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フィードバックの納得感を上げたいなら「数字」を活用しよう!

1on1やメンター制度を取り入れる企業が増え、フィードバックを与える・受ける機会が増えたと感じている方も多いのではないでしょうか。
 
一方で、ある民間調査では「上司から『役に立つ』と感じるフィードバックを受けているのは48%に過ぎない」という結果が出ています。フィードバックに満足しているビジネスパーソンは、半数にも満たないのです。
 
今回は「役に立つ」と感じてもらえるフィードバックには何が必要なのかについて、お伝えしていきたいと思います。

ビジネスにおけるフィードバックとは

ビジネスシーンにおいてフィードバックは、「行動やその結果などについて、評価・改善点を伝えること」「顧客や消費者の意見から改善を図ること」といった意味で用いられます。
 
これまでの日本企業では、人事制度の一環としてフィードバックの機会を設けるのは人事評価の場くらいでした。しかし近年は、1on1制度やメンター制度が普及したこともあり、定期的にフィードバックを実施する企業が増えています。そのため「今まさにフィードバックについて悩んでいる」という方も多いのではないでしょうか。


まずはフィードバックのテクニックを知ろう

「フィードバックが上手くいかない」と悩む人の多くは、そもそもフィードバックにテクニックがあるということを知りません。まずは、フィードバックの種類は大きく二つあるということを確認していきましょう。
 
1つ目がポジティブフィードバック。いわゆる「誉めて伸ばす」方法で、相手の自己肯定感を高めて、モチベーションを上げることが最大の狙いとなります。改善点や課題を伝えたいときでも、ポジティブな表現を選ぶことがポイントです。
 
2つ目はネガティブフィードバック。対象者の課題や問題点を重点的に伝える方法で、反省を促しつつ、課題発見力や問題解決力の向上を促します。ネガティブフィードバックで絶対にやってはいけないのが感情論で、納得感のあるフィードバックを徹底することがポイントです。
 
この2つの方向性を踏まえたうえで取り入れたいのが、フレームワークです。例えば、フィードバックの代表的なフレームワークである「サンドイッチ型」は、「ポジティブ→ネガティブ→ポジティブ」という流れで行うテクニック。まず仕事の成果や日々の働きぶりを誉めて、次に改善点や課題を指摘し、最後に期待を伝えるといった構成になります。

 
「サンドイッチ型」はネガティブフィードバックを実施しても対象者のモチベーションを保つ効果がある一方で、指摘した改善点や課題が印象に残りにくいというデメリットがあります。
 
このように効果的なテクニックを取り入れることで、「役に立つ」と感じてもらえるフィードバックへとつながるでしょう。


納得感のあるフィードバックには「数字」が欠かせない

フレームワークやテクニックを活用しても、いまいち納得感を与えられないと悩む方は少なくありません。そうした方々は、傷つけない言い方に気を配ったり、モチベーションを上げる言葉を探したりするあまり、抽象的な表現になっている場合がほとんどです。
 
ずばり、フィードバックの納得感を上げたいのなら「数字」を活用しましょう。
 
例えば、柔らかい言い方を意識して「もう少し案件獲得を増やせるようにがんばってみよう」と伝えても、受け手は「具体的にどれくらい努力すればいいの?」と疑問を感じてしまいます。
 
納得感のあるフィードバックを与えたいのであれば、「案件獲得を増やすために、月間アポイント件数を◯件に増やすための方法を考えてみよう」といった定量的な表現を心がける必要があるのです。フィードバックに数字やデータを用いることで抽象的な表現が減り、共通認識が得られやすくなります。

 
実は、こうした「数字を用いたコミュニケーション」こそ、弊社が提供する「ビジネス数学研修」で最も大切にしていることの一つ。数字やデータの活用は、コミュニケーションの質を高めることにもつながるのです。「ビジネス数学」というとテクニカルスキルの向上を連想されがちなのですが、だいぶ印象が変わったのではないでしょうか。
 
また弊社では、個人の方でも気軽に楽しく数字やデータに触れる機会を作るために、オンラインサロン「社会人の数字力向上サロン」を運営しております。サロンでは「ビジネス数学研修」のノウハウを活かし、インストラクターがビジネスシーンで役立つ数字の活用方法や、時事ネタを元にした課題などを発信していますので、明日から活用できる実践的なスキルを磨くことができます。
 
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