#4 映画の感想!2023年4月編

おはようございます!おりんです。
今回は、4月に観た映画の感想をつらつらと書いていきます。Twitterやインスタで書いた感想と被りますが、こちらにも残しておきたいなと。

①なのに、千輝くんが甘すぎる。

友達とちびぬいを借りて、パチリ。

Filmarksで付けた評価⇒★3.2 

感想:ん~めっちゃ王道!!ってツッコミたいところはあったものの、そこそこ楽しめたかな。

真綾の片思いの辛さには共感したな…。相手が好きじゃないってわかった瞬間に悲しくなるよね。真綾は最初オタクっぽさがあったけど実は人付き合い凄く考えるんだなと思った。千輝くんに関しては、もっと心理描写欲しかったかも。なので、行動が突飛押しすぎて危なっかしいと感じる。そこが残念だったかな。

1番納得いかなかったのは、真綾がブス扱い(設定)なことかなー。畑芽育ちゃん超かわいいのに、説得力ないしそもそもこの設定必要あったのか。ブス設定なくても、片思い描写はできると思う。原作の設定なのかもしれないけども。

ただ、友人への劣等感やSNSの醜さとか描かれてたのは、なるほどなってなった。自分は知花みたいな友達が欲しい。

ベタな恋愛ものではあったものの、思ってたよりも面白かったです。胸きゅんシーンは、だいぶキラッキラで眩しかったけど笑 でも、畑芽育演じる真綾がとにかく可愛くて、人付き合いを真剣に考える子で魅力的でしたね。素直に応援したいと思えました。

ちなみに、登場人物の中では、莉子演じる知花が1番好きでした!知花はしっかり向き合ってくれるし、芯が強くて。こういう友達いたら本当に心強いよなぁ。

高橋恭平と畑芽育良かったし、脇を固める板垣李光人と莉子もいい芝居してたと思いました!4人ともキャラ作りうまくて最後まで楽しめました。この4人、もっとドラマや映画で観たいなって思った。

②わたしの幸せな結婚

改めてこのビジュアル、凄くいいよね…。

Filmarksで付けた評価⇒★3.4

感想:美世と清霞が惹かれ合う描写良かったし、演出と映像凄く好みだったんだけど、置いてきぼり感は否めない。

人物の心理描写や美術、CGはクオリティ高かったんだけど、異能の描写が大まかで分かりづらいのが残念。この作品、メイン2人も大事だけど異能もかなり重要だったと思う。だから、異能の特徴やバックボーンがぼんやりしてると物語に入り込めなくて。

前半は美世の描写メインで良かったけど、中盤~後半に異能や戦闘がいきなり出てきて何が起こってるんだ状態。原作読めば分かるのかな…。とはいえ、ラブストーリーの部分が丁寧だったのは良かったです。

映像もお芝居も凄く良かったし、世界観が好きなんですよ。でも…でも…異能が正直よく分からなかった。誰がどういう異能が使えるかも展開早くて掴めなかったし、バトルがストーリーよりもアクションが意識されているように感じてついていけなかったです。これは原作近々読みたいですね。

でも、恋愛描写は見応えありました。美世と清霞が少しずつ惹かれていき、結婚に至るまでの演出が繊細で儚くて魅力的でした。目黒蓮の冷静さと垣間見える優しさの塩梅、今田美桜の表情の繊細さと儚げな雰囲気、影の醸し出し方が素晴らしかったです。2人とも凄く良かった。

山本未來が最高でした。山本さん結構クールorミステリアスな役多いイメージなので、優しさで包んでくれるような役柄でグッときました。ゆり江さんの安心感すごい…。

あと、山口紗弥加と髙石あかりの悪女ぶりも見どころだと思ったり。憎たらしさ凄くて「うわぁ」となりました。(褒めてる)美しい人がダークで意地悪な役やるのめっちゃいいですよね。怖かった。

③ヴィレッジ

ムビチケと特典のカレンダー。
場面の切り取りの画が美しい。

Filmarksで付けた評価⇒★3.5 

感想:人間の愚かさと残酷さと境界線をこれでもかってくらい、強烈に泥々に描いていたのが印象に残った。しかし、正直"能"の要素を入れた必要性が伝わらなかったのと、悪役・結末が在り来りになってしまったのはやや残念。

出てくる悪や主人公の末路は正直読めてしまった。同監督作の「デイアンドナイト」と同様、人間の闇の部分を残酷に描くのは良かったが、今作は展開が悪い意味で分かりやすかったと思う。そこは、もう少し捻って欲しかった部分ですね。

1番残念だったのは、能との関係性がいまいち掴めなかった点。観る前は、能と人間の愚かさに関係性やきっかけを持たせるのではないかと思っていた。しかし、これは過去のトラウマ?と関係していただけで、展開に深く関与しなかったな。なので、能の魅力が失われ、作品への印象がかえって悪くなったような気がします。

ただ、良かった点もあります。それが、この作品に出てくる人物みんな一貫してた"弱さ"と"愚かさ"。人間誰しも闇の面は持っているけど、その闇が人生をかき乱し、踏みにじり、時には一線を超えてしまうと痛感した。藤井監督が魅せる画と役者陣の芝居からひしひしと伝わってきて凄く良かったと思います。

藤井道人監督の新作かつノワールな内容で、個人的には期待していた作品。しかし、正直期待しすぎた感は否めなかったですね。

人間の愚かさ・残酷さという醜く弱さでもある部分を終始泥臭く描いていてしんどかったが、ここを藤井監督は伝えたいのかなと感じましたね。「誰しも心に影や闇があるけど、それが他人を傷つけたり、人生を踏みにじったりと取り返しのつかないことになる」
これが登場人物のほとんどが一貫していたし、現実でも起こりかねないことだよなと痛感しましたね。

ただ…今回はそれが分かり易すぎました。しかも同監督作の「デイアンドナイト」と被る…。闇が人生を掻き乱す点や一線を超えて追われる身となってしまう点とか。今作では、人間の醜悪さに焦点を置いた方がより醜さや気持ち悪さが定まって、恐ろしくいい意味で胸糞悪い作品になったと思いますね。

でも、藤井監督が撮る画やカットは美しいし、光と影のバランスが素晴らしくて。静けさと過激さの緩急も好きです。あと、とにかく横浜流星が凄い。目と感情のお芝居が上手すぎる。虚ろな感じ、正気を取り戻す姿、怒り狂っていく…そして最後の哀しき末路。ここまで"優"の生き様を緻密に感情的に演じているのに鳥肌立ちました。流星くんのお芝居良かったので、ポストカード買いました!

次回は5月編。「岸辺露伴ルーヴルへ行く」しか観ていないのですが、原作を交えた話や舞台挨拶上映の話もあるのでわりと長めに話すと思います。

以上、第4回の投稿でした。最後まで観てくださり、ありがとうございました!


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