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6年間毎日続けた「自分を幸せにするための」タイムマネジメント(時間管理)

■はじめに

まずは下の写真を見ていただきたいです。これは、6年前(18歳)から、毎日毎時間スケジュールを記録した僕のスケジュールノート(A4サイズ)達です。僕は現在24歳。計70〜80冊に登っていました。

18歳〜24歳現在まで毎日毎時間のスケジュールを記した

きっかけは大学受験期。僕は2浪して早稲田大学に入ったのですが、学力を絶対に上げなければ「大学生になれない」という状況の中、必死に工夫を重ねた結果、いつの間にか自分なりの自己管理術、時間管理方法が確立されていました。(2浪目は宅浪だったので特に助けられました。)

やっとのことで(地頭の出来の悪さに苦労しました)学力を上げることができた僕は、大学入学後、たくさんのやりたいことをやり切るため。そして学問や仕事で「最大限の成果を出すため」。大学受験期に培った時間管理術をずっと磨いていきました。

特に人に教えるものでもなく、押し付けてしまうことも嫌だったので、あまり人に伝えていなかったのですが、最近、僕がやっているポッドキャスト番組「おおきなかぶは抜けるのか?」で一緒に話しているお二人に、「めちゃくちゃいい!」と言ってもらえました。

もしかしたら他の人の役に立てるかも???

そんな思いで、できる限りのことを記していければいいなと思います。

(無名の人間が何を言っているのか?という声が聞こえて来ますが(その通りです笑)。少しだけお時間を頂けると、少しは役に立つことをお伝えできるような気がしてます。6年間「全力で。真剣に向き合ってきた」ということだけは胸を張ってます。)

僕のスケジュールノートです!手書きでカラフルに。書いていてかなり楽しい

僕のかけがえのない一部となっている「スケジュール管理」。ただ、「スケジュール」や「時間管理」という言葉からは「縛られる」「拘束される」「強靭な自立精神が求められる」という負のニュアンスを感じる人がほとんどだと思います。

しかしながら、僕にとってはまったくの逆です。

自分の人生を幸せなものにするため」のスケジュール管理ノート。「自分を拘束するため」では決してなく、「自分の快楽と幸福を追求するため」のノートです。

「自分が忍耐強くあろう」とか「縛り付けて従わせよう」という類のノートではありません。これは「人間の意志力は本当に弱く、人間は本能には抗えない」ということを強く認識するための方法。その事実を受け入れる。ありのままの自分を受容してあげる営みです。

18歳の自分も、ノートに書いていました。この6年間の全ての時間に、自分は何をしていてどんな感情で居たのかが全て記録してある。そんなノート達。
自分と向き合った全ての跡が残っています。

そして「自分を縛るため」ではなくて「自分の生活を豊かにするため」「自分の人生を幸せなものにするため」にスケジュール管理があると強く認識しています。

「拘束」から「解放」へのパラダイムシフト。

時間に縛られず、今この瞬間をマインドフルネスに生きるため。かけがえのない一瞬一瞬を密度濃く生きるため。僕はこの「スケジュール管理」に助けられて、今を全力で生きれています。

そのことをどうにかして伝えたい…。その想いで自分なりに整理してみます!少しでも誰かの役に立てれたら嬉しいです。
(少し長くなります。⇩目次を上手く活用していただけると嬉しいです)
(■が大論点。・が小論点です。時間の無い方は■の部分だけ読み進めて頂いても構いません)

■全体の構成

まずは、実際に自分がどんな風にスケジュール管理ノートを書いているか?

大きな流れとnote全体の構成をお伝えします。

6年間毎日毎時間続けています。これは「スケジュール管理ノートを書くのが楽しいから!」に他なりません。毎日がワクワクするものに変わるから、この営みを辞めることができないんです。写真を見て少しでも「ワクワク」させることができたら嬉しいなと思ってます。

僕はスケジュール管理をする際は「年→月→週→日」というように、抽象度を下げながら順に計画を立てていくという流れを、現時点では取っています。それらの方法をnote全体を通して伝えていきたいなと思っています。(数回に分けてコンテンツを作っていくと思います)

年の目標。これは去年1年間「こんな人格を目指そう」という目標を書いています。
月の目標はこんな感じです!より具体化されています。
週の目標はもっとキャッチーに!
マインドマップ方式が最高に良くて、
約4年間、毎週書いています。

「年→月→週→日」という流れで現在スケジュールを立てていますが、僕自身がスケジュール管理の「勘」のようなものを培っていったのは、完全に「年→月→週→日」とは逆の流れでした。

つまり、「日→週→月→年」。一日単位のスケジュール管理を体得して、それから時間軸を先へ大きく引き伸ばしていけるようになった、ということです。

実際に、スケジュール管理を始めて初期の頃は、ほとんどを「1日のスケジュール管理」に注力していて、年や月、週の目標はざっくりとしか立てられませんでした。スケジュール管理の「勘」を掴んだ後に、徐々に時間軸を大きく見つめていき、抽象度を上げながらのスケジュール管理も出来るようになっていきました。

「今をマインドフルに生きるため」という僕のスケジュール管理の目標があります。なので、まずは現在(1日単位)にフォーカスして、徐々に時間軸を引き伸ばしていく、という流れに自然となったのだと思います。

このnoteでは、「1日単位のスケジュール管理」の方法から詳しく紹介していき、進んでいくにつれて、時間軸の抽象度を挙げて目標を設定していくやり方を説明していきたいです。(数回にコンテンツを分けます!)

