雪の世界遺産を歩く① 日光二荒山神社
日曜日に世界遺産「日光の社寺」を歩いてきました。
休日に近くを通ると、いつも観光客でごった返している場所。そのため、栃木県に住んで11年経ちますが、これまでに訪れたのはほんの数えるほどです。
この日はお目当てのパークゴルフ場が雪のため休館だったこと、そしてまだ朝の早い時間帯だったこともあり、少し足を伸ばして日光東照宮へ行くことにしました。
はじめに、日光の社寺について簡単に書いておきますね。
少し離れたところに車を停め、まずは日光東照宮へと向かいます。
人通りは思っていたよりまばら。今日なら参拝できるかもしれないと、うきうきしながら階段をのぼります。
しかしながら鳥居をくぐってみると、小学生の列がずらりとありました。修学旅行なのか遠足なのか、楽しそうにはしゃぐ子どもたちの様子はとても微笑ましい。けれど今の時期、人混みの中に入るのは少しこわいなぁ。
結局、日光東照宮はまたの機会にして、ふたつめの建造物日光二荒山神社へ行きました。
東照宮のすぐ横の歩道(上新道)を歩きます。大きな杉の木に囲まれた道は、前の日に降った雪が残ったままでアイスバーンの状態でした。
しんと静かな道、灯籠、石垣、木漏れ日、空。
写真をたくさん撮りたい。けれども、つるんと滑って足元がおぼつきません。もたもたしているうちに、主人はずいぶん先へ行ってしまいました。
塀のすぐ奥には東照宮の建物がほんの少し見えて、ちょっと得した気分。黒と金を基調としていて重厚感があり、きりりと美しかったです。
日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)
上新道をまっすぐ200メートルほど進むと、日光二荒山神社の門が見えてきました。
日光二荒山神社は、日光における山岳信仰の中心として古くから崇拝されてきた神社です。「ふたらさん」と呼ぶことを初めて知りました。
栃木県の宇都宮市内にも宇都宮二荒山神社があるのですが、祭神が異なり名称の由来も異とされるため、全く別の神社なんですって。
また、日光二荒山神社の主祭神は、招福や縁結びの神様「大己貴命」で、縁結びのご利益で人気スポットなのだそうです。
拝殿でお参りしたら、主人が投げたお賽銭が箱の上でポンポンと跳ねて、踊っていました。
境内には大国殿や朋友神社、化け灯籠などの重要文化財をはじめ、目の病気が良くなるという霊泉(すごく気になる)やパワースポットが半径100メートルほどの範囲にぎゅっとつまっていて、見どころ盛りだくさん。
ゆっくりと歩きたいところでしたが、参拝する人が徐々に増えてきて、主人は「次の場所に行くぞ」。写真を撮るタイミングがないまま、あわててあとを追いかけました。
燈篭に生えた苔が日差しを浴びて青々としていました。
自然の風景や植物に比べて、大きな建物を撮影するのはなかなか難しいですね。そして建造物の美しさをとらえるのは、もっと難しい。
もう少しじっくりとみたかったなと後ろ髪を引かれつつ、日光輪王寺にある国宝、大猷院へと向かいました。
思いのほか写真が多くなったので、今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます(о´∀`о)
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