見出し画像

空白はnoteが満たしてくれるから

静まり返ったリビングで、その日も私はカタカタと記事を書いていた。私以外の家族はみんな、2階で夢の中。

まさに日付を越えようとしているその時、突然電話が鳴り響き、心臓が飛び出るほど驚いた。こんな時間の電話は嫌な予感しかしない。

案の定、旦那の会社から呼び出しの電話だった。
すでに就寝していた旦那は、「ぐっすりと寝てましたよ」とでも言いたげな寝起きモード全開で電話に出ている。

どうやら出社確定らしい。

日付をまたいだ深夜0時過ぎ。寝癖そのままに早々と家を出て行った。この時間に出社とは大変だなと思うが、以前私も同じ会社に勤めていたので、それ以上の感情や驚きはなかった。
ただ、何もしてあげられない自分に少しの無力感を覚えた。

そんな旦那を送り出すことが、私にできる せめてものサポートなのだと自分に言い聞かせ、冬の夜に消えゆく車を見送った。

冷えた空気の中、残された私は子どもたちが寝ているベッドへ潜り込む。しかし会社や旦那のことがやけに気になり、あまり眠れないまま時間が過ぎ、結局明け方まで、寝たのか寝ていないのか分からないような状態で過ごしてしまった。

そのせいか今日は本当にパフォーマンスの悪い1日になった。

本当に何もしなかった。

重い身体を引きずって娘を保育園へ送り出した。帰ってくるとコーヒーを淹れ、昨日娘が私のためにと買ってきた雪だるまのパンを頬張り、マグカップから立ち上る芳醇な香りの湯気をぼーっと眺めた。

時間が止まったような静けさの中で、心の中だけが自由に動いていく。頭の片隅では「あれもしないと」「これもしないと」なんて囁き声が聞こえるが、今日はそれすらもため息混じりの深呼吸で追い払った。

身体も温まり、お腹も満たされると眠気が襲う。
身体は上手にできているなと感心するほど、それらの情報に敏感に反応し睡眠モードを起動してゆくのだ。

どうにか抗いながらも、家事だけでも…と懸命にこなす。が、ほとんど寝ていない事もあり呆気なく眠気に負けてしまった。SNSを眺めるでもなく、本を読むわけでもなく、ただただ寝る。何もせず寝ているばかりでは「無駄だ」と思ったが、ここで睡眠不足を解消しないと後々引きずりそうな気がして、今日を犠牲にすることにした。

4時間ほど寝た。

昼間に4時間も睡眠に使うとは。罪悪感が半端ない。ただ、寝ることに集中したためか、しっかりと睡眠が取れたと実感した。すごく身体が軽くなり、頭もスッキリしていた。

夕方からは、病院受診や習い事の送り迎え、買い物に夕食の支度などなど、タスクがひしめき合っていたが、難なくこなすことができた。

睡眠の効果は絶大だ。

そして明日からはしっかりと切り替えて、自分のタスクを一つでも前に進められるように…と心に誓った月曜の夜であった。


今日あったことを日記のようにひたすら文字に書き起こしただけの記事となってしまった。なんの捻りもない記事で申し訳ない。

ただ一つ気づいたことがある。今日1日を無駄にしてしまった罪悪感がこうやってnoteに吐き出すことで、ずいぶんと薄れたのだ。とにかく「こんなダメダメな私を晒していいんだ」と思えるようになったことが大きい。少しずつ、自分を受け入れるマインドが育っているのを感じて、なんだか嬉しくなる。

そして更にnoteには不思議な力がある。書くことを通じて、心が整理されたり、新しい気づきが生まれたりする。これからも続けていけば、どんな景色が見えるのだろう。そんな期待を胸に、これからも毎日小さな一歩を踏み出し続けたい。

それでは今日はこの辺で。みなさまサラダバー!



いいなと思ったら応援しよう!