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料理日記 パイ
趣味と言えるほどではないけど料理をするのが好き。昨日は寝る前まで梨のパイを作っていた。レシピは下記を参考にして、もちろんパイ生地から作る。
レシピ
パイ生地というのは少し手間がかかる。生地に細かくしたバターを閉じ込めて、これが焼いたときにサクサクする空洞を作るというのがおそらく原理なのだろうが、このサクサク感を生むための工程はズボラな人間にはやや酷だ。
実践
強力粉と薄力粉が1対1、粉の総量と同量のよく冷えたバターを切るように混ぜていく。バターは細かく切ってあるがこれがさらに細かくなるようにする。実はバターが足りなかったので煮こごりを作るときに副産物としてできた鳥の脂を投入した。これはやってはいけないアレンジかもしれないが、香りも良かったので問題ないと判断した。粉っぽさがなくなったら1時間冷やす。
時間が経ったら取り出して今度は綿棒で縦に伸ばす。伸ばしたら3つに折りたたんで今度は横方向に伸ばす。これを6セットも行うと生地が滑らかになっていく。これをまた、冷蔵庫で1時間以上冷やす。またなの、という感じだ。つまりどんなに急いで作っても、パイ生地を作ろうとすれば2時間以上かかってしまうということだ。21時半に思い立ってやり始めることではない。
時間は23時半、ではなく、練ったりするのにかかった時間を足して日付が変わった。パイ生地の完成だ。こいつを使って梨のパイを作る。中身の梨は以前作った梨ジャムを使う。家でパンを食べる習慣がないのでジャムを作ったは良いが減らない。冷蔵庫にずっと残ったままなのを不憫に思って今日は全てを投入することにした。
一辺が15cmの容器しかないので、これで焼けるようにした。表層の網はもう少し中の具が見えるような密度でもよかったなと後から思う。本当は卵黄を表面に塗るのだが、卵がない。もうこれで焼こう。オーブンを180度にして温めておく。0時半だ。
焼く。レシピでは180度20分とあったが、どうもうちのオーブンはレシピ通りだといつも物足りなさがある。一応20分で一旦止めて、その後は5分刻みで様子を見ることにした。20分と5分を3回、計35分を要した。
余った生地を横で焼いていたのだが、これで生地の焼け具合をチェックできた。サクサクしている。パイだ。
翌朝。
表面は焼けているけど、中はしっとりネチッとしたままだ。端から食べてみたがサクッとするのは一瞬であとはしっとり。中の梨ジャムはうまいのでこのままでも食べられるが、再加熱したほうがよいかな。仕事を終えて家に戻ったらまた焼いてみよう。
(夜)
再度オーブンへ、20分。リベイクというやつだ。
よい。中まででサクサク、にみえる。しかしまあこの作り方の場合はオーブンで1時間近く加熱が必要だったことになる。きっと生地が厚すぎたのだろう。そういうことにしておく。