生魚
生魚が好きだ。
自分でもどうしてこんなに好きなのかわからないくらい大好きだ。生の魚を食すことによってもたらされる幸福感に支えられてわたしは生きている。お鮨とお刺身だけは毎日食べることになっても到底飽きることなく、ひたすら美味しい美味しいと言いながら元気に食べ続けることだろう。新鮮な生魚を手軽に食べられるということだけで、日本に生まれてよかったと心の底から思っている。食に限って言うと、美味しいお刺身とお蕎麦を食べたい一心で日本に住んでいると言っても過言ではないくらい、わたしの生魚に対する情熱は凄まじいものがある。さらに言うと、生ビールとお店の大将イチオシの日本酒があったならば、それはわたしにとって最高の贅沢である。特に、季節毎のその時にしか味わえない新鮮なお魚で呑むことができたならば、もうそれ以上言うことはない。冬であれば、寒鰤、フグ刺し、真鯛、のどぐろ。字面を眺めているだけで何だかわくわくしてくる。青魚も良い。偶然入った回転寿司屋で美味しい真鰯や鯖、脂の乗った秋刀魚なんかをいただいた時には、すぐにそこはお気に入りのお店リストに追加される。そして、お気に入りのお店がある都市や街を自然と好きになってしまう。自分でもちょろい奴だと思うが、胃袋を掴まれてしまったのだから仕方がない。そんなわたしは、今日も今日とて美味しい生魚を求めて旅に出る。
ところで最近、MSCという「海のエコラベル」なるものがあることを知った。
MSC「海のエコラベル」は、海を大切にして、ルールを守ってとられた魚につけられるマークです。
スーパーやレストラン、ファーストフード店で、MSC「海のエコラベル」がついたお魚を見つけることができます。
私たちがMSC「海のエコラべル」がついた魚をえらび、海を大切にしていけば、いつまでも魚をおいしく食べられます。
微力ながら少しでもサポートできたらと思う。よろしければご覧ください。
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