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オリオンズ(裏)図書室マガジン【月額定額300円】

世に出ている資料の他、手元に眠っている表に出ていない資料に加え、毎日オンズ時代からファンだった父の日記、そして関係者から見聞きした情報(オリオンズメモ(笑))を中心に「ロッテオリ…
【2023年1月から毎日午前8時更新!】 週5本ペースで毎日オリオンズからロッテオリオンズまでの歴…
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#村田兆治

《有料・冒頭試読》【オリオンズ&マリーンズ・背番号の系譜/(31)「29」サンデー兆治が育て、サンデー晋吾が継いだエースの称号】

(写真 左から、13代・西野勇士、7代・村田兆治、12代・小野晋吾) (31)「29」サンデー兆治が育て、サンデー晋吾が継いだエースの称号  背番号29と言えば、やはり村田兆治が育てた背番号と言えるだろう。球団史上唯一の生え抜き200勝を達成した絶対的エースは、先発、リリーフとフル回転した。そして、ヒジにメスを入れ復活した「サンデー兆治」の姿が印象に残っているオールドファンも多いだろう。  時を超えて2000年、小野晋吾が「サンデー晋吾」としてブレイク、村田のお墨付きを得

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割引あり

【ロッテ球団73年考察/(34)-投手-「暴投」73シーズン歴代ベスト10】

(写真)暴投の通算記録NPB歴代1位の村田兆治 (34)(投手編)「暴投」73シーズン歴代ベスト10  今回は暴投(ワイルドピッチ)について考察する。  暴投と言えば村田の名前が直ぐに挙がると思う。記録上も通算記録はNPB100傑1位にランキングされている。それだけ、武器であるフォークボールのキレの良さの裏返しであり、高橋博、土肥、袴田といった捕手はノーサインでフォークを受けることもあり、それが暴投の記録につながっていたところもある。  ただ、球団の歴史を振り返ると、チ

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《有料、冒頭試読》【ロッテ球団73年考察/(32)-投手-「被本塁打」73シーズン歴代ベスト10】

(写真 かつての本拠地東京球場。左中間、右中間の膨らみが無く「本塁打が出やすい」と言われたが、投手陣の被本塁打数で顕著に現れた。) (32)(投手編)「被本塁打」73シーズン歴代ベスト10  今回は「被本塁打」の73シーズン歴代記録を考察する。  かつて本拠地としていた東京球場は左中間、右中間の膨らみが無く「本塁打が出やすい球場」と言われており、「(10)本塁打球団編、(11)本塁打個人編」でも記したように本塁打数に顕著に現れていたが、被本塁打記録を紐解くと、攻撃陣以上

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【ロッテ球団73年考察/(30)-投手-「被安打」73シーズン歴代ベスト10】

(30)「被安打」73シーズン歴代ベスト10  今回は投手記録の中から「被安打」の73シーズン歴代ベスト10を考察。  チームのランキングは144試合制となった2007(平成19)年以降の記録が並ぶが、被安打のリーグ順位も低迷しリーグ順位の低迷につながっている。  ただ、個人記録ではマリーンズの投手は1人だけ。オリオンズ時代の投手が並ぶ。  まずチームの73シーズンの被安打ベスト10がら考察するが前述のとおり2007年以降ばかりとなるので、参考までに創設年と昨季、そして1

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【ロッテ球団73年考察/(28)「自責点」73シーズン歴代ベスト10】

(28)「自責点」73シーズン歴代ベスト10  これまで防御率、投球回と考察したが、その元となる大事な数字が自責点になる。自責点は失点の中からエラーやフィルダースチョイスなどによって本来ならアウトになるはずが、アウトに出来ずに失点した場合場合を除く、まさしく投手自身の責任で失った点数の記録である。  また、球団史73年間の中で東京球場を本拠地として使用していたのは、わずか11シーズンだったが、「本塁打が出やすい球場」と言われていた。それを証明するランキングともなった。  今

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【ロッテ球団73年考察/(26)-投手-「敗戦数」73シーズン歴代ベスト10】

(写真 シーズン敗戦数ランキングに6シーズン顔を出した坂井勝二) (26)(投手)「敗戦数」73シーズン歴代ベスト10  今回から参考としてランキングにNPB最多とマリーンズ現役最多を掲出します。なお、過去分についても順次加えていきます。  3回目で「チームの敗戦と引分」を取り上げたが、今回は投手個人の敗戦数についてベスト10を考察する。打撃陣との兼ね合いもあるが、時代により状態が悪くても先発マウンドに上がらなければいけない厳しい事情があったことをご承知おき頂きたい。

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《無料公開》【ロッテ球団73年考察/(16)-投手-「先発、完投、完封」の73シーズンベスト10】

(写真 歴代シーズン先発でベスト10を占めた3投手、左から成田文男、小山正明、坂井勝二) (16)(投手編)「先発、完投、完封」の73シーズンベスト10  「人生先発完投」。エースだった村田兆治が現役時代から亡くなる直前まで、必ずサインに添えていた言葉だ。先発マウンドに上がると、最後まで投げ切ることにこだわった村田だったが、完投も完封も球団歴代トップを記録した。  これまで、投手の分業については再三触れてきたが、先発は週一が基本となっている現在では、最大で先発数は30試合

