しずかな高原時間。ミニチュアホースとふれあう
連休初日。台風前の蒸し暑さから逃れるように、日光市の霧降高原にある大笹牧場へ行ってきました。
男体山の北東に広がる霧降高原を南北に貫く霧降高原道路は、ニッコウキスゲの咲くキスゲ平園地や霧降の滝など、四季折々の景色を楽しめる人気のドライブルートです。大笹牧場はその最高地点、標高約1,300mの場所にあります。
レストハウスは混雑していたので、そのまま小高い丘へ向かいました。
こじんまりとしたオートキャンプ場を通過して、たどり着いたのは「こやぎの丘」。ヤギやひつじなどの動物たちと触れあうことができる場所です。
気温20℃。車を降りたら空気がひんやりしていて、半袖だと肌寒いくらい。
連休とあって、家族連れが動物たちに餌をあげていました。子どもたちの声とメエーと鳴くひつじの声が響き、普段よりずっと賑やか。密を避けて、奥の牧草地へ歩いて向かいます。
いたいた。
いつもエサをあげているポニーちゃん(ちょっと気弱)です。梅雨時期にみた時より毛並みが綺麗になって、元気そう。
高さ約1mの小型の馬で、ポニーの中でも特に小柄なミニチュアホース。世界でも珍しい動物なんですって。ずんぐりしてて、おとなしくて、可愛いの。
少し離れたところにもいました。
持っているエサをしゃかしゃか振りながら2頭にむかって「おーい」と呼んでみました。
すると声(というかエサ)に気づいて、とっとこ走って来てくれました。
とっとっとー(7秒)
はじめまして。きみは毛艶がよくて、若々しいね。
もう1頭は、こない。
こやぎの丘にはガチャガチャタイプの餌の自動販売機があって、動物たちに餌やりができます。一個100円で、モナカの中に小さなエサが入っています。
モナカをぱかっと2つに割って、少しずつあげます。動物たちは人に慣れていて、手や指を噛んだりすることなく上手に餌を食べてくれます。
手のひらに餌をのせて口元へ近づけると「はむっ、はむっ」と上くちびるで餌をすくうように食べていました。ポニーちゃんのくちびるはざらりとした感触で、ほんの少し湿っています。大きな口が手のひらを撫でて、くすぐったい。
あっという間に餌がなくなり、夫がふたたび買いに行きました。待っている間、ポニーちゃんたちを観察します。
噛み切るというより、首を横にふって草をむしり取りながら食べていました。
よろしければ動画もどうぞ。(30秒)
個人的に、たてがみを無造作に振るしぐさが好き。
ふわふわのたてがみと、ブロンドのまつ毛がきれい。瞳の色はなんというんだろう。青みがかった白に、大きな黒目。すーっと吸い込まれそうな…
餌を食べている合間にそっと鼻すじをさわってみると、フワッとあたたかかったです。
なんといっても足元がかわいい。
関節ごとに毛の色や長さ、質感がそれぞれ異なっていて、ふわっふわ。まるでファーが付いたブーツを履いているみたい。季節を先どりだね。
他のポニーにぐいぐい押されて餌を譲るポニーちゃん。だいじょうぶ、ちゃんとみんなの分あるから。
きみは優しいね。いいこ、いいこ。
涼しくて日差しも少ない午後。
ポニーたちにとっても過ごしやすい気候なのか、みなとてもリラックスしていました。
ほんのひととき、癒しの高原時間を過ごしました。
ありがとう、また来るね。
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