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少数意見を多数決に図る愚策

選挙見てて思ったのですが。

野党中心に、少数意見を政策で主張する政党が多かったじゃないですか。SDGsやら福祉、弱い立場、女性問題、うんぬんかんぬん。

少数意見自体は絶対に存在していて、ある一定の面積があり、そこをゼロにしようとすると、少数なれど全国レベルで結構な人数が苦しい思いをするのがわかる。そういった層は死活問題なのでめちゃ活動するし、声も大きいわけです。

一方で多数意見は、別に大きな活動をしなくたって、多数決だったら絶対勝つわけです。当たり前でしょ。

この構造下で、少数意見を打ち出す政党は、1議席取れればそれでいいんですよ。何百人いる中に1議席あるって、それこそ少数意見のあるべき姿じゃないですか。そして、いくつかの政党が成功したよね。比例区が機能したと思う。

ところが、野党第一党になりたいような政党が、少数意見を前に打ち出したらそれは、多数決で勝てるわけないでしょう。特に一人区は自民党の圧勝だったでしょ。そりゃそうだと思ったわけ。

アメリカの二大政党制は、民主になろうが共和になろうが、アメリカが急反転しないのは、両方とも多数派の意見を中心にするから。だから、政策勝負というより「誰がやるか」がポイントになってる。キャラ立ってるかみたいな話になってる。

少数意見持ちだして、それを多数派にするために選挙で戦うのって愚策じゃないか。そして、多数派はそんなに政党の数はいらない。野党が多すぎる。少数意見はさておいて、自分たちの主張より国民の多数派の意見を優先すればまとまれるはず。

以上が選挙の感想でした。


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