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病態生理は介護で必要。

今日は、zoom研修での一コマ。

対面式の研修ではなく、zoom研修が一般化した雰囲気です。

自宅で研修を受けるので楽な半面、苦労することもありますね。

リビングで研修を受けると、

「トイレも気を使っていかれへん」 と家族から叱られます。

申し訳ありません。謝るしかない。

長時間の研修だと、途中で休憩がありますが、会場受講の場合は

10分から15分あったのが、5分と短縮される。

トイレ休憩なので、致し方なし。と思っています。

いままで病態生理まで踏み込んだ研修をほとんど受けていないので

言葉がチンプンカンプンでしたが、受講し終えるとなんとなく覚えている。

これが一番の収穫かもしれません。

レビー小体の主成分は、αシヌクレイン(タンパク質)


このタンパク質がどんな働きをしているかは、いまだに不明。

健常人の脳内にも存在しているが、 αシヌクレインが凝集すると

神経毒性をもつ凝集体に変化し、他のタンパク質を巻き込んでさらに

凝集する。これがレビー小体。こうなると神経細胞が変性し、死滅する。

またレビー小体型認知症とパーキンソン病には、共通点と相違点も

あるようです。

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■脳幹から病変が現れるのがパーキンソン病
(中脳の黒質が運動の制御を担っているため)

■大脳皮質から病変が現れるのがレビー小体型認知症
(大脳皮質が認知機能を担っているため)

病変が現れる場所が異なる

共通点は、レビー小体型認知症は、パーキンソン症状が出てくる。

では、パーキンソン症状とは何か?
最初の介護現場で、小刻み歩行をされている利用者さんをみたとき
先輩から、「パーキンソン病なんだ」と言われたのを思い出しましたが、

実はパーキンソン症状は、運動症状と非運動症状に分かれるそうです。

からだの動きに関する症状のずいぶん前から、
自律神経症状や睡眠障害、うつなど
からだの動き以外の症状で苦しんで居られるかたが多い。
非運動症状の方が、その利用者さんのQOLに関わっています。


高齢者パーキンソン病おける運動性の症候

・静止時振戦
座位で手を膝の上に置いたときに片側の上肢に見られることが多い。暗算などの精神的緊張を負荷すると出現しやすい
・無動・寡動
動作の開始や動作が緩慢になる。表情の乏しさ(仮面様顔貌)、書字が徐々に小さくなる(小字症)
・筋強剛(固縮)
他動的に患者の肘や手首を屈伸する際に抵抗を感じる。持続的な抵抗(鉛管様)や断続的な抵抗(歯車様)がある。
・姿勢反射障害
立位の患者の両肩を後ろから引いたり、前に押すと立ち直ることができず倒れたり、突進してしまう。

レビー小体型認知症の運動症状

・70%に出現する
・静止時振戦は末期まで目立たない
・筋強剛
・姿勢反射障害
・仮面様願望
・小字症
・嚥下障害

ここで疑問が出てきました。
利用者さんで、パーキンソン症状があるような
ないような方 (どっちやねん) がおられる。

研修の中でも以下の内容が出てきました。

パーキンソン症候群とは


パーキンソン病ではないが、パーキンソン病によく似た症状が現れる病気をまとめて「パーキンソン症候群」という
その中でも、薬剤性パーキンソニズムがあるようです。


・歩行障害や無道・寡動から始まることが多い
・振戦は少なく左右さが目立たない
・抗精神病薬などで発症する頻度が高い
・多くは服薬中止により症状は数週からスか月で回復する

あの利用者さん、「パーキンソン症候群」かも?

今回の研修では、初めて聞く言葉や内容が多かったのですが
利用者さんが、少しでも不利益にならないために
「今、できることをやる」 これが目標でした。

脳みそが、破裂しそうでしたが何とか終了しました。

最後までよんでくれて、ありがとうございます。
あなたにとって、今日も良い1日に、なりますように♪
心からの感謝をこめて


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