■今をマインドフルネスに生きるとは?

そもそも「マインドフルに生きる」とはどういうことか。スケジュール管理における僕なりの定義を先に示しておきます。それは

「その時間の集中力を最大化すること」である。

ちょっと硬くて身構えてしまった方が居るかもしません。(すいません)

しかしながら、これこそが「マインドフルに生きる」ということに他なりません。没入感。その感覚こそ、人間に多幸感をもたらします。

この没入感をどんな時でも感じていこう、という指針があります。だからこそ、毎日が楽しく幸福感に満ち溢れてたものになります。

幸福感の他にもこの定義が意味することがあります。この定義は「その時間においてどれだけ集中することが出来たか」ということです。集中力によってまさにその時間の成果は大きく違ってきます。

故に、たくさんの物事を達成できるようになります。出来ることが本当に増えるんです。日々が充実感をもって過ごせるようになります。

物事を達成していくためにはただ単に、時間を多く取る、時間をたくさん割くというよりも、その時間の密度をどれだけ濃くできるか。それが最も大切になってきます。

ここで少し話が逸れますが、「成果」や「達成」などの言葉にはどうしても強迫観念が付き纏ってしまいます。でもあまり重く捉えないでください。

このスケジュール管理ノートは「プロセスフォーカス」に最も重きを置きます。つまり、プロセスを踏んでいる今この瞬間に最大限集中し、その結果「勝手に成果が出ている」というイメージだということです。

プロセスの質が高くなければ良い結果は出ない
如何にプロセスフォーカス出来るか
そして大前提そのプロセスを「正しいモノ」に出来るか

それを、このスケジュール管理ノートでは考え抜いていきます。

話を戻します。如何に集中力を高め、時間の密度を濃くできるかを考え続ける営みこそ「スケジュール管理」である。そして、まずは集中力を発揮できる自分を知り、そして多くの時間を集中力を最大化した状態で過ごしていく。その積み重ねが勝手に成果を生み出します。

「集中×時間」

この公式をずっと意識してきました。まず大前提「集中」しなければいけない(質の問題)。そしてそれだけではなく出来るだけ多くの時間を最大限の集中で過ごす(量の問題)。「自分と向き合う」ことで、この質と量の問題をどちらもクリアしていくことができます

(完璧は絶対に不可能です。でもそれを受け入れることもできるし、世界が変わってくる、そんなスケジュール管理ノートです。)

「今この瞬間の集中力を高めるためにはどうすればいいか(質)」そして「それをどう継続していけるか(量)」の両方を考え続け、工夫を重ねてきた僕の経験を紹介していこうと思います。どれだけ役に立てるか分かりませんが、届く人が少しでもいればとても嬉しいです。。。!

ではいきます!「1日単位のスケジュール管理」の方法からです。

■一日単位のスケジュール管理

言葉での説明よりも、まずは実際にどんな感じでスケジュール管理ノート(僕は「スケジュールA4ノート」と呼んでいます)を書いているか!?

スケジュールA4ノート(再掲)

このように、カラフルでかつ全て手書きで作っています。スペースや色にも全てに意味を付与しているので、そのやり方を説明していきたいです。

その際に、スケジュール管理に関する様々な「エッセンス」のようなものにも触れていきたいと思います。スケジュール管理をしていく中で得た「エッセンス」のようなものは、誰にでも応用可能な発見だと感じてます。なので、僕はそこをきちんと伝えれるように頑張っていきます。

一方で、具体的な方法は、あくまで僕自身のやり方です。みなそれぞれ、合う合わないが必ずあると思います。僕のやり方をそのまま完璧に踏襲するよりも、各人のオリジナルなスケジュール管理ノートにしていくことがとても大切だと思ってます。

そうすることで、スケジュール管理をすることが何よりもワクワクします。毎日が創意工夫に満ち溢れた能動的な生活になっていく。応用可能性が無限大な方法だと感じています。ですので、僕の具体的なやり方については参考程度に聞いてください。

・一日単位のスケジュール管理の全体像

まずは、具体的にどのようなやり方なのか。僕のスケジュール管理の方法論の全体像を本当にざっくりと説明していきます。詳しい様々なエッセンスが各々の方法でありますので、詳細は後述していきたいなと思います。目次を参考に追ってみてください。

黒ペンでスケジュールの「大枠」を作る
緑ペンで具体的な行動を指定していく
赤ペンでその時間の目標を設定していく
青ペンで各時間のフィードバックを記録していく
青ペンでは「タイムログ」も記録していく

青ペンは様々なフィードバックを記録していくので(詳細は後述)、その時間の様々な感情もありのままに記入していきます。上手く行かなかったら、上手く行かないこと。飾らず正直に記録していきます!

