見出し画像

さつまいもの放置力を探るべく3品つくってみた。

これを○品と数えてよいものかと戸惑いながら、いや待てよ、これぞ味わいを引き出す技であり、基礎だと思い至ったので記します。

さつまいもの売り場面積が広がっていました。
鳴門金時、紅はるか、安納芋、シルクスイート他
見てるだけでは我慢ならないので、シルクスイートを買いました。さて、今日は何をつくる?



◻️ふかしいも

コロコロフォルム


よく洗います。
40分間蒸します。
消火後、10分間放置します。

熱々を手で割ります。
ひとりダチョウ倶楽部「熱ーっ!」


シルクスイートはしっとりなめらか、のびやかで、舌にまとわりついて熱々で、水蒸気効果が顕著です。じっくり蒸し蒸し。見守るだけでOK。

断面に岩塩を振ったのは、甘味塩味の対比効果狙い。塩の部分が特にいい。甘味はもうひとつでした。

子どもの頃、母が大きなさつまいもを輪切りにして蒸し器に並べて、いっぱい食べさせてくれたのを思い出しました。切ってから蒸すのは、冷めやすく待たずに食べられるから?単なる豪快な包丁さばき?明日聞いてみよう。

今はわたしが蒸す。時は流れた。



◻️焼きいも

よく洗います
新聞に包んでから水で濡らします。
ドジャース、大谷翔平選手の名が見える。
(この数十分後に負傷。心配……。)
アルミホイルに包んでから160℃で60分焼成
そのまま10分放置
じんわり幸せが滲み出る


ふかしいもとの違いは、ねっとり感が強いところ。
おいしいけれど、求める甘味には至っていないので今後に期待します。あー、楽しみ。

下処理すればあとはオーブンにお任せ。身を委ねるさつまいもの素直さに感心します。放置力高し。

じっくりコトコトならぬ、じっくり焼き焼き



◻️スイートポテト2種

約450gのふかしいも使います。
卵水(卵黄+水)を刷毛塗り
230℃で10分焼成
取り出して再度塗り卵後、230℃で10分焼成
白:柑橘果皮入り   茶:レーズン入り
ひと口サイズにしました。


キューブ(四角)のスイートポテトを作るはずが、思いの外ベタついて扱いにくかったので、急遽進路変更しました。ついでに在庫処分のためフィリングを入れました。あとはいつものテキトー全開です。

こちらは残念ながら、甘味が足りずに中途半端な仕上がりでした。さつまいものナチュラルさは出ていますが、ナチュラルが過ぎました。砂糖、はちみつ、バターなどで調整すればもっとおいしくできただろうに。

ちょっとガッカリ。24個できた。どうしろと。
明日はさつまいも祭りだ、わっしょい!



オレ流で尖ってる芋けんぴ。

ふかしいも、焼きいも、スイートポテトのなめらか系で万人受けを狙う。

やはり、さつまいもは役者。
放置力でじんわり熱を受けながらβ-アミラーゼ活性が高まって甘くなるのだから。あれこれ計算し尽くした頭のいい食材ですよ。

頭って、どこ?


いいなと思ったら応援しよう!