見出し画像

昔、一斉風靡したバンド?ローワー ロング トム

Decanter誌に書いてあった一言がめちゃめちゃハマりましたw

’ローワー・ロング・トム’・・・最近では思い出す人もいない一時期流行ったパンク・バンドの名前ではありません。Lower Long Tom is not the name of some long-forgotten punk band.

ああ、このAVA名を去年見た時、なんか聞いたことあるなーー。と思ったのはそういう事か。となんとなく腑に落ちました。もちろんそんなパンクバンドいません。でも、いた気もする。

オレゴン最新AVA Lower Long Tom

2021年12月10日に実施となったのがオレゴン州で最も新しいAVA ローワー・ロング・トムです。オレゴン最大のAVAウィラメット・ヴァレー内にあるAVAでウィラメット・ヴァレー内では10番目。ウィラメット・ヴァレーの南部では初めてのAVAです。

ちょっと古いMapd です。

 というか、ウィラメットヴァレーって大きいんです。↑この地図で言うと1番全部がウィラメットヴァレーなのでオレゴン州の半分以上がウィラメットヴァレー。1,387,600ha…東京都なら6.3個分、大阪府なら7.3個分広いですねーー。

これが最新マップ

この11番の赤いところがローワー・ロング・トムAVAです。ちょっと気になるからなぜこんな名前なのか調べてみました。ロング・ロムと言うのは川の名前です。ウィラメットリバーの支流だそうです。この地域にはKalapuyanカラプヤンという先住民インディアンが1万年前から住んでいました。19世紀にこのカラプヤン族の1部族にLung-tum-lerと呼ばれる部族がいて、これがなまってlong Tomになったそうです。Tomさん関係なかった!ちなみにLung-tum-lerとは尻をたたく。という意味だそうです。全然知らなくてよい知識です。

みんな大好きwikipedia.
より

以下まじめなAVA説明です。

レーン郡とベントン郡に位置するローワーロングトムは、産地名であるロングトム川の支流によって切り開かれた東西の渓谷に挟まれるなだらかな丘陵の連なりが特徴です。

この地域のブドウ畑は川の流れに沿った尾根に位置しており、土壌のタイプはベルパインが主流です。この粘土質の土壌は、古代の海洋堆積物(主に砂岩)が隆起してできたものです。またベルパインの表土は通常浅いため、ブドウの根は水と養分を得るために下の砂岩を貫通しなけれなりません。西側には海岸山脈の大きな山が連なっており、この山脈が盾となり冷たい雨風を防ぐことでブドウが安定して成熟します。

Benton Lane winery

この地域ではピノノワールが主流で、青や黒の果実のフレーバーと美しい熟成に耐えうるふくよかなタンニンが特徴的なワインが造られています。また12種類ほどの白ブドウも栽培されており、シャルドネ、リースリング、ピノグリ、ソーヴィニヨン・ブランが良く育ちます。

現在このAVAには12のワイナリーと24のブドウ畑があります。


ワイナリー12もあるって、けっこう大きいAVAですよ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?