上手く行かなかったら残念マークを書いてます。

一方で、その時間の幸せ感も記録していきます!おおげさなくらい叫んでます。

幸せな時間は幸せだと言う!こういう時間を増やしていけるように、創意工夫を重ねます。


■「レールを敷く」感覚

まず大前提、スケジュール管理では「レールを敷く感覚」がとても大事になります。分かりやすく言えば、スケジュールというレールを敷いて、そこに自分を乗せていくような感覚です。

人間は基本、意志力があてにならない。「絶対これをやろう!」といくら強く想っても、実行できないことが多すぎます。

スケジュールを立てていない状態だと、その時々で「次はなにやろうかな?なにをやればいいんだろう?」と悩んでしまう。その瞬間に色々な誘惑が生まれ、そちらに流れてしまった経験はあると思います。

よく考えれば納得です。全力で集中して作業をした後に、次に何をしようかと考えても、頭が疲れているために思考力は低下しています。効率の良い行動は何だろうか等のことは全く熟考できないはず。少なくとも、物凄い時間と労力が掛かります。

そして、タスクの合間にそういったことを考えてしまうのは頭を働かせてしまっている証拠です。なので、実質的な休憩時間も取れずにどんどん生産性が下がってしまいます。(休憩は集中力の観点では最重要事項ですので、詳しく後述します)

だからこそ、スケジュールを立てること。スケジュールというレールを敷いて、ある一つのタスク(時間)が終わり、行動を切り替える時には、無駄なことを決して考えず、次にはノートに書いてあることを「ただやる」だけ。

レールに乗るだけの状態にすることが大事です。


■「未来」を考える時間を切り離す

なので、スケジュールを立てる時間は、「まとめて確保すること」。これが大原則になります。やることが終わったらその都度その都度やること考えるのではなく、まとめてスケジュールを立てる時間を取る。その時間で「レールを敷く」作業を行い、後の時間はそのレールに乗るだけの時間にすることが肝要です。

「計画」というのは「未来」のことを考えること。だからこそ多くの人にとって、「今この瞬間に集中するマインドフルネス」とは程遠い感覚があると思います。

確かに、ずっと漠然と未来のことを考えることは不安に直結し、今この瞬間をマインドフルには決して生きられません。しかしながら一方で、今まで述べてきた通り、計画を立てないと(レールを敷かないと)最大限の成果が発揮できないことも事実です。

そこで「計画」という「未来」を考えていく時間をまとめて確保するのです。逆を言えば、「計画」を立てる時間以外は「未来」のことを一切考えない。後先のこと(もちろん過去のことも)を一切考えなくてもいいようにするために、レールを敷くという作業を行う。

そうすることで「計画」を立てるという営みが「マインドフルネスに生きるため」の準備だという認識になります。その捉え方が本当に大切です。

「未来」を考える時間を切り離す

・スケジュールを立てる時間の話

(繰り返しで申し訳ないのですが、「・」の事項は小論点になります。時間の無い方は「■」だけを順に読み進めて頂いても構いません)

では「いつ、どのようにスケジュールを立てるのか」。僕の取り組み方を少し紹介します。

何度も言いますが、予定を立てるときの大原則は「予定を立てる時間をまとめて取る」ことです。レールを敷いていく作業は本当に頭を使います。よく考えて、練りに練らなくてはいけません。

なぜこんなにも強調するかというと、実践者として何度も経験することになると思うのですが、1日の中で他のやることが多すぎると「予定を立てる時間」を真っ先に省きたくなるんです。どうしても目の前のやること(To Do)の方が、予定を立てる時間よりも優先度を高く感じてしまう。

しかし、この6年間何度も葛藤して、この時間を省けないものか?と色々と考え、色々なことを試し続けた僕は断言できます。

「絶対に省けない……」

この結論に至りました。1日に30分から60分(How Long)を「スケジュールを立てる時間」として確保する。その予定を立てる時間を十分に取った時とそうでない時では、効率、集中力、生産性、成果において雲泥の差が生まれてしまいます。

なので、スケジュールを立てる時間をまとめて確保する。これは大前提として話を進めます。

では、いつその時間を確保するのか(When)。僕は朝イチの30分(~1時間)でスケジュールを立てる時間(レールを敷く時間)を取って来ました。

これはあくまで僕個人の一番合っている方法ということなので、参考程度に聞いてください。何度も言いますが、自分に合った自分なりのスケジュール管理方法を、自分で工夫して見出していくことこそが大切だと感じています。

僕が朝に確保する理由としては「朝イチの時間に最も頭が働くから」です。つまり、自分が一番集中できる時間をスケジュールを立てる時間にするべきだ、と僕は考えているということです。

ここでは合理的な思考を採用しています。ちょっと小難しい言い方になってしまいますが、「投下した時間数に対するリターンが最も大きいタスクを、最大限の集中力が発揮できる時間帯に当てる」という僕の方針があります。

つまり、僕はこの6年間で、スケジュール管理の時間こそが、他のどのタスクよりも最も大きなリターンが返って来ている、と感じているということです。実際、多くの人にとってそのことは当てはまるだろうと、僕は考えています。僕は、最も集中力が発揮できる朝の時間に「スケジュールを立てる」というタスクを当てています。

