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『おかあさん』のカレー 母と姑と私と

懐かしの家庭の味を『おかあさん』のというのも、ジェンダーレスの令和時代にどうかとも思うのですが、昭和の思い出なのでご容赦ください。

■母の鶏ももカレー

実家の母が作ってくれた、成長した私が「今日は私が作るからお母さんはのんびりしてて」と言ったカレーは、鶏もも肉とにんじんジャガイモ玉ねぎのカレー。
ただし、具はピンポン玉くらいの結構大きめサイズでした。

鶏肉を色がつくまで炒めて取り出し、同じ鍋で野菜を炒めアクを取りながら柔らかくなるまで煮込み、ルーと鶏肉を入れて一旦冷まして味を染み込ませてからとろみが付くまで温めます。

■姑の牛ひき肉カレー

結婚当初、姑がよく差し入れてくれたのは、牛ひき肉とにんじん玉ねぎナスにニンニクを効かせたカレーでした。

半分に切って芽を取り除いたニンニクを3、4かけと牛肉を炒め、薄い半月切りのにんじん、1cm幅のくし切りの玉ねぎ、乱切りのナスを炒め合わせたところに水を入れてとろけるまで煮込み、ルーを入れます。

同じ市内なのに全然違うカレーで驚いたものです。

■私の豚こまカレー

そしてこの2つがフュージョンしたはずの私のカレーは、全く別物になりました。

豚こまに親指大の乱切りにしたにんじんジャガイモと、1cm幅のくし切り玉ねぎを更に半分に切ったもの、輪切りのピーマンが基本です。

ここに、季節によってナスやトマトが入ったり、きのこが入ったり、レンコンごぼう大根が入ったり、キャベツやなばなが入ったりします。
ピーマンとゴーヤが、じゃがいもと里芋が入れ替わることもあります。

フライパンで炒めて土鍋で仕上げます。

今回の見出し画像は冬のカレー。里芋にんじん大根ごぼうコンニャク、油揚げも入った豚汁風カレーです。

ご飯は雑穀米になったり玄米やコーンを混ぜたりもします。

□子どものカレーは?

私のカレーはルーも決まったものが無く、特売で適当に買ってくるので、私の子どもが大きくなったときに思い返す「お母さんのカレー」は無いかもしれません。
もしかしたら、「お母さんのカレーは何でもありだった」と思い出すのかもしれません。

だから自分のカレーも何でもありだと気軽に挑戦してくれたらいいなと思います。
カレーだけじゃなく、色んなことに楽しんで挑戦してくれたら嬉しいと思います。

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