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10年間の恋愛依存症から抜け出した26歳の話

10代の頃から、
私は「かわいいね」と言ってくれる人が好きだった。
自己肯定感が低かったから、
褒めてくれる人に依存していた。

1番たくさん褒めてくれた人と付き合った。
その人がいないと、自分を保てなかった。
自分の嫌いなところを埋めてもらわないと、
生きていけないと思っていた。

だけど、 その人は既婚者だった。
5年間も付き合っていたのに、それに気づかなかった。

なぜなら、彼は 「言葉」で私を満たしてくれたから。
「来世まで一緒にいたい」とさえ思った。
既婚者だと知ったとき、すべてが崩れた。
「言葉で嘘をつく人って、本当にいるんだ」 と、
初めて知った。

それでも、恋愛依存は抜けられなかった。

「もう二度と、こんな思いはしたくない。」
そう誓ったはずなのに、私はまた恋に落ちた。

恋愛をすると、自分がいなくなる。
相手に合わせ、相手の気持ちばかり考え、
本当はどうしたいのか を、また無視していた。

ただ、 愛されたかった。

結局、愛は外にはなかった。

今年1月。
私はやっと気づいた。

「結局、愛は外にはなかったんだ。」

本当に必要だったのは、
誰かに愛されることじゃなく、
自分で自分を愛すること。

自分の嫌いなところも、自分で受け入れること。
誰かに埋めてもらうのではなく、
自分自身で満たしていくこと。

そして、ようやく私は 恋愛依存症から抜け出した。

26歳。
「私の人生を生きよう。」
そう、決めた。

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