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額装の手順をご紹介! ”マットと作品の固定の仕方”がこだわりどころ☝
こんにちは 株式会社オリオンです。
ORION BASE shopでご注文いただける、オーダーメイドマット。
「額装を自分でやってみようかな」という方に向けて、届いたあとの額装の手順をご紹介します。
作業自体は案外簡単なものですが、紙の種類や作風によって、方法を調整出来る奥深さもあります。
この記事では、「まずはシンプルな方法で」という方から、「しっかりやってみたい」という方まで、ヒントにしていただける額装の方法例をご紹介します。
ちょっと長くなってしまったので、目次を活用してごらんくださいね。
素敵な額装体験のお手伝いとなれるとうれしいです!
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✔ 準備するもの
まずは、額装の道具を準備しましょう。次のものがあると便利です ✂
✮ 作品を入れる額縁・マット
作品に合ったお好きなものをご用意ください
・額装用テープ(パーマセルテープ)
作品とマットを貼り合わせるのに使います
・コーナーシール
作品をマットに固定するのに使います
・ハサミ
額装用テープをカットするのに使います
・手袋
指紋や手の油が作品やガラス(アクリル)板につくのを防ぎます
手順1. 作品とマットのを位置を合わせる
作業はかならず机の上など、清潔で平らな場所で行いましょう。
まずは机に作品を置き、その上からマットをあてる位置を決めます。この際、作品とマットの窓の大きさが全く同じ、もしくは小さすぎると、作品がマットから飛び出してしまいます。マット注文の際に、図り間違いの無いよう注意してくださいね。
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手順2. 作品とマットを固定する
作品とマットを固定するために、マットの裏面にコーナーシール、もしくは額装用テープを貼っていきます。
この工程でしっかりと固定できると、湿気や経年による紙のゆがみを最小限に抑えることができ、作品を長い間美しい状態で楽しむことができます。
紙は種類や大きさによって、全く違う風に経年変化していきます。
なので、実際は紙(作品)ごとに固定の仕方も千差万別なのです…が、ここでは、作品の大きさ・難易度ごとに、一般的な3つの方法をご紹介します。
▶ 手順2-1 額装用テープ×小さな作品
☝こんな人におすすめ
・~はがきサイズくらいまでの作品に
・コーナーシールを貼る余白が無い場合
・最初は簡単シンプルな方法で額装したい方
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✑ やりかた
まず作品のマットと作品を重ねて、位置を確認するところまでは全ての方法で共通です。
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①作品の裏面・左右のどちらかと、上下のどちらかの合計2か所に、接着面が表側を向くように額装用テープを貼ります。
②マットをかぶせて、仮止めします。
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③ひとつ前の状態からマットと作品をまとめてひっくり返し、仮止め状態のテープをしっかりと貼ります。これで作品とマットが固定できました。
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④表面を見て、作品位置がずれていないか確認します
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⑤片方のテープをしっかりと貼り付け、もう片方のテープを作品ごと軽くひっぱって、作品(紙)がたわんでいない状態にします。実は、この工程が綺麗に仕上げるコツです重要なコツです!
⑥ひっぱった方のテープもしっかりと貼り付けます。
これで、この”2か所に額装用テープを貼る”方法は完了です!
! テープはできる限り額装用のテープを使いましょう。
セロハンテープは時間がたつと黄色く変色したり、作品にベタベタがくっついたりするおそれがあります。
▶ 手順2-2 中くらいの作品×コーナーシール
☝ こんな場合におすすめ
・A4サイズ~の大きさ作品
・繊細な紙を使っている等、極力作品を傷めたくない場合
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次にご紹介するのは、コーナーシールを使う方法です。
作品に糊が触れることが無く、作品を傷めないので最もおすすめの方法です。
①マットを裏返して、その上に作品を置き、コーナーシールを貼る位置を決めます。
②マットの裏面四角にコーナーシールを貼ります。
コーナーシールとは、ポケットのような紙製のシールのこと。
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③コーナーテープに作品の四角を収めます。
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④作品サイズが大きかったり、重たい場合はコーナーテープがちぎれないように、パーマセルテープで補強するのもおすすめです。
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⑤作品がぐらぐら動いて落ちてしまわないないことと、表から見て作品の位置がずれていないのを確認したら完了です!
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ORION BASE shopでは、40枚入り(=4角に使う場合、10作品分)の小分けサイズのコーナーテープを販売しています。「この方法がいいかも!」と気が向いたらぜひ使ってみてくださいね。
▶ 手順2-3 コーナーシールとテープの併用
さらに、額装用テープとコーナーシールの合わせ技という方法もあります!次のような場合におすすめです。
☝ こんな場合におすすめ
・水彩をたっぷり使った等の理由で紙がたわんでいる作品
・繊細で薄い紙を使っていて、コーナーテープに収めただけでは作品が滑り落ちたり、しわになってしまう
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作品の位置を決めるところまでは、前2つのやり方と同じです。
良い位置が見つかったら、上2角に額装用テープを貼り固定します。
それから下2角の位置にコーナーシールを貼り、作品の角を入れ込みます。
表から確認してみましょう。ズレなどなければOKです!
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手順3, 額縁に収める
マットと作品を額縁にセットしていきます。
ガラス(アクリル)面にホコリや汚れがあれば、丁寧に落としましょう。
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作品とマットを貼り合わせられたら、額縁に次の順番で収めていきます。
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額縁
ガラス板(アクリル板)
作品/マット
厚み調整材料(必要があれば)
裏板
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額縁に作品/マット・ガラス板・裏板をはめこんで、金具で固定します。
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表から見てみましょう。
ズレが無いか、ホコリやごみが入ってしまっていないか確認して…
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違和感がなければ、完成です!
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完成! 飾って楽しみましょう!
お部屋のお好きな場所に飾って、作品を堪能しましょう。
壁にかけて飾りたい場合は、裏面に紐を結んでも良いでしょう。
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大切な作品が飾ってあると、その空間までもがより一層素敵になりますね。
📯 月光荘画材店様 ご紹介
この記事に使用している写真の一部は、月光荘画材店様よりご提供いただきました。
月光荘画材店様は、1917年創業の、言わずと知れた歴史ある画材店さんです。トレードマークの「友を呼ぶホルン」は、画材好きの方なら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか📯
オリオンのチャリティー公募展”in the Room展”にもご協力いただいています。
額装の相談も受け付けていらっしゃるそうです。趣たっぷりの老舗画材店・月光荘画材店様で、世界で一つの額装をお願いする…、とっても憧れます。
私も実は個人的に画材を買いに行ったことがあるのですが、並ぶ品々に目を惹かれるのはもちろんとして、お店の方がとてもフレンドリーに、画材愛溢れる商品紹介をしてくださいました。画材が目前に迫る細長い店内も素敵な空間です!
さらに、「月のはなれ」「Maison Gekkoso」など、喫茶や食事を楽しめるお店も展開されています。展示作品を鑑賞したり、スケッチをしてみたり…楽しみ方いろいろです。ぜひ一度訪れてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ご紹介した額装の仕方は、ほんの一例です。
「これなら出来るかも」
「次はこの方法でやってみよう」
という方法が見つかれば幸いです!
株式会社オリオンHP https://www.k-orion.co.jp
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