在は逆に人間が消費社会にコントロールされてしもうてるやないかい!

と。

確かに、自分も日々働いていて、知らないうちにというか、そんなことも意識しないで、消費社会の中で当たり前に組み入れられて、暮らしてきたんだなぁ・・・と思いました。

「発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球へやってきたのです。」

ここでもやっぱり、人間の幸せを軸に置いた考え方を提示されています。

地球へやってきたという言い方が、「地球の一員なんだ」という感じがするので、すごく好きですね。

長くなりましたので、

続きは「#26:“世界一貧しい大統領”ムヒカ氏が語る、本当の貧しさについて2」で書かせていただきます。

Development must be done for happiness.

We were born to be happy!

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note

https://note.com/beyondscience/n/n62595ce4e4ec

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