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メインコンテンツです。お仕事にまつわる色々なことを1200字~1500字程度にまとめています。もう随分長く仕事をしています。もっと早く知っておけばよかった、ということを言語化して…
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2024年8月の記事一覧

「忙しい」は、全て悪いのか

過去、仕事がものすごく忙しかったことは何度かある。 一度遭遇したのが、そもそも通勤に時間がかかっていた職場だった時。自宅からオフィスまで、ドア to ドアで1時間30分くらいかかっていた。 当時はテレワークなどあり得ない。週5で通っていたし、有休休暇取得率もすごく低かった時代だ。しかも朝9:00スタートというわけではなく、もっと早い時間が始業だった。そのくせ残業体質で、家には寝に帰るような状態だった。

2024年9月からプラチナプランのサービス内容を変更します

もう9月ですね。2024年、あまり何か成し遂げた手ごたえもないまま秋がやってきそうです。今年はこのnoteメンバーシップを始めた年でもありますが、ちゃんと毎日更新できていて良かったです。メンバーシップへご参加いただく方も増加傾向です。 こうやって物書きだけで生きていけたらいいのにと思うのですが、さすがにそこまでは会員数を満たしていないので、それまでは地道にやっていくしかないです。その地道さすらも取柄の一つでもあります。まあ、夢はいつになっても見てもいいものですから。 さて

自分がやったことに対して反応が無くても気にしないメンタルがベテラン以降に必要となる

もはや教える立場となり、新しいことは誰からも教わらない。ベテランの年齢になるとそう言ったことが増える。後進を育てて行かないと難しい仕事は全部自分にまわってくる。育てるために、自分が理解したことを部下に披露する。色々と調査し悩んで理解したことは資産であり、誰かに手放しで渡すことは一見、不利益にも思えるが、残念ながら手放さないと、新しいことをやる暇が無くなる。しかし、会社には次々と新しいことが押し寄せるので、結果、自分の仕事量だけがどんどん増えて詰むのである。それでもどんどん仕事

「自分自身を、他人と比較してしまうのが辛いです」という悩みへの答え

最近人生相談の動画を見るのが楽しくて見てるけど、人って自分のしらないところで勝手にたくさん悩んでるんだなということがわかった。 その中でもよく目にするのがタイトル。他人と自分を比較して劣等感を持つということについての話がものすごく多い。 私は?、私は全く比較しないな。 なぜかというと、私は、他人にできることが苦手なことが多いし、一方で他人ができないことが得意だったりする。そのバランスがとても極端で、かなりできないことについては、できない。できないことを他人と比べたら、劣

40代に求められたこととできたこと、そして50代に期待するところ。

私の40代も終わりが近づいてきた。 あと3か月ほど。以前ぼんやりと50代が見えてきた、みたいなことを言っていた気がするが、見えてきたどころではなくもうクッキリとそこにある。いつ50を迎えてもいいように準備はしてきたし、思ったようにできたとは思うが、いざ近づいてみると、なかなか感慨深い。 40代はまさに、自分の方向性を固め、それまでに培った経験を社会に還元する時間であった。この期間に進路を迷っているようでは時間切れになってしまう。基盤はぜひ30代までに築いておくべきだ。迷っ

他人からの依頼について、適当に流そうと考えた私の思考についての一部始終

何にでも一生懸命に、全てに誠意を尽くすことを一番に考える私の行動原理が覆され、ああ、全てに対応する必要もないのかなと思い始めたので書いていく。 理想は高いが、この理想が誰のためかわからなくなってきた。経営者なのか、上司なのか、私以外の人物の理想のような気がしてきて、私の理想とは乖離している気分になってきたのだ。

あなたの知っている世界は、ものすごく脚色された狭い一つの箱庭に過ぎない

普通に生きていると、会社やら自宅やらの往復になりますよね。もっと言えばフルリモートの方は、ほぼ自宅から出ない。 そこから世界を拡張しようとすると、趣味を始めたりして変化を付けようとするわけですが、趣味と言っても人それぞれ。また嗜好もあるのでどうしても偏りますし、いくつもできないですね。いくつも手を出していたらお金も時間も足りません。 じゃあ世界を拡張するために、仕事を変えようなんていうのもリスクが大きすぎ。失敗したら、世界を拡張するどころの話ではなくなり、どこかで着地点を

