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旅行記「八十年戦争の舞台を歩く」 ~共和国の「庭」

旅行記その2の目次。

共和国の「庭」とは

R.Fruinが名づけた「十年 Tien Jaren」は、八十年戦争下の1588-1598の十年間、オランダ側が完全攻勢な一連の攻囲戦争の時期を指します。東部・北部・南部の諸都市をスペインから奪還し、共和国の傘下におさめました。これをオランダでは、共和国の「庭」を囲む de tuinen van de Republiek te sluiten と表現します。「庭」内の街の訪問記。

この表現は当時からあったようで、ナッサウ伯マウリッツがGeneraal-Admiraalになった直後の20歳頃に語った言葉にも「庭」という表現が出てきます。

川沿いのあらゆる要所、たとえば、エイセル川沿いのデフェンテルやズトフェン、ワール川沿いのネイメーヘン、マース川沿いのフラーフェ、フェンロー、マーストリヒト、そしてフロニンゲン。まずは1つ、そして次…というように川沿いの街を順に征服していけば、その「庭」の中にあるすべての小さな街は、補給路と糧食を絶たれて自滅するだろう。

Graaf, R. de, Oorlog, mijn arme schapen, 2004

訪問した街リスト

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