時間としては30分~60分を目安に確保しています。60分以上時間を取ると、思考の飽和点(それ以上いくら考えても質が上がらないライン)に達してしまう実感がある。なので、30分から1時間の時間です。裏を返せば、30分は必ず確保しなければいけない、という事実が僕には見えてきました。

いつどのようにスケジュールを立てるか?
(When) 朝イチの時間帯
(How Long) 30分~60分

・2日分の予定を立てておく話

「予定の時間をきちんと取ること」の他にもう一つ重要なことがあります。それは、その日だけでなく「次の日の予定まで立てておくこと」です。

「予定というレールを敷いて、後はそれに乗っかるだけ」という大切な観点から考えると、この事は納得できるかもしれません。

朝にその日の予定を立てる。レールを敷いたおかげで、夜までの予定はこなせた。でも次の日やるべきことは何であるか、どのくらいTo Doとどのくらいの「可処分時間(後述します)」があるか、把握していない。きっと時間はたくさんある。少しくらいスマホを見て夜更かししても大丈夫だろう。

このような思考フローを辿ってしまうことが想像できます。たとえ、このように自覚はしていなくても、無意識ながらそのような思考になっている。それが人間という生き物です。

(こういった「人間の本能」「人間の怠惰さ」「人間の弱さ」を認識していく作業、メタ認知していく営みこそ、スケジュール管理の本質です)

結果、きちんと朝起きられない。

朝という(僕にとって)頭が一番冴え渡る時間を無駄にして、スケジュールを立てる時間も確保できない。そして、毎日の外部から強制される予定(締切や人との予定、出社時間など)を受動的にこなす日々を過ごしていく。まさに悪循環です。もしかしたら思い当たる日々を過ごした経験がある人も居るかもしれません。

そこで、どうやったらそれを防ぐことができるのか

僕はそこで、次の日の予定まで立てておけば上手く行くことに気づいきました。1日に2日分(当日と翌日)のスケジュールを考えていくことを勧めてます。

次の日までの予定を立てるメリットは沢山あります。「明日もやらなくちゃいけないタスクがこれだけある」と可視化できる。そのことにより、「時間通りに起きないと(レールにきちんと乗らないと)物事をこなせず、前に進めない」という良い意味での緊張感・焦燥感が生まれる。ダラダラしなくなる

可視化は何事においても非常に大切であると思われるのですが、特にスケジュールにおいては、

■どのくらいのタスク(やりたいこと、やるべきこと)があって
■それらにどのくらいの時間を使えるのか(「可処分時間」


を可視化することは非常に重要です。ダラダラしたいな、という人間の本能へのありがたいストッパーになってくれます。

競馬のスタートゲートのように。勝手に走り出してしまうのを防ぐストッパーになってくれる

また「次の日のやることを明確に把握しているから、先が見えない不安感が緩和されて前向きになれる」ということも、個人的には実感しています。

これはどういうことかというと、例えば試験勉強です。未来の「可処分時間(自分がどのくらい時間を使えるのか)」を可視化していないと、試験までどのくらい勉強したらいいか、時間は作れるのか?というのが分からない。

しかも「漠然と」分からない。この「漠然とした不安」が人間のメンタルにとっては厄介で、かなりの負荷がかかってしまう印象があります。試験まで2~3週間あってまだ先の事なのにどんよりとする、あの不安感です。

しかしこれは、試験が近づくにつれて消えることがあります。「このくらい時間が残っていて、やるべきことはこれだから、こうしていこう」と集中と行動に切り替えられる。これは、「タスク」と「可処分時間」とがセットで可視化(把握)できたからに他なりません。

この例は2日分のスケジュールを立てることと関係しています。先の予定の可処分時間が把握できると、先の物事に対する漠然とした不安感が軽減される。「明日以降にもこのくらいの時間が取れるから、今はこれに集中していこう」という割り切りが生まれ、今日という日、今この瞬間をマインドフルネスに生きられます

この事実に、僕はかなり救われてきました。

ポイント▶「タスク」と「可処分時間」をセットで把握する

では、どのように2日分の予定を立てていくのか

まずは大きなスタンスです。僕は朝の時間に、今日一日のスケジュールと翌日の分のを書いていくのですが、スケジュールの内容の濃さを変えています。今日一日の予定をより具体的に、一方で翌日の予定は大枠をざっくりと決めるにとどめます。 

翌日のスケジュールは、タスクの概要とそれに当てられる可処分時間を把握するだけで十分なので、スケジュールの大枠が分かれば十分です。(目的は、次の日を意識してダラダラしないためでした)

当日分は詳細に書いていきます!(詳しい内容は後述)
翌日分はタスクと可処分時間の把握に努めます

このようにして、スケジュールを立てる時間の30分~1時間で、当日の詳しい予定(レール)と翌日のざっくりとした大枠を作っていくスタンスを採用しています。

・「休憩」が絶対に必要であるという話

大枠を作っていく際、写真のように「1コマ1時間/1コマ30分」のように考えていきます。

ここでもう一つ大原則。人間が集中力を発揮し続けるためには

「休憩」が絶対に必要である

ということを強く認識しています。人間の脳は集中をした後、必ず休憩を必要とします。休憩の後に脳の体力が回復してきて、再度集中することが可能になっていく。脳の回復のリズムというものがあります。

