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なぜ新人に「教えてはいけない」のか
20代でITに飛び込んだ私だったが、考えてみれば会社に落ちていた様々な情報は、まるで外国語のように感じていた。日本語なんだから読めばわかるはずが、読んでもわからない。そしてなぜその文章が必要かもわからない。
そこから30年弱経って今があるが、今では全てのことがたいていわかる。読めばわかる。だからわからないのは、読んでいないからだ。読まなきゃいけないのは今でも変わらず、つまりは日々勉強なのは変わらない。
20代の頃も日々勉強なのだが、教材が教材になっていない。小学一年生に中学生の教科書を渡すのと等しい。勉強しろって言っても、新卒の頃の勉強と今は全然意味が違う。
なのに、教育プロセスを考えるのが有識者なので、有識者はこれを読め、あれを読めと言ってくる。言葉がわかることを前提に色んな話をしてくるので結果、ベテランと若手の話はかみ合わない。
「前にも教えたよね!?」
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