【シンガポールを知る】~①地理・歴史・民族~
シンガポールは世界的にも観光地やビジネスの拠点としても注目されています。本記事から数回にかけて、シンガポールの地理、歴史、魅力や特徴、観光スポット、グルメ情報などをご紹介します。
シンガポールに興味を持っていただけるよう情報を発信します。
1 地理・気候
シンガポール共和国は、マレー半島南端の赤道直下の島国です。
広さは東京都23区と同じくらいで、人口は約564万人です。(2022年度外務省公開データより)
シンガポールは赤道直下に位置しているため、一年中暑く湿度が高いです。
暑いと、湿っぽくてジメジメしたイメージがありますが、私的には日本の猛暑の方がずっと辛かったです。
☆私が比べて感じたことです☆
日差しの強さ シンガポール>日本
気温の高さ(肌感)日本>シンガポール
ジメジメ 日本>シンガポール
建物内やバスのエアコンの効き具合 シンガポール(極寒)>日本
移住前は「ジメジメしていてカビます」と言われて怖かったですが、実際には全くカビは生えませんでした。
除湿機を使ったり晴れた時に換気をすることが良かったのかもしれません。
11月~2月頃まで雨季です。一日中というより「午後から雨が降る」といったような時間帯で降ることが多いです。
それ以外の季節でも、雨が時々降ります。雨は30分や1時間程度で終わる雨が多いです。傘を持っていない時でも、すぐに止むのでカフェでKopi(伝統的なコーヒー)をいただいて一息つくのがおすすめです。
ちなみにスギやヒノキがないので花粉症の心配はありません。
私は日本ではひどい花粉症でしたが、こちらでは全く症状がありません。
先月一時帰国をした際、わずか数日の滞在でしたが花粉症を発症しました。帰国後は面白いくらいピタリと治りました。
2 歴史
これまでシンガポールの歴史をよく知らなかったけれど、大変興味深い国だと感じています。シンガポール国立博物館は、詳しい情報がたくさん学べるのでおすすめです。
【歴史】
1400年代 マラッカ王国建国
1511年 マラッカがポルトガルに占領され滅亡。マラッカ王国はマレー半島に移りジョホール王国を建国。ジョホール王国によって現在のシンガポール領域が支配。
1819年 英国人のトーマス・ラッフルズさんが上陸。貿易の拠点に最高な場所ではないか!とジョホール王国より許可を受けて、商館建設。東インド会社の交易所を設立。
1824年 正式に英国の植民地へ。イギリスの植民地後は、茶やアヘンなどの交易の中継地点として発展。
1942年~1945年 日本軍による占領。
1959年 英国より自治権を奪還。シンガポール自治州となる。
1963年 マレーシア成立に伴い、その一州として参加。
1965年 マレーシアより分離。シンガポール共和国誕生!(建国の父・リークアンユ)
※シンガポールの国立博物館および外務省公開データを参考。
今年はシンガポールの建国59周年です。
来年は60周年を迎えるので、きっと盛大なイベントが行われると思います。毎年8月9日はナショナルデーとして特別なテーマが発表されますが、2023年のテーマは「Oneward as one」(ひとつになる)というものでした。
建国の父であるリー・クアンユ氏については大変興味深いのでまた書きたいと思います。
来月シンガポールでは、約20年ぶりの首相交代があります。現首相のリー・シェンロン氏はリー・クアンユ氏のご子息です。新首相になられるローレンス・ウォン氏は、官僚出身の51歳。現在は副首相で、次世代リーダーとして注目されていた方だそうです。