OrgofA「父と暮せば」稽古後配信抜粋①
2024年7月4日~7日、北海道札幌市で「父と暮せば」を上演するOrgofA。
そのオンライン稽古直後に行われた、Xでのスペース配信の様子を一部ご紹介します。
-オンライン稽古が始まって
飛世:「父と暮せば」のオンライン稽古が始まって、いかがでしょう?
鹿目:いや~、面白いですよ。自分は「父と暮せば」という作品を2022年からやらせていただいているんですけど、新しい風が吹いたなと思って。
飛世:ここで「父と暮せば」を知らない人もいるかもしれないので、あらすじをご説明させていただきます。
-Wキャスト上演について
飛世:登場人物は娘と父ですね。今回逸人さんと一姫さんが札幌チームとして、私と松井さんが名古屋・札幌混合チームとして上演させていただきます。全然タイプ違いますよね。
鹿目:本当に違います(笑)これは全然違う2組が出来ちゃうぞって演出的には楽しくなっちゃって、違うことを大事に作っていきたいという気持ちになっていて。舞台セットが一緒だとしても全く違う風景が見えてくるんじゃないかなって思ってます。
明 :僕、初めて本読み参加させていただいた時に、その日まず僕と一姫からやったんですけど、その後松井さんのを聞いたらめちゃくちゃ俺と違ってて(笑)これやばい、俺怒られるやつだ!と思って(笑)
服部:2人ですごい会議しましたもんね。全然違うぞこれ!どうなるんだ!?って(笑)
鹿目:もう、だからこそですよ。やっぱり二人芝居だから、見えてくる風景が人によって変わるんだなっていうのがよく分かりました。
松井:僕2年くらい名古屋でつくっていたんです「父と暮せば」を。でも今回また新しくつくらなきゃいけないなと思うし、4人でつくっているので自分が演じる役も逸人さんが読んだのを聞いて「ああ、なるほどな」と思ったりして。飛世チーム・一姫チームみたいなチーム分けしてるけど結構ワンチーム感あって、それが楽しいです。
-舞台は広島
服部:(稽古以外に)飛世さんと一緒にセリフ合わせをしていて、言いたいことはわかるんだけど広島弁でなんて言えばいいかわからなくなります。
飛世:できる限り一言一句間違わないように入れようっていうのが目標であって、広島弁なので私たちが慣れない言葉が出てきたときに「さあ3択です!どれでしょうか!」みたいなことをして覚えています。
明 :難しいですね広島弁は。どこの方言だってそりゃ難しいんだけど、濃ゆいですよね。この濃ゆさはちょっと札幌の人に体感してほしい要素のひとつですね。
飛世:以前私が「父と暮せば」を観たときに、最初は方言でちょっと遠いなみたいな気持ちになったんですけど、(だんだん)これ同じ国の同じ人の言葉だ、私の近くにあることだみたいな気持ちになったんですよ。生活していることなのか、それとも戦争や原爆のことなのかっていうのが、自分の中でちょっと近くなった作品だなっていう風に私が観たときは思ったかな。
このスペース配信のアーカイブ視聴はこちらから。(2024/05/16配信分)
(視聴にはXのアカウントが必要です)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?