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《有料、冒頭試読》【ロッテ球団73年考察/(18)-投手-「交代完了とセーブ」抑えの73シーズン歴代ベスト10】

(写真)左・歴代通算セーブトップ、連続試合セーブポイント日本記録の小林雅英、右・シーズンセーブ、通算完了数トップの益田直也 (18)「交代完了とセーブ」抑えの73シーズンベスト10  日本プロ野球の歴史上、長らく投手は「先発・完投」が理想であり、「リリーフ」は格下と扱われてきた。そして、エースは先発完投を目指しつつ、チーム状況によってはリリーフに回るという登板を続けてきた。例えば、初代最多勝の荒巻淳は初年度は48試合に登板し、19試合に先発、16試合で完投し、完了も27試

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《有料、冒頭試読》【ロッテ球団73年考察/(22)-22-「投球回」73シーズン歴代ベスト10】

(22)(投手編)「投球回」の73シーズン考察  今回は投球回の73シーズンの考察。先発や完投、完封と同様、ローテーション間隔や分業制が確立した現在では、考えられない数字が並ぶ。今回もオリオンズ時代の名前が並ぶことをご了承頂きたい。  まずはシーズンの投球回数記録から。大まかな計算になるが、長らく続いていた130試合制では単純計算で130試合×9回(8回もあるが)+延長回として、大体1シーズンのチーム全体の投球回は1100回~1200回となる。現在の143試合では1200

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《有料、冒頭試読》【ロッテ球団73年考察/(14) -投手-「奪三振」73シーズン歴代ベスト10】

(写真 左・通算奪三振球団最多数の村田兆治、右。昨シーズン様々な奪三振記録を塗り替えた佐々木郎希) (14)(投手編)「奪三振」の73シーズンベスト10  投手の華といえば「奪三振」。かつては力で奪っていた三振だったが、打力が向上し変化球が多様化した現在でも三振は投手にとって勲章である。それは昨シーズンの佐々木朗希のピッチングで改めてクローズアップされた。今回はその「奪三振」の73シーズンの考察。 【チーム シーズン奪三振】 ★1位…2019(令和1)年 1110奪三

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《全文無料》【73年ロッテ考察/(番外編)「開幕戦」の73シーズン考察】

(写真 パ・リーグの船出。950(昭和25)年3月11日、西宮球場に7球団が集まった開幕セレモニーの様子、左から阪急ブレーブス(現オリックス)、大映スターズ(現ロッテに合併)、南海ホークス(現ソフトバンク)、東急フライヤーズ(現日本ハム)、毎日オリオンズ(現マリーンズ)、近鉄パールズ(現オリックスに合併)、西鉄クリッパーズ(現西武)) (番外編)「開幕戦」の73シーズン考察  「たかが1試合、されど1試合」。かつてエースとして13回の開幕投手を務めた村田兆治の開幕戦に関す

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《有料、冒頭試読》【ロッテ球団73年考察/(12)(投手編)「防御率」73シーズンベスト10】

(写真 最優秀防御率複数回獲得の2投手、左・3度の村田兆治、右・2度の伊良部秀輝) (12)(投手編)「防御率」の73シーズンベスト10  投手力を現わす指標が「防御率」である。いわゆる「1試合完投した場合に何点に封じるか」という数値になる。今回はこの防御率についてのランキングを考察する。  まず「チームの防御率」をランキング化しようと思ったが、このランキングは意味がないと考えた。というのも、シーズンチーム防御率2点台前半が並ぶが、投手力が圧倒的だったと言われる球団創成

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《有料・冒頭試読》【ロッテ球団73年考察/(7)-投手-「勝利」最多勝と20勝&73シーズン勝利数ベスト10】

(写真 左・球団記録シーズン33勝を記録した小野正一、右・同30勝を記録した小山正明) (7)(投手編)「勝利」最多勝と20勝&73シーズン勝利数ベスト10  歴代の投手力と近年の投手力を比較することは簡単ではない。それは、マウンドに上がる環境が大きく違うからだ。例えば、昭和の時代ならばエースは中3~4日で先発し、肝心な試合では抑えとしてもマウンドに上がっていたからだ。しかも、抑えといっても9回だけではなく、6回や7回のピンチの場面でマウンドに上がり、最後まで投げ切ってい

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【全史】第19章 稲尾退任と落合放出/1986(昭和61)年

(1)熾烈な外野争い  稲尾監督はキャンプインを前に、レギュラー争いが激化しそうな外野陣に言及した。 「実力第一主義でいくがウチの外野陣は駒が豊富で、レギュラーを決める前に誰を一軍に残すかで頭を悩ますよ」。 まさに、嬉しい悲鳴だ。  前年までの実績ならば、レフト・有藤、センター・高沢、そして、前年ルーキーながら3割を記録したライト・横田という布陣になるだろう。しかし、有藤は今シーズン40歳。自身も「代打でも」という気持ちでいる。稲尾監督も「ウチは実力主義。それは有藤も例外で

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