したがって、「集中する時間」と「休憩する時間」をセットで考えていくことが肝要です。

では、実際にどのくらいの目安なのか。分かりやすい目安があるので参考にしてください。

25分集中+5分休憩
50分集中+10分休憩
90分集中+20分休憩

集中する時間が長いほど、回復する時間を多く要するということを覚えておくといいかもしれません。

さらには、「人間が集中できる最大の時間は90分まで」という事実があります。それ以上集中し続けることは(少なくとも日々の習慣の中では)不可能なんです。この3つのサイクルを意識して大枠を決めていってます。

これはストップウォッチで測って何度も試しましたが本当にこの通りになります。90分以上作業を続けてしまうと、回復までに1時間以上掛かってしまうこともあります。(トータルで考えると、そうならない方が賢明だということです)

僕のオススメは「50分+10分」のサイクル。高校までの授業の時間、あれはとても理にかなっている。それ以上掛かってしまう時は、仕方なく「90分+20分」のサイクルを選択するようにしています。

「タスクを一気にこなしてしまいたい」という気持ちに駆られてしまう時も、時間になったら必ず一度休憩を挟んでいくこと。スケジュールを遂行していく上で非常に大切にしている考え方です。「時間を刻んでいく」という感覚。これは僕のスケジュール管理においては非常に大切で、休憩によって時間を刻んでいく感覚を意識しています。

休憩無しでは絶対に集中力を発揮し続けることはできません。6年間の経験から断言させてください…!

お待たせしました。次はいよいよ、具体的にどのようにレールを敷いていけばいいか、という話に移っていきます!

■具体的に行動を指定する話(緑ペン)

実際の緑ペンの段階

レールを敷いてそれに乗っかれるようになるためには、ただ単にスケジュールを立てるだけでは不可能です。ではどうするのか。スケジュールの一つひとつの行動を具体的に指定することで、はじめて有効なレールが敷けます

たとえば、「この時間は読書の時間にしよう」とスケジュールを立てるとします。しかしながら、「スケジュール=読書」とスケジュールノートに書くだけでは最大限の集中力を発揮できない。

先程、次の行動に移る際に考え悩むことをしないように、スケジュールを立てる(レールを敷いておく)必要性を示しました。

一つのタスクが終わり「次の行動は何をしようか?」とスケジュールノートを見て「読書」と書いてある。「さぁ読書をしよう」といざ行動に移そうとしても、「では何を読もうか?どんな目的を持って読もうか?どんな読み方をしようか?」とその時に考える必要が出てくる。

そもそも前のタスクを全集中してこなした後に頭は働きません。その内に多くの誘惑が襲って来て、やるべき事から逸れてしまったり、集中力が上がらない状態でダラダラと取り掛かってしまったり、となってしまいます。

この事から分かるように、レールを敷く時には具体的に行動を指定しておく必要があります。スケジュールを立てる時間に(←まとめて確保しています『■未来を考える時間を切り離す』を参照)、レールに乗っかっている途中で何も考える必要がないくらいに、行動を具体的に指定することがとても大切になります。

そのようにしてレールに乗ることで、メリハリ良く、一つひとつの時間やタスクを最大限集中する感覚が生まれます。フロー状態です。

ミハイ・チクセントミハイの「フロー理論」は「集中力」を考える上で非常に参考になります。

ではここから、僕が実際に行っている方法を紹介していきます。僕のスケジュール管理では「色ペン」を重宝しています。受験勉強の際に行っていたのですが、それぞれの色に意味を付加することで、脳に刺激を与え、情報の整理や記憶がなされやすい。そのことを応用しました。

僕のスケジュールノートでは、大きく3色の色ペンが柱になっています

緑ペン⇨具体的な行動
赤ペン⇨その時間の目標
青ペン⇨その時間のフィードバック

このように僕は色分けしており、この3色が僕のスケジュール管理の柱となっています。以下ポイントと共にできるだけ分かりやすく解説していきます。順々に行きます。

まずは「レールを敷く段階」にフォーカスして話を進めます。ここでは、緑ペンと赤ペンの作業が必要で、まずは緑ペンの「具体的な行動を指定していく」やり方を紹介します。

緑ペンの段階(再掲)

一般的なスケジュール管理として、多くの人がTo Doリストを箇条書きで作成することがあります。それに取り掛かり、終わり次第線を引いていくような仕方で、タスクや勉強を消化していく方法です。

多くの人に馴染みのあるTo Doリスト

しかしこの方法は、可処分時間タスクの所要時間が可視化されず、僕は「タスクを達成しきれないことがほとんどだな」という実感がありました。なのでポイントとしては、「時間枠」と「タスク」をセットで考えていく。僕はこのことを、スケジュール管理の際には強く意識しています。

僕の場合は「時間枠」として15分、30分、60分、90分という枠を基準に、タスクの所要時間を考えて当てはめていきます。(タスクの所要時間を把握する方法として「タイムログ」という考え方あり、僕のスケジュール管理の核となるものです。後述してます)

