料理本をコンプリートできないのはなぜか。
Instagramで知りました。
料理本(スイーツ・パン含む)の1冊全レシピ作ったことを意味するようです。1冊の全レシピ作るの?
考えられないくらい高きハードルで偉業に思えます。「そんな人がいるんだ」素直に驚きました。
前職では必要に迫られて、手当たり次第料理本を購入しました。併せて雑誌の定期購読も。
目に留まった使えそうなレシピを大急ぎで何品か試作して、後は観賞用になるのが常でした。
しかしおもしろいもので、何年かぶりに開く本でも「この辺りに○○レシピがあった」と驚くほど覚えています。作っていてもいなくても。
選んだ本は舐めるように読んでいるので、脳が料理したと錯覚しているかもしれません。
結局、作る意欲はあっても実践しなかった。
幾千のレシピを眠らせてしまった。
「目先の成果だけを追っていた」に尽きます。
現在は作る時間も体力もあるのに、なぜコンプリートを目指さないのか。
よくよく考えると、面倒くさいが先に立って「やらねばならない」状況にないからだと思います。
作れば家族は喜ぶだろうけど、それよりも何よりもはるかに勝る「ものぐさ」
それに加えて、
①レシピ数の罠
どの本もいくら少なくても30レシピ以上は掲載されていると思います。ビビビッと来ないレシピはスルーする正直者です。5レシピ掲載くらいなら作る可能性がある?そもそもそんな本は出版されないでしょうね。
②実力の罠
スイーツ・パン本が顕著ですが、手に合わないレシピを見ると何かがバキッと折れて作る気が失せます。見るだけ、おいしそう!と想像するだけ。
そこにチャレンジ精神はない。
きっぱり見切る、自分を。
③食材数(量)の罠
たとえば1皿作るために「生クリーム大さじ1」なんて書いていたら、即座にスルーします。
たったこれだけのために買う気が起きません。
また、やたら食材(調味料も)が多いレシピは作る気が起きにくいです。買い物をはじめとする準備から料理開始までの時間が短いほど好ましいです。
材料を揃えるのにコケる。
④コストの罠
この料理(スイーツ)を作るためにこんなに必要?と疑念を抱いてしまったら作りません。頭でそろばん(古い?)をガシャガシャ鳴らします。
クリームチーズ、生クリーム、サワークリーム、クーベルチュールチョコ、ラズベリーに……
はい、消えたー!
⑤嗜好の罠
材料と説明を見ると、なんとなく味が想像できます。未だに苦手な食材や柔らか食感系の料理はどうしても作れません。好きではないものをあえて作る年齢ではないです。好きにしたい。
⑥スマホの罠
身近過ぎて、本より先に手がのびます。動画とテキストがセットだからわかりやすくて便利。
じっくり読みこなすには圧倒的に本が有利ですが、時間のない時に助けてもらうのはスマホ検索レシピが多くなりました。
本棚で生き延びている大好きな料理本は大切にするつもり。愛でる喜びを感じながら、作っておいしい時はレシピをnoteに投稿できたら最高。
コンプリートはできない。
わたしは八分目の人だから。
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