自由律ファンクフィクション
私こそが末代。恥の終点。
転生アニメの主人公のような経歴を持ち、
日常アニメより何も起きない日々を過ごす。
インターネット書き込みを直接受信したかのような言葉と思想で、
手のひらはもうどっちが表か裏か自分でもわかっておらず、
とばしたブーメランの悉くが自分の背中にぶっ刺さる。
タイムリープしたって結局こんな調子なんだろう。
でっけぇトラックと落ちてくる鉄骨には気を付けないといけない。
考え事をしながらぷかぷかと風呂に体を浮かべる。
他に浮かぶのは碌でもない事だけ。
画期的なアイディアはシャンプーと一緒に流れ落ちてしまった。
調子の外れた鼻唄をドライヤーの音でかき消して、
歌いたいところは歌い終わったけど、髪はまだちょっと濡れたまま。