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【歩けない僕】と【見えない私】の交換日記

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新たに五輪種目となり大注目の【スポーツクライミング】。実は障害者も挑戦していて【パラクライミング】と呼ばれ世界大会まで開催!【視覚障害クラス】で4連覇のレジェンド・小林幸一郎と【…
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2021年5月の記事一覧

“歩けない僕”と“見えない私”の交換日記⑥by小林幸一郎

パラクライミング世界選手権“視覚障害”クラスで4連覇のレジェンド・小林幸一郎さんと、“車いす”クラス銀メダリストのルーキー・大内秀之さんが、クライミングへの思いを語り合うため、交換日記を始めました。 前回、大内さんからは、厳しいトレーニングに取り組むことで、コロナ禍という辛い時期だからこそ成長したいと思えるようになった、ということが語られました。そんなストイックな大内さんに対して、小林さんは、“楽しむこと”について語ってくれました。 ▼良いことは続きにくい けど楽しいこと

“歩けない僕”と“見えない私”の交換日記⑤by大内秀之

パラクライミング世界選手権“視覚障害”クラスで4連覇のレジェンド・小林幸一郎さんと、“車いす”クラス銀メダリストのルーキー・大内秀之さんが、クライミングへの思いを語り合うため、交換日記を始めました。 今回、大内は、クライミングと向き合うことで生まれた心境の変化について、話を展開していきました。 ▼相手に期待をしなくなりました 緊急事態宣言があって、いつも行っている大阪のクライミングジム「バム」が閉鎖になって、クライミングができなくなって、もちろん車いすバスケの活動もでき

“歩けない僕”と“見えない私”の交換日記④by小林幸一郎

パラクライミング世界選手権“視覚障害”クラスで4連覇のレジェンド・小林幸一郎さんと、“車いす”クラス銀メダリストのルーキー・大内秀之さんが、クライミングへの思いを語り合うため、交換日記を始めました。 前回、大内さんから未来の話が語られました。そして、このままでは、体力の衰えとともにクライミングから離れていってしまうという危機感についても。大内さんの思いに対して、小林さんの応えは、さすがレジェンドと思わせるスケールの大きなものでした。 ▼俺たちはパラクライマーではなくて ク

“歩けない僕”と“見えない私”の交換日記③by大内秀之

パラクライミング世界選手権“視覚障害”クラスで4連覇のレジェンド・小林幸一郎さんと、“車いす”クラス銀メダリストのルーキー・大内秀之さんが、クライミングへの思いを語り合うため、交換日記を始めました。 今回、大内は、未来の話が語ってくれました。 ▼パラクライミングから いまのままやったら離れていってしまう この前はビデオレターありがとうございました。改めて小林さんとの思い出の絵本というか小説というか、ページをめくり直すというか、思い返すというのがすごく嬉しくもあり恥ずかし

“歩けない僕”と“見えない私”の交換日記②by小林幸一郎

パラクライミング世界選手権“視覚障害”クラスで4連覇のレジェンド・小林幸一郎さんと、“車いす”クラス銀メダリストのルーキー・大内秀之さんが、クライミングへの思いを語り合うため、交換日記を始めました。 “パラクライミング界のレジェンド“である小林さんが、“ルーキー“の大内さんの登場によって、いかに奮起させられているかが語られました。 ▼君の活動は、私の活動のまるでガソリンのようだ NPO法人モンキーマジック代表の小林幸一郎です。大内からとっても素敵なビデオレターをもらって

“歩けない僕”と“見えない私”の交換日記①by大内秀之

パラクライミング世界選手権“視覚障害”クラスで4連覇のレジェンド・小林幸一郎さんと、“車いす”クラス銀メダリストのルーキー・大内秀之さんが、クライミングへの思いを語り合うため、交換日記を始めました。 最初のビデオレターは、ルーキー・大内さんからスタートです。 ▼一緒に、この国をひっくり返せたら 3月のパラクライミング日本選手権、お疲れ様でした。思えば2017年のパラクライミング日本選手権に出場してからもう4年たちました。小林さんと出会って、小林さんから、大会に出てみない

「“歩けない僕”と“見えない私”の交換日記」始まります

新たに五輪種目となり、注目度急上昇中の“スポーツクライミング“。そんなクライミングは、“障害の有無に関わらず挑戦することができる”懐の広いアクティビティだということをご存知でしょうか。障害者によるスポーツクライミングは「パラクライミング」と呼ばれ、世界大会が開かれるほどに競技として確立しています。現在、パラリンピックの新種目とするべく、世界中の関係者が奮闘しています。 そんなパラクライミング界で注目される2人の日本人がいます。 世界選手権の“視覚障害”クラスで4連覇のレジェ