黒ペンでは大枠を作っていく

時間枠とタスクの内容を書いて大枠を作成できたら、緑ペンで記しておくべきのことは大きく2点

①タスクの内容の詳細
②目標所要時間

①タスクの内容の詳細として、そのタスクを更にブレイクダウンしていきます。例えば、「動画編集」というタスクの場合、大枠としては動画編集というタスクで60分取ってますが、緑ペンで

・動画をダウンロードする
・BGMをリサーチする
・BGMを2~3個ピックアップ
・先に大きな構成を決める
・前から順に行っていく
・動画のカットから行う

など、細かくタスクをブレイクダウンしていきます。順序も指定するとスムーズに行きます。

実際はこんな感じ

やり初めは、とにかく詳しく緑ペンのこの作業を行うのが良いという実感があります。慣れてくると、どのくらいまでブレイクダウンをしていけば「レールに乗っている感覚で今をすごせるな」と感じるかが分かってきます。

(大事なのは、「どれだけ丁寧にやるか?」というよりも、「余計なことをその都度考えず集中力が最大になっているか」ということなので、そこを見失わないことが大事です。)

ですが、これは「質よりも量」。僕はできるだけおおげさにやってました。スケジュールを立てる時間に、この緑ペンの作業を全ての時間とタスクにおいて行っていきます。(量をこなしていくと適切に量を省いていけるようになります)

(再掲)

具体的に行動を指定することを意識するだけで、ぐっとスケジュール通りに動きやすくなります。

話が逸れますが「大事なことは何か?」と常に考えていくことは、スケジュール管理においては本当に重要です。(緑ペンの場合は、「丁寧さ」よりも「集中力が最大になる」という目的が重要なのでした)

スケジュール管理とは、あくまで方法論であり、形式的なことです。しかもこの「レールを敷く」という感覚は、前提や目的を失ってしまいやすい性質があります(無批判に行動していくという意味だからです)。だからこそ、「これをやっている目的は何だっけ?」と常に考えながら、工夫し改善していくことを僕は意識しています。(難しい言葉で言うと、「仕組みの形骸化」や「仕組みによる疎外」を防いでいくことがとても大切です)

話が逸れてしまいましたが、次は赤ペンの作業について説明していきます。

■時間ごとに目標を設定する話(赤ペン)

緑ペン⇨具体的な行動
赤ペン⇨その時間の目標
青ペン⇨その時間のフィードバック

僕のスケジュールノートの大きな3色は上のようなものでした。では赤ペンで書く、時間ごとに目標を設定する方法を話します。

実際の赤ペンの段階

まずは具体的な方法として、僕は赤ペンで、その時間枠で意識したい目標を書いていきます。基本的にすべての時間枠で目標を設定しています

目標の立て方として僕が心掛けていることがいくつかあります。

青ペンのフィードバックから目標を設定していく
→後述しますが、僕が非常に大切にしている仕組みです。フィードバックを活用して、物事を達成するため、成長するため、能動的に時間を過ごすために活用しています。

標語のように短い言葉で
→ぱっと見れます

1〜3個くらいまでに目標を絞る
→意識したい目標がたくさん出てきてしまう時もある。しかしながら、経験上3つくらいまで意識するのが限界でした。「この時間はこの目標だけに集中するぞ!」と行動することが目的なので、出来るだけ絞った方がマインドフルになります。人間は基本マルチタスクが不可能であること(少なくとも能率が非常に落ちてしまうこと)は覚えておいていいかもしれません。

ただ、もちろん絞れない時もあります。その時は、時間枠を分割して目標を振り分けるといいと思います。

例えば、ある作業に60分掛かるとして、そこで意識したい目標が5つくらい出てきたとする。その場合、時間枠を30分ごとに分割して、前半と後半の時間で目標を振り分けてみる。

同じ種類のタスクでもこのように分割する

「前半の時間はこれとこれとこれを意識して、後半はこれとこれを意識しよう」という具合にです。

このような工夫を何度も重ねていきます。マインドフルにその時間を最大限の集中力で過ごせるな、という方法を見つけて、スケジュール管理に実装していきました。(その際に、後述する青ペンのフィードバックが非常に有効になってきます)

目標をその時間の都度立てていくことのメリットはとても大きいです。いくつか挙げたいと思います。

1つは、「この時間で達成したい目標はこれだ」と可視化することで、その時間の集中力を格段にアップさせることです

ミーティングの時間や授業の時間など、物理的に時間枠が決まっている予定は特に、その時間をただ過ごしていても、時間は過ぎていきその予定はこなせます。これはいわゆる受動的な態度です。

なぜ受動的に時間を過ごしてしまうのか。実は「目的意識の欠如」が原因であることに気付きました。ここに目的を設定してやることで、驚くくらいにその時間を能動的に過ごせるようになりました。

また、目標設定を、「前回出来なかったことの克服」として設定してやることで、毎日、毎時間「できないことを克服してる=成長している」と強く実感できるようになります

これが、日々の中で物凄いモチベーションを生みます。人間は、できないことができるようになることは単純に嬉しい。成長する実感も嬉しい。そのことを仕組みで実現していけるんだ、と発見しました。

具体的に、どんな目標を立てたらいいのか?

