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時間投資「じっくりコトコト」の一考察

「じっくりコトコト」
いま聞いていかがですか?
暑いですか?そうですか。そうですよね。

いつから使い始めたのでしょう。
思い出すのは、ブルゾンちえみさんのお笑いネタ↓

(中略)
そんなことしなくても、コレさえすれば男は寄ってくるから!」

「じっくりコトコト。」

「煮込むの!」

もっと早く知りたかったわ。
何を煮込む?あなたへの想いと惚れ薬?


ネーミングがかわいくて食べたくなります↑


二重オノマトペには破壊力がある。
何を念入りに重ねたのか。
「じっくり」と「コトコト」には時間×手間をかけて(ひと手間ではない!)仕込んでいるメッセージが込められています。冬の季語にしてほしいくらい。

では「じっくりコトコト」は時間にすると何分くらい?

わたしの体感では1時間前後、それ以上かもしれません。


最近耳読して記憶に残った本をご紹介します。

時間の有意義な使い方、時間とお金の比較や生産性についてなどを具体的に記した指南書です。一部抜粋しました。

【時間を最大限に使うための7つの基準】
1 有意義である
2 楽しい
3 挑戦的である
4 思い出に残る
5 自尊心を高めてくれる
6 効果的である
7 健康に役立つ

1とは
その活動に意味があるか。自分の目標や価値観、性格と合致しているか。いきいきするのに役立っているか。

2とは
その活動は本当に楽しいか。笑顔にさせてくれるか。リラックスするのに役立つか。

3とは
その活動は挑戦的か。今まで経験のないことに挑んでいるか。現在のスキルに磨きをかけるのに役立つか。創造性を発揮し問題解決能力を高めてくれるか。

4とは
その活動はずっと思い出に残ってくれることか。ワクワクするか。遊び心に富んでいるか。

5とは
その活動は自尊心を高めてくれるか。人格を鍛えて向上することに役立つか。

6とは
その活動は目標に取り組むために最も効果的な方法か。

7とは
その活動は健康の維持増進に役立つ方法か。

ティボ・ムリス著 『後悔しない時間の作り方』より引用


さらに著者は自らの経験を語ってくれます。
以前毎日Netflixに何時間も費やしていたが、上記7基準に照らし合わせて検証すると、答えはほとんどがNOであった。

有意義ではない。楽しいがそんなに多くの時間をかけて楽しかったとは思えない。挑戦的ではない。自尊心を高めるどころか、しばらくして後ろめたくなった。仕事の一環ではなかった。健康的ではない。たまに見るにはいいが、それが有効な時間の使い方だとは思えない。

それらの原因は、Netflixに代わることを用意しなかったから。


あー、耳が痛い。同じように感じている方がいらっしゃるかも。



では、ここから本題です。

わたしの場合ですが、「じっくりコトコト」は上記7基準にほぼ当てはまります。
特に初めての挑戦は楽しくて創造性を発揮するし、健康の一助になっている。やった感がある時は気分が上がり、また挑戦したい意欲にかき立てられます。

何よりリラックス効果が高い!いろんな方のSNSを見ると、キッチンが好き、空間が好き、時間経過が好きにあふれています。落ち着くから。

じっくり取り組んで成果を上げて自分を癒す。
「じっくりコトコト」最高。

「じっくりコトコト」は放置すればよいと誤解されるかもしれないですが、そんなに単純ではありません。うっかり焦がすデンジャラスな一面があり、火加減次第で味は変わります。よって途中経過を含めて時々チェックしないと思うように仕上がりません。

手放している時間も料理をしています。

しかし空いている時間に掃除をしたり新聞を読んだりできるので、有効利用度はバツグン。
パンの発酵時間も同じですね。

手羽先とこんにゃくを煮込んだ日。


時間有効活用+おまかせの究極が「ホットクック」
ネーミングセンスに悶絶。うまい!上手い!美味い!いつか試してみたい調理家電です。




今日も猛暑。きっちり暑い。

こんな日はできる限りスピーディーで時短の、
「ひんやりつるつる」がいい。


「じっくりコトコト」は遠ざけよう……。



「じっくりコトコト」は、男引き寄せはもちろんのこと(?)、気持ちに潤いを与えてくれる能動的な時間管理術そのもの。


本物の秋を今か今かと待っています。
「じっくりコトコト」とともに。


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