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【業務日報】新入社員は有能ロボ

農機具のお話です。4月1日の開業前から、購入するならやっぱり新しいものを、という思いがあったので、手に入れたのはマキタのバッテリー式草刈り機とチェーンソー、運搬機と新車の軽トラック、そして「ロボモア」です。わかりませんよね。簡単に言うと「AI草刈り機」です。もっと簡単に言うと「草刈りをしてくれるルンバ」です。そんなん自分でやれば安上がりじゃん!わざわざ高価な最新機器買う?という方、いらっしゃると思います。ところがこれが大問題で…雑草は特に5~8月はとにかく生えてくるので、農作業の傍らできるだけ涼しい時間を狙って草刈りを行います。管理する農地が増えるほど、草を刈るエリアも増えるわけです。草刈りは害虫対策や農地の景観保全の観点から必須の作業ですが、暑いわ斜面はあるわ小石は飛んでくるわでストレス半端ありません。ネットや紐を巻き付けてしまったらもう最悪です。エンジン音もうるさいので何かを聞きながらインプットともいかず、ただ無心で草を刈るのみ。当面はぼくひとりで作業を行うわけですから、草刈りの時間を減らすことに投資し、りんごのお世話やお金を生む・働かせることに時間を使いたかったので、初年度にまず購入するのはロボモアと、2年前から既に決めていました。

季節18

就農したばかりのころ…というか今もですが、とにかくぼくは草刈りが大嫌い!当時お借りしていたエンジン式の草刈り機が壊れたのを契機に、思い切ってマキタのバッテリー式にしてみたところ、自分的には大当たり。混合油を用意したり、エンジンを掛ける手間がなくなり、振動も音も静かなのでストレスがない。そして軽い!長時間草刈りを行うという考え方がなくなったので、毎日の草刈りが億劫ではなくなりました。確かにエンジン式に比べれば出力不足かもしれませんが、刈り刃のグレードを上げるなど考えようによってはいくらでも補えます。冒頭の通り、草刈り機のほか運搬機やチェーンソーもマキタのバッテリー式のものを揃えたので、必要なバッテリーの容量があればいくらでも増やせるようになりました(次は穴掘り用のオーガーを狙っています)。

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前置きが長くなりましたが、「なぜ雑草は生えるのか」という話までいっちゃうと更にとんでもなく長くなってしまうので、話をロボモアに戻します。製造元は岩手県花巻市の「和同産業(株)」さま。メイドイン岩手です。これ、動力は太陽光を蓄電してのモーター起動&操作はスマホアプリなのですが(電力がとれる場所があればコンセントもOK)、ただ草を刈るだけじゃないんです。ぼくが購入を決めたポイントは大きく3つで、ひとつは単純に草刈りの時間を削れるということ。削った時間でそのぶんりんごに手間をかけることもできますし、発信や整理や学びの時間も増えます。ふたつめは、厄介なイネ科の雑草を駆逐できること。そしてみっつめ。ここが一番重要なのですが、害獣対策にもなり得るということです。蓄電されている間はずっと動き続けるわけですから。そして草を刈るとまず、畑に鳥たちが降りてきて、地面をつつき餌探しをします。さらに余った電気で夜も動いてくれる「夜警モード」というのもあったり、コンセントをつなげば夜も草を刈ってくれるという優れもの。具体的な金額は伏せますが、これだけの機能があって100万を切っています。もちろんガソリンや混合油という類は一切使いません。

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視察にいらっしゃった農業振興センターの方々も興味津々です。
こちらのAI草刈り機“ロボモアMR-300”の導入は、陸前高田では3例目とのこと。ちなみに「クロノス」という名前が付いてます。

きっと今も頑張っていることでしょう。
というわけで、今日も素敵な1日をお過ごしください。
イドバダアップル 吉田司でした。
PS.noteで綴る業務日誌は次回で最終回です!

ロボモアの勇士はこちら↓




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