真面目に働くことはコスパが悪いか

ネットで「真面目に働くことはコスパが悪い」って発言を見かけた。そうかねえ、私なんかめちゃくちゃ真面目に働き続けたけど、なかなかコスパはいいよ。なぜこんな意見になるのだろうか。 この理由は簡単だ。真面目に働いたとしても報われるとは限らないからだ。真面目さは武器だがどんな敵をも倒せるかと言えば微妙だ。

私が活躍すると立ちはだかる「属人化」と言う矛盾

私がやれば楽、話が速い、という仕事の分野はある。 突き詰めれば、私がいなくなれば、残されたメンバー達は困るだろうなという部分だ。私に属人化している仕事が確実に存在する。 組織運営上は、属人的な部分を排除していかないと、リスクを放置することになる。組織に属している人、または関係者は、この部分に気がついている。だからこそ、組織を育てるとともに誰かしかできない仕事を減らそうと私を含めてチーム全体で努力してきた。私の仕事は、できるだけ誰かにも共有して、オープンにしようと努力した。

効率を上げる努力を続けるだけでいいか

効率を上げると一人当たりの仕事量は増える。人件費はメンバーの増減が無い限りはほぼ一緒だから、効率を上げれば上げるほど合計の仕事量は増えて行く。 ただし、効率化をどんどん進めて極限まで行くと、一人にのしかかる仕事量がかなり多くなる。そして効率化とは、複数の仕事を同時にやることを強いるので、同時に進めるべき仕事の数が増える。 一つ一つの仕事は効率化して簡単になったのに、並行にやらねければいけないので難易度が上がる。メンバーの脳は疲弊しやすくなる。あれもやらなきゃこれもやらなき

大都会で水浴びをするグリフォン

今年の夏は、私のメンバーシップで連載しているorangeitems photosのため、毎週、東京を中心に色々な場所を訪れました。 この前は迎賓館赤坂離宮に行ってきました。その時に撮った一枚がお気に入りです。 この日は40度近くまで最高気温が上がる猛暑日だったのですが、迎賓館本館の前にあるグリフォンがめちゃくちゃ涼しそうでした。 ちなみに引きではこんな感じです。 ここは外国ではなく、東京・四谷です。 東京には住んでいる人が気づいていない素敵な場所がたくさんあります。

忙しさが過ぎた後こそ、戦略を整える

頑張る、という言葉は度々悪用される。何をどうするか、について大幅に抽象化する傾向にある。私は仕事を頑張った!、としても客観的な結果を出せなければ評価されない。その頑張りがある程度色を付けられる要素になるにしろ、結果ありきの面が強い。 忙しい時は、その忙しさをこなすために、かなりのエネルギーを使うし、集中もする。ある意味、楽、ともいえる。何も考えずに目の前のことにまい進すればいいからだ。 しかし忙しさはいつしか通り過ぎる。その時に思う。もっといい方法はなかったか、方向性は正

人生がつまらないと思ったときに読む話

最近、都内を中心に様々な場所に出かけているけれど、一つ分かったことがある。単に出かけていることそのものには、たくさん勉強になることが多い。その場所に展示されている情報そのものはもちろんダイレクトに脳に飛び込んでくる。そして建築物として、様々な工夫も確認できるので、間接的な情報もある。その建物の周りもまた、背景として意味を持つ。直接に観察に勉強になっている。 ある場所に行って情報を入手して帰ること。これを繰り返すことで、単に足し算として教養を得られると思っていた。 ところが

そういえば、若い頃はお笑いをよく見ていた

私のような孤高に見えるタイプでは意外かもしれないが、若い頃はよくお笑いをテレビで見ていた。M-1グランプリは第一回から欠かさず見ている。そのほかネタ番組もよく見ていた。最近、あまり見ないけど。 あの、お笑いというのは、コミュニケーションの勉強としては最適だったんじゃないかと思うことがある。なぜ、人が笑うか、ということの専門分野であるから、ある程度の柔軟性のもとに法則を個々の演者がつかんでいる。もしくは、面白くない場合でも、なぜ面白くないのかを考えさせられる。乗っている芸人は