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長生きするには必須! ブレスローの7つの健康習慣
irodori cafeへようこそ
今日はブレスローの7つの健康習慣についてご紹介します。
「7つの健康習慣」とは、1965年に米国・カリフォルニア大学のブレスロー教授が発表した研究に基づいたリストです。
この研究で、ブレスロー教授は約7000人近くの生活習慣データを20年分集めて分析し、長寿の人たちの習慣にいくつか共通点があることを見出しました。この共通点の中から厳選された項目が7つの健康習慣です。
今となっては日々の生活習慣の在り方が長生きにつながる、という考え方は珍しくないですが、当時としては画期的な研究で、ブレスロー教授が2012年に亡くなられた際もニューヨークタイムズ紙の追悼記事で教授を「喫煙や睡眠などの生活習慣を変えることでより長く生きられることを数学的に証明した研究者」と称しています。
この7つの健康習慣、言い換えれば生活習慣病にかからないための習慣、とも言えますね。
生活習慣病とは、ご存知の通り「健康的と言えない生活習慣」が関係してしている病気のこと。食習慣、運動習慣、休養のとり方、嗜好(飲酒や喫煙)などの「生活習慣」は、糖尿病、高血圧、がん、脳卒中、心臓病など、多くの疾病(しっぺい)の発症や進行に深く関わっていることが明らかになっています。
生活習慣病の多くは、発病してもかなり進行するまで自覚症状がほとんど現れないという共通点があります。なので、健康診断などで生活習慣病のリスクを指摘されたり、検査結果が病気の診断基準に達するほどの異常値であっても、それを自覚しにくいもの。 そのため、予防や治療というアクションを起こせない、または起こさない人が多いのが、生活習慣病の難しい点です。
ただし、逆に言えば、生活習慣病は、生活の仕方を見直し、改善すれば発病を防ぐことができる病気という言い方もできます。
今や日本や世界で、死亡割合の大半を占めるとも言われていますし、できることならば防ぎたいですよね。
そこで、こうした生活習慣病を避けるための指針の一つが、「ブレスローの7つの健康習慣」なんです。
この7つの健康習慣を身につける、身につけないによって、その後の寿命に影響することがわかっています。例えば45歳の男性なら、7つの健康習慣のうち6-7つを実施している人の場合はあと約33年生きられますが、3つ以下しか実施していない人は、あと約22年しか生きられないといった具合です。22年と聞くと長い!と感じるかもしれませんが、よく見ると6-7つ実施している人よりも11年も短いですよね。
さて、ここまでご紹介してきた7つの健康習慣。項目が気になる!という方も多いと思いますので、これからご紹介します。
実際、いくつ当てはまるか数えてみてくださいね。
ブレスローの7つの健康習慣とは、次のようなものです。
・喫煙をしない
・定期的に運動をする
・飲酒は適量を守るか、しない
・1日7-8時間の睡眠を
・適正体重を維持する
・朝食を食べる
・間食をしない
パッと見た感想としてはいかがですか?
「なんだ、こんなことか。」と思われた方は全て実施できている方かもしれませんね。
「うーん、分かってはいるんだけどなかなか…」という方は当てはまる項目が少なかったのかも。
先ほどの繰り返しになりますが、生活習慣病は日々の習慣を変えるだけで、防ぐことができる病です。
将来のリスクを抑えて、健康に生きていくためにも、改めて認識を変えて、できていない項目を変えるべく行動に移していきたいですね。