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なぜ人は働くか

働くのがもうイヤって人いますよね。連休が来るとうれしい、次の仕事の日が憂鬱だ。

一方、働きたいという人もいます。学生、主婦、働きたいんだけどそんな環境にないという人たち。一部には休みが嫌だ働きたいと言う人もいそう。

働くって何だろう、と思うときがあります。

働くことのいいところって、お金くれるところですよね。何と言っても。無給だったら絶対にやらないです。

学生とか主婦って、お金もらえないですよね。稼ぎのある家族の収入をもとにお金を立て替えられているような気持ちになっちゃう。

今の時代、「オレの収入で食わせてやってんだから黙っとけ」なんてお父さんはもういないでしょう。「いやいや、君たちのおかげで私は働いているんだ。みんなの給料だよ。」なんて殊勝なことを言う人が大半じゃないかなあなんて思います。

でも、やっぱりその収入にぶら下がってる方にすると、やっぱり「ああ自分が働いて直接お金をもらったら、さぞうれしいだろうなあ」と憧れる気持ちはよくわかる。

人から価値を認められるに当たって、お金をもらえるっていうのは、もうそれそのものがやりがいになりますもん。

専業主婦がいくら家事をがんばったってお金は降ってこないし、学生がいくら優秀な成績を収めても、お金をもらえるわけではない。

働くことへのあこがれって、そういうところから来ている。

で、学生や主婦やそれを求めてアルバイトするんだけど、このアルバイトっていう仕組みは良くない。お金もらえるって言っても、大した働きができない。もっとできるのに。でもアルバイトって基本的には責任の軽い、単純労働で成り立っているから、やりがいを感じられない作業が多いし、もらえる金額だって限られている。

時給がね、1000円から1010円になって、それがどうしたって話です。しかも1年とか2年で、です。

だから、働く、ということができているって、すごく幸せなことだと思うんです。働かせてくれてありがとう、と各種方面に感謝しながら働いています。

世の中も、この「働く」ということが実は特典なんだということがわかって、共働きを優遇したり、女性の社会進出を進めようとしました。でも、結果としてどうなったかと言うと、少子化が進んだり、男女間の待遇の差が深刻だということになりました。

そんなに、全員に働くということができる基盤を作るのって、頭で考えるほどうまくはいきませんよね。

芸術の世界などで言えば、芸術作品を作ることを自分の仕事にしたけれども、作品が全く売れない。だから無給のような状態になってしまい、そもそも自分の作品の価値、そして自分はゼロに等しいのではないか。そんなふうにマイナスの思考に囚われ、最終的に心を病んだり、体調を崩したりする人も多いと聞きます。

この、お金をもらえる、仕事、というのは、人間が生きがいを見出すことに対する、よくできた仕組みなのだなと思います。

だから、今働けている人は今に感謝。そして働けない人が、どうやったらこの働くということを一部でも体験し、お金を得られる体験ができるかは、もっと考えなければいけないんだろうなと思います。

noteもそうだし、アフィリエイトもそうだけど、誰でもできる稼ぎ方でもないなと。美術家や音楽家もそうなんだろうけど。うまくいったらむしろサラリーマンよりたくさんもらえるのかもしれないけど、大多数のうまく行かない人の何ももらえなさがひどい。

この、仕事ではないけれども、アルバイトとも違う。何らかのお金のやりとりを挟んだ、生きがいとなるような活動が、もっと一般化されないと、不幸に感じる人が救えないと思います。

学生のときには、いろんな才能を持っている人がいるものだな、と思った。しかし、年齢を重ねるにつれ、その才能を社会で発揮するための方法は本当に限られていて、フルタイムか、それともハイリスクハイリターンの創作活動しかないように見える。アルバイトなんて、時間つぶしにしかならない。

もっと個人間で、お金が動いた方がいいのかもしれないですね。ゲームみたいに、困っている人が掲示板にクエストを張り付ける。それをやる気のある誰かがやって報酬を得る。みたいな。

クラウドソーシングのようなものかもしれないけど、アレだと、アルバイトに近い気がするんだよなあ。もっと、noteみたいな基盤で、人が大量にお金を使うようになるといいのかも。

決済機能をもっと社会全体でスムーズにして、個人間取引を増やすことで解決できるのかもしれないなあと思います。


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