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私の写真は癒されるらしい

 

  「オレソトさんの写真を見ると癒されます」

最近私の写真を見てそう言ってくださる方が何人かいてビックリしています。
自分では自分の写真がどうなのか客観的に判断できないので、コメントしてくださるなんて大変ありがたいことです。

いいねを押してくれるだけで嬉しいのにコメントまで書いていただけるなんて本当に嬉しいのですよね。

では、どんなところに癒やされてくれているのでしょうか。
犬の写真を載せてるから?
いや、犬の写真ばかりをSNSにアップしてるわけじゃないから総合的に見て「癒される」と言ってくださったのでしょう。


癒やされるんだってさ

私は言うまでもなく数年前にカメラを始めたばかりの初心者ですし、素人感丸出しの写真だなぁと何時も思います。

なので写真のコンセプトも特に定まっていません。
とにかく興味があったり、これ面白いな!っと思ったものを撮っています。

SNSやネットで色々な方がオシャレだったりかっこよかったりエモかったりする写真を見るたびに「こうなりてぇ…」と羨ましがってます。

そう。
そもそもカッコつけようとしてもカッコつけられないんでしょうね。

先日、尊敬するフォトグラファー澤村洋兵さんの個人チャンネルにて写真家の別所隆弘さんと対談する動画がアップされました。


対談の中で特に興味深かったのは
「写真も文章もその人らしさがめっちゃ出る」
ということでした。

そんなの当たり前じゃんって思うかもしれませんが、たくさん経験を積んで色んな技術を習得したプロの方がそう言っているというのが大きな違いです。

つまり、どんなテクニックを駆使したり違う人っぽく振る舞ったとしても、その人のこれまで積み重ねてきた人生経験や考え方、センスが出てきてしまうのだということ。

カッコつけていてもにじみ出てくるのでしょうね。


写真を始めるようになって、最近「本を読みたい」と思うようになりました。

なぜかというと、本を読むということはそれを書いた筆者の思考を読むということだと気付いたからです。

思考を読むということはすなわち他者の視点を見るということ。

自分の視点で写真を撮ってきても広がりに限界があります。
そこで他者の視点を見ることで新たな発見かあるかもしれない。
そう思ったら読書に興味が出てきたということです。

実際はまだそんなに読んでませんすみません…。
少しずつ、ね。

そう考えていたので対談の動画を見て「やはりそうなのか!」と納得したというわけ。

そう考えると巷にあふれる文章にもいろんな特徴があることに気付きます。

難しいもの、簡単なもの、読みやすいもの、頭に入ってこないもの、上から言っているもの、寄り添うように書いてあるもの、内向きなもの、外向きなもの。

企業案件になると筆者の温度は出しにくくなるかと思いますが、それでも大抵には何か特徴が出ているのではないでしょうか。

そしてそれは写真にも言えることなのだと思います。


朝の月って爽やかで好き

写真にはその人の経験したことが全部出る。良い写真を撮りたかったら全部をさらけ出した方が成功する。

これも対談中に仰っていて参考になったことでした。

カッコつけていてもその人らしさが出てくるから、カッコ悪くても自分の全てをさらけ出している人が結果として他者と違う輝きを放つのでしょう。

良い写真を撮るには良いカメラを買うことより色んなことをたくさん経験した方がいい。

そんな事を以前キョウトボーイズの動画内でミツルさんも仰っていました。

(キョウトボーイズ好き過ぎてすみません)

経験が自分の創作物に彩りを添えてくれるのでしょう。


話を戻して私の写真。

私は特に「癒されるでしょう?」という気持ちで撮影したことは一切ありません。

ではどんな気持ちで撮っているのか考えてみます。

これ面白いな、とか
これ可愛い、とか
なんかラッキーなものに遭遇!とか
これなんかいい雰囲気じゃない?とか
これめっちゃいいんですよ!伝われ!とか

そんな感じですね。

そしてそれをいかにして伝えるかを考えて構図を決めている気がします。

そのあたりのチョイスが癒しだったりささやかだったり優しい感じに受け取ってもらえているのかもしれません。

ちなみに妻には「昔よりだいぶ上手くなったけど、良い意味でいつまでも素人っぽいところが良い」と言われました。

素朴なのかな?
まあ実際素人なわけですが、そういう技術的なことではなく私の個性として素人っぽさが含まれているということなのでしょう。

それを隠そうとしても、取り繕っていても。

他の方から自分の写真についてコメントをもらえることはとても勉強になります。

今後も写真を見た人が「この写真について何か言いたい!」と思っていただけるような作品を生み出せるよう努力していきます。

たまにはカメラの機種以外のことを書きたかったのです。

最後にSNSにアップしたらコメントがたくさん付いてこの記事を書くきっかけとなった1枚を貼ってお別れです。
お読みいただきありがとうございました。

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