― 「ところかまわずナスかじり」第317話 大器晩成型ロボット ―

博士「と、とうとう完成した!ロボタン2号!うーむ、感無量だわい。思い返せばロボタン1号をついつい破壊して2年・・・・。じつに長かった。大体ロボットのくせにワシよりも将棋は上手いわ、IQは上だわ、助手のミチコに手を出すわ、いいところだらけのロボットなんぞ要らんわ。このロボタン2号、適当にバカ。これが難しいのだ。ファジーにバカ。わはははは。どれ、スイッチを入れてみようか。」

ロボタン2号「・・・・はあぁ、めんどーくさい。」

博士「お、おいっ!初動のセリフで『面倒くさい』とはなにごとじゃ!」

ロボタン2号「はぁ~・・・・。・・・・で?」

博士「う~む。これはなかなかのダメぶりじゃわい。おい、ロボタン2号。この波動関数を計算してみろ。」

ロボタン2号「ウンコ。」

博士「おお、いきなり排泄物で来おったわ!」

ロボタン2号「チンコ。」

博士「うーむ。やはりそこか・・・。こら、ロボタン2号!ちゃんと会話せんか!」

ロボタン2号「エホッ、エホッ、エホッホ、エッホ。」

博士「な、なぜ笑いながら踊る!しかも、そ、それはコサックダンスか?!く、・・・だんだんムカついてきたぞ。」

ロボタン2号「エホッ、エホッ、頭頂ハゲ!頭頂ハゲぞう!」

博士「ぐ・・・、ワ、ワシが一番気にしてることを!!!お、お前なんぞ、こうしてやるわ!!!!・・・・・・・・あ、首取れちゃった。」

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