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親から知恵が伝えられないハンデキャップを考える

人生にはある程度の攻略法が存在する。周りの人のことを大事にしなきゃいけない。横柄に振る舞うと必ずしっぺ返しに遭う。あいさつをした方がいい。礼儀は大事。身だしなみも大切で、人は結構外見で人の中身を判断する。とかなんとか。

私は高校から実家を出てしまったし、母子家庭だったこともあり、親からの伝達があまりないまま社会に放り出されてしまった。したがって、冒頭の攻略法など全く身についておらず、むしろ知らず、持ち前のエネルギーでとにかく前には出るも、ことごとく失敗を経験して学んできたと言うタイプだ。今では絶対にありえない行動を取っていたしその報いもちゃんと受けてきたので、誰に何と言われてもガイドラインのようなものは遵守している。失敗したくないからね。

けど、人によっては、攻略法を親が適切に教えてくれて事前に学んだ上で社会と対峙している人もいる。最近はネットもあって、失敗が可視化されやすいので、理解も深まるのだろう。我々世代が身を持って体験した失敗を情報として受け取り、もはや立派な大人のように振る舞う若手もいる。

しかし、親が伝えないどころか親も攻略法を理解しておらず、そして国語力の問題もありネットから情報を得ることもできず、子供は結果的に私と同じようにそのまま野に放たれて、案の定失敗している場合もある。

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