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メインコンテンツです。お仕事にまつわる色々なことを1200字~1500字程度にまとめています。もう随分長く仕事をしています。もっと早く知っておけばよかった、ということを言語化して…
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2024年11月の記事一覧

より良く生きたいなら、所作に気を付けて

私自身はそんなに育ちが良くないので、若い頃にすごく苦労した。というか苦労だと思わなかったけどわざわざやらなくてもいいことをやって、良くない結果を引き込んでいたと思う。 人の悪口を言わない。なぜなら、悪口の相手が聴いて無くともどこからから伝わるから。あの人は見えないところで人の悪口を言う、と思われたら信用がた落ち。悪口は面白おかしく「いじり」のつもりで行ったはずなのに、悪意ということになり、そして悪評が知らないうちに立ってしまう。 身だしなみ。服はこまめに洗濯しているか。し

学校では教えてくれない、社会のルール

学校生活では「面白いことを言う人」「声の大きい人」が中心になりがちなのだが、会社ではこのルールが変わる。求められる要素が変わる。学生から社会人にクラスチェンジした時に「あ、楽になった」と思った。ここは以前と違う場所だと。 何が変わったのかな、と今になって考えてみる。 ・常に正しいことを言っている人は他人から重宝される ・感情を仕事にさらけ出す人は重要な仕事から遠ざけられる ・面白いことを言うことは決してマイナスではないが、出世とはリンクしない ・言動と行動が一致するととも

「偉い人の言葉」ではなく「正しいこと」が正解、と言う原則を現場に浸透させるとなぜ良いのか

企業に置いて、役割や権限は、明確にして誰もが守る決まりにしなくてはいけない。でも、一般的な技術、例えば私が所属してるITについては、世の中で標準化されている。会社を変わっても使える。だから誰でも平等に学ぶことができるし、努力したら知識を拡張できる。したがって、例えばメンバーよりリーダーが博識だとか、マネージャーは一番だ、とも言えない。立場は上でも、メンバーの方が詳しいなんてことが起こりえる。 私は現場ではマネージャークラスだが、いざ仕事自体に関しては、マネージャーの発言が絶

あれがダメ/これがダメ、から脱却できる考え方

ネットの世界では、あれがダメ/これがダメ、という意見が氾濫している。個別の意見を見れば納得する。それはダメだよな。しかし、そういった意見をたくさん見てしまうと息が詰まるのではないか。そもそもダメなところが一つもない人なんているのだろうか。みんなダメだとしたら、みんなより良く生きていけないのか。 この世界は労働の義務ってものがあって、基本的には働かないと食えなくなっている。働き方は柔軟性が高まっていて形はそれぞれあるけど、参加しなきゃいけない。であれば、そんなにダメダメ言って

自発的に動く部下の作り方

私の部下たちは、試行錯誤の結果、自発的に動いてくれるようになって頼もしい。全て初めからそうだったわけじゃない。何がポイントなのかを書いておく。 まずは、部下たちでチームを形成したこと。チームも1チームではなく、全体作業の確認や承認を行う上位チーム。全体作業を実行する下位チームの2チーム構成とした。上位や下位というのは「偉さ」ではなく、あくまでも役割の話である。上位が全体の価値を担保し、下位は実行を司る。 私自身は上位チームから相談を受けたり、判断できないような高度な状況の

日々を昨日と同じように過ごしていくことの凄さ

朝、目が覚める。 布団から出る。 お手洗いに行く。 顔を洗う。 家族におはようの挨拶をする。 朝ごはんを食べる。 歯磨きをする。 着替える。 会社へ持っていくもののチェックをする(カバン、財布、スマホ、いやほん、家の鍵、ハンカチ) いってきます、家族に行って家を出る。 家の鍵を閉める。 朝の私の行動を書き出した。日々微妙に違ったり、ハンカチを忘れたり、色々異なることはあるが、ほぼこの通りだ。 この後、通勤や仕事が待っているが全ては書かない。実は人々はたくさんのことを、「日

