老後の初心忘るべからず
食堂のいつもの席から外の激しい風雨を見ています。今から待ち受ける身としては落ち着きません。
しかし心配事がある時こそ食べるのだ。
さて、昼食開始。
雑誌を読んでいて、ある書家の一文に目が留まりました。
一度間違ったら、その失敗を繰り返さない。
20代が初心なら、30代も初心でなければならない。
加齢で体力は衰えて若い時のように体は動かなくても、100%動かしてきた体を60〜70%動かすだけで100%の時以上の表現効果を上げる。
なるほど、いたく心に刺さった。
ここからは自宅での夜の始まり。
嫌な嫌な時間帯を過ごすことになりそうです。
風はブンブンゴーゴー吹き荒れて、雨は風の合間にバラバラバラバラ大きな音を立てています。
さてテーマに戻ります。
10代や20代に戻りたいと思ったことはありますか?
わたしはありません。若返って体力増進が叶うのはありがたいけれど。
無防備で知識や経験が未熟なあの頃には戻りたくないと思う高齢者が多い(数は不明)ようです。
わたしも同じ考えです。
体力がなくなってきても踏ん張る努力を細々と重ね、100%動かしてきた体を60〜70%動かすだけで100%の時以上の表現効果を上げられたらすごい。
すなわち高齢者には体力不足を経験や思考で補うゆとりがあります。言葉は含蓄に満ちて、穏やかな決断力が備わっていて、柔和で慈しみがあって……理想の高齢者?
歳をとっても新たなチャレンジをして、好きなことは諦めずに継続する。初心を忘れたらあかん。
それにはやはり前頭葉の活性化が必要になるでしょう。
台風は明日直撃予定。派手に暴れ中。
みなさまはくれぐれも我が身を守り、ご家族を守って無事でいてください。心からお祈りいたします。