これは自分の価値観に従って、意識したいことを目標にしていけばいいと思ってます。

しかし最後に触れた、目標を「克服」として設定すること、は大きなヒントになると思います。これは次のフィードバックの仕方(青ペン)に関係してきます。青ペンが僕のスケジュール管理の中で一番大切になってくるものです。次章ではフィードバックの大切さ、パワーをお伝えできれば嬉しいです。

■フィードバックの話(青ペン)

緑ペン⇨具体的な行動を書く
赤ペン⇨その時間の目標
青ペン⇨その時間のフィードバック

ここまでで緑ペンと赤ペンの部分の紹介をしました。

赤ペンの部分で、目標を「できなかったことの克服」に設定するという指針に触れました。これは自分の成長を実感するために非常に有効です。スケジュールを立てること(時間管理)が、「自分を豊かにしていく行為」へと変わっていきます。

そして、この「克服」を元に目標を設定するために、僕はスケジュール管理において、フィードバックを非常に大切にしています。

フィードバックの具体的な方法は、1つのタスク(予定)が終わった時、それに対して

●上手くいったかorいかなかったか
●どのように(how)上手くいったかorいかなかったか
●なぜ(why)上手くいったかorいかなかったか

を青ペンで詳細に記入していきます。

例えば、読書の時間の場合

●上手くいかなかった(結果)

●どのように上手くいかなかったか(how)→眠気が襲ってきた

●なぜその現象が自分に起こったか(why)→予定の直前に昼食を食べた

といったように詳細に記入していく。

食事の後は眠気が襲ってくることがある、という自分の「パターン」を認知すること。これが第一歩です。

「自分はこの行動をした後はこのような現象が起こる」という風に客観的に把握していくことを繰り返して行くことが大事です。

自分の怠惰な性質のせいにする。気合を入れてなくてはいけない。ということでは決してありません。上の例のような「上手く行かなかった」というのは人間にとって当たり前の現象です。「現象」として捉えることで初めて分析が可能となり、有効な対策を考えられるようになります。

怠惰な自分も「現象」である

上手く行かない事実をありのまま受け入れる。スケジュール管理の量をこなしていくと、「こんなに全力で考え工夫して上手く行かなかったら仕方がないな」と潔く割り切れるようにもなっています。自分に合った最善の方法、自分が幸せであるような過ごし方を考えていくスイッチが入るんです!

次に行きます。そうして自分の「パターン」の認識ができたら、次はwhyの部分やその時の状況をさらに深掘っていく

●食事の内容はなんだったか? ⇨麺類だった。
●その時の自分の状況は? ⇨物凄い空腹だった。
●環境はどんなだったか? ⇨部屋もヒーターが効いて暖かかった。
など

このように分析していくと考えられうる原因がいくつか見えてきます。

●空腹時に麺類を食べたことで血糖値が上がりすぎたことによる眠気ではないか?(小麦は高血糖になりやすい)。

●そもそも空腹すぎると必ず眠くなるのではないか?

●食事後の部屋の温度が高すぎたのではないか?

このように原因を考えていくと、同じ状況になった時に「こうすれば上手くいくのではないか?」という仮説がいくつも生まれます。食事の内容を見直す、環境を見直す等。

これらをスケジュールを立てる際の、目標設定(赤ペン)や具体的な行動の指定(緑ペン)、大枠の組み立て(黒ペン)に如実に反映していく。

作ったスケジュールの中で仮説を試して上手く行くか行かないか、フィードバックループを回していきます。

こんな感じにA4びっしり埋まっていく

「フィードバック→目標設定→実践→克服」のサイクルを回していくことで日々成長する実感を得るという好循環が生まれます。日々のフィードバックによる改善を繰り返して、自分がその時間において最も集中力が高い状態になる自分なりの方法を実装していく。

フィードバックを通じて、自分はどんな人間なのかどんなときにパフォーマンスが最大化するのか、を客観的に把握できる。そうして、集中力を操作する感覚を得ました。そのためのかけがえのない作業が、この青ペンによる作業なんです!

フィードバックは詳しければ詳しいほどいい。一つの時間とタスクに対してフィードバックを行い、1番集中できて効率の良い方法を探求していきます。

フィードバックを行うタイミングは基本いつでもいいのですが、僕は

上手くいったか、how、その時間で感じた感情や気付き
⇨すぐにその場で殴り書きをします

why、解決策
⇨スケジュールを立てる時間に分析を行います(時間が掛かるため)

という風にすると上手くいく実感があります。

・セルフディスクロージャー

そして少し補足ですが、青ペンは色々な感情を吐露する時にも使ってます。

「セルフディスクロージャー」という方法です。その場で浮かんだ感情をそのままにしておくと頭の中で「モヤモヤ」と考えてしまう。なので、このスケジュール管理ノートに吐き出していくことで、頭から一度切り離す。そうすることで集中力が取り戻せる。

そう考えて、その瞬間瞬間の感情を記録しています。ただそのことによって、過去6年間の自分がいつどんな感情で居たのかが全て記録されていて、見返すととても愛おしくなります。。。笑