何らかに対する嫌悪感を、他者に押し付けてはいけない。

デリケートな話なので有料部分で書くことにする。

「orangeitems お仕事note」メンバーシップをリニューアルしました

随分「orangeitems's diary」と言う名前を引きづってきましたが、そもそもdiaryじゃないので、ご存知じゃない方にはわかりにくなってきました。ということで色々名前を検討してみましたが、わかりやすい看板を、というのでorangeitems お仕事noteとしました。これからも「お仕事」をコアにして記事を作って行きたいと思います。 「マガジン」という記事を束ねる仕組みもあるのですが、こちらも整理しました。毎日一記事を書いているメインコンテンツはorangeite

これから起業するなら「ねらい目」にしたいこと。

コロナ禍の最中、そしてその直後は、チャンスと言えばチャンスだった気はする。世界が大きく変わって行くタイミングで、その変化を観察していれば当たり外れがわかりやすかったから。 今はもうコロナ禍自体を発想する人が大きく減っていて、日常に皆戻っている。何でもやっていいよ、と言われても何をやっていいかわからない。どう変化して行ってもいいと言われても、変化が読めない。 これから社会がどんな方向に変わって行くか、ここ数年で最も読めない。日米の政権環境がこれだけ激変することが全てを象徴し

好きこそものの上手なれ、には抗えない

私は、すごくパソコンをさわっている。一日の大半をパソコンとの会話に費やしている。仕事をパソコンを通じて行うので当たり前のようだが、プライベートも同様である。こうやってnoteを書いているときもパソコン。ゲームもパソコン。様々なことをパソコンで行うことに、仕事も遊びも関係がない。その分、人よりスマホを触っていないはずだ。 この、パソコンという存在がたまらなく好きで、それは小学生のときになぜか自宅にパソコンが届いてからずっとだ。当時はBASICでプログラミングするしかできなかっ

難しいことを、難しく語るのが大嫌い

最近、年収103万円の壁って話題になっているでしょう。でも制度的には、もっと難しいことになっていて、壁が何重にもなっている。所得税・年金・社会保障などなど、とにかく色んな条件が合わさって、100万円超あたりに手取り減の理由が隠れている。 これを政治家が、「理屈を良くわかっていないのに議論するな。理屈はこうなっている。」と語りだす。その理屈自体は正しいし、頭がいい人が読めばすぐに理解できる内容である。 しかし、税制のお客様は国民全体なので、国民全体に伝わっていない時点で実は

いつまでも技術力を磨き続けるために 心の在り方10選

はじめに私が20代だったころは、50代60代になると最新の技術からは取り残され、過去の遺産と築いた実績で生き延びる、というイメージがあったが私自身がそうはならなかった。 いつまで経っても職場で「一番詳しい人」で在り続けているがこれは特別な心構えがあったのではないか、という仮説を持っている。でなきゃ、多くの40代50代は皆「名人」になっていそうなものだがそうはなっていない。 日々の積み重ねの中で、どこに差別化要因があったのだろうか。実体験からどんな心の在り方だったのかを分

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トラブルシュートの心構え

若手を観察していると、トラブルシュートがとても下手だ。計画の上で決められたことを対応することはそつ無くやる。しかし、少しでも困難に当たると逃げ出しそうになる。私が引き取ろうかと言おうものならすぐにでも「お願いします!」と言わんばかりである。逃げ腰を絵に描いたような態度だ。 何がそんなに彼らを青い顔にするのか。たいてい、サポートと会話をして相手がわかってくれないことが契機となっている。トラブルシュートは個人プレーになってはいけない。個人にできることなんて限られている。それより

ファッションへの考え方

私は貧乏学生上がりで、就職した時にも就職氷河期の入口でバラ色の就職はできず、それなのに早く結婚し、マンションもほぼ頭金無しで買い、その上子育ても早めだったので、結構な間貯金わずかで過ごしてきた20代30代だったよ。 西暦2000年に入りユニクロがヒットしたときに、初めてユニクロに入った時にあらゆる服の安さに驚愕した。当時ズボンは9000円くらいが相場だったのに、2900円、ものによっては1900円みたいなものもあって、これなら服買い放題みたいなもんじゃんとカゴにどんどん服を