見出し画像

【白菜のぐったり煮】くたくた以上のぐったりで。

野菜が高い。

わかっちゅー、わかっちゅー。

先日行った産直市で野菜の値段に慄き、次は安くなる?とのほのかな期待は期待でしかないと悟る。

庶民の味方である大型冬野菜の白菜まで高く、旬も何もあったもんじゃない2025年。冬はどすこい系の白い野菜が旬でおいしい。白菜、大根、かぶ、カリフラワー。白菜は名前に白がつくから嘘はつかないと思う。

やる気がないといったら本当にやる気がなくなる。これは元気のない証拠でパワー不足。無理に動かずにぐったりすればいいのです。

値段が高い、重いといわれて肩身の狭い(肩はどこ?)白菜と一緒にぐったり体験を推奨します。
脱力に集中するのです。


白菜のぐったり煮

暗くてやさぐれた鍋の中
白菜、鶏もも肉、きのこ類、太いしょうが、塩麹、酒



「くたくた」ではなく「ぐったり」

鍋に材料全部を順に入れます。

鍋底にザク切り(最後の力でちぎってもよい)した白菜の芯(白い部分)
→その上に鶏もも肉ときのこ類
→その上と周りに白菜の葉部分
→しょうがを散らして
→水を100ccくらいと塩麹を入れて
→弱火〜中火でコトコト30分〜煮ます。
 (途中で食材をバラバラにします。肉がくっつく)


白菜を底に敷き詰める。横たわらせる。それがうま味に変わるのです。他の食材が助けてくれます。
卵を落としたら立派な一品になりますよ。

その間わたしは時間に追われることなく、やる気を探さずに過ごします。

あら、できた。



地味ですよ。華がないですよ。
でもこれでいいんです。これを望んだのです。
くたくたぐらいじゃ話にならない。

中途半端な動きはさらにやる気を奪われる。
あなたは疲れています。白菜を見よ。
後悔するくらいなら休もう。脱力しよう。
時に振り切る、ぐったりと。



いいなと思ったら応援しよう!