18歳8月の自分(浪人1年目)
自分の無能さに苛立つ自分
英語が急に読めなくなったことに戸惑いを隠せない自分

もちろん辛いことだけじゃない、楽しいことも全力で書きつける。

「自分」という生き物と等身大で向き合い、全ての時間をかけがえのないものにしていく営みこそが、僕のスケジュールA4ノートです。

■「タイムログ」を作る話(青ペン)

青ペンでは、フィードバックサイクルを回す作業の他にもう一つ非常に重要な作業があります。それは「タイムログ」を記録することです。これは、スケジュールを立てることにおいて、いくら強調しても足りません。本当に必要不可欠な作業で、即効性も高いと思ってます。

「タイムログを作る」とは、「この作業、勉強、予定にはどのくらいの時間を要したか」を記録すること。実際の所要時間を記録していく、その記録を「タイムログ」と呼んでいます。これをすることで初めて、スケジュールの大枠を上手く作っていける。

実際に掛かった所要時間とタスクのこなせた量を記録していく

具体的には、取り組む作業に要した時間をその都度スケジュールノートに記入しておきます(タスクが終わった瞬間に)。

その際に、ストップウォッチが活躍します。タスクがどれだけ掛かったかを可視化するために、ストップウォッチでタスクの所要時間を測ります。

例えば、初めて読む本の1章分を読むのに要する時間や、語学勉強のテキストチャプター1章分など、ありとあらゆるタスクの所要時間のログを取っていきます。

常にストップウォッチを携帯しています…!
おおげさに思うかもしれませんが、これによりメタ認知の度合いが劇的に向上するんです…

タイムログを取ることによって、タスクの所要時間を把握して、大枠のスケジュールを容易に立てれるようになります。「このタスクではこのくらいの時間が掛かるから、このくらいの枠でスケジュールを立てておこう」というように。

さらには、全ての時間でタイムログを取っていく大きなメリットとして、初期の所要時間を把握しておくことによって、「作業の速度が速くなった!能力が上がってきた!」という実感を得られます。成長意欲とモチベーションが刺激される。

「客観的に数字を測る」というこの行為は、自分の集中力をメタ認知する上で非常に大切になってきます。

所要時間が短くなったというのは、成長の気付きとなる。しかしながら一方で、所要時間がいつもよりも長くなってしまっていることもあります。それはまさに「いつもよりも集中力が発揮できていない」という結果の現れなんです。

その事実をタイムログによって客観視することによって、フィードバックの思考がオンになります。「なぜいつもより時間が掛かっていしまったのだろう」と分析を開始することで様々な仮説が生まれ、それを日々のスケジュールの中で試していけます。

まさに実験です。トライアンドエラー。そして「自分が集中力を最大限発揮するための引き出し」を自分の生活の中に実装していきます。まさに最強アイテムをゲットしていくRPGの感覚に近いんです。

そして、僕は「おおげさ」なくらい様々な行動においてタイムログを取ることで自己管理が上手くなったような実感がありました。日常動作も含めた様々な行動において「どのくらい時間が掛かったか」を把握していきます。

たとえば、通勤・通学の所要時間、出掛ける支度の時間、朝食に掛かるトータルの時間から、コーヒーを入れる時間、家事の時間や歯磨きまで。ありとあらゆる行動の所要時間を客観的に把握していきます。

朝食に掛かる時間

すると、全ての習慣的行動のスケジュールがぐっと立てやすくなり、日常生活に「リズム」のようなものが生まれます。

生活における「リズム」は集中力を発揮する上で、マインドフルネスに生きる上で、非常に大事です。僕がスケジュール管理で最も大切にしていることの一つ。自分の集中できるリズムを自覚していることで、いつでも集中状態、幸福状態に入ることができます。(本当なんです!!!)

この日常の「リズム」を阻害する要因を考え、自分が気付いた時にその「リズム」を意識的に取り戻せる自分なりの方法をいくつも得ていく。そうすることで、意思ではどうすることも出来ない自分というものをコントロールしていける実感が生まれます。

タイムログによるセルフコントロールは本当に強力な実感があります。

僕は、思い込みか分かりませんが、曇りの日や雨のドンヨリした日、朝の支度の時間が非常に遅くなる傾向がある。なので、天気予報を見て、次の日天気が悪いようだったら、まず「朝の支度の時間が遅くなる」という自分のパターンを思い出す。

そして、時間を多く確保するスケジュールを立てたり、目標設定に「テキパキ行動する」ということを反映したり、自分のテンションが上がる予定を朝一に組み込んだりして、行動しやすいようにする。そういった自分なりの対策を、如実に自分のスケジュール管理ノートに反映していくのです。

■次回予告

大変長くなってしまいました。。。ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございます。

まだまだ伝えたいこと、やっていることがたくさんあるのですが(泣)

他の記事で、別の論点については解説していきたいなと思ってます!

  • 週、月、年の目標設定について

  • 感情との付き合い方

  • 自分と向き合うためのスケジュールA4ノート

  • ふせんの使い方

  • ToDoの書き出し方

  • マインドマップアウトプット方式

などたくさんあります…。(途方もないですが。。。)

何か質問や相談があれば気軽に僕のSNSにDM来てください!少しでも誰かに届くこと願ってます。





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