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折部 慎太郎
2020年11月9日 00:16
7月7日。織姫と彦星の1年で一度の逢瀬。私の苗字は川瀬。父の包茎手術が成功しますようにと短冊に書いたお願いは、織姫様と彦星様に届く前に、母にくしゃくしゃにされゴミ箱の闇へと消えてゆきました。父と母の出会いは20年前の七夕でした。父が、女子大の寮の門に飾ってあった笹いっぱいにつり下がった短冊を、女子大生のパンティだと勘違いし、盗んだことがきっかけでした。当時女子寮の寮長だった母は、短