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記録より記憶?記憶より記録?

記録よりも記憶に残すべきか、記憶よりも記録に残すべきか。

ここ数ヶ月かけて準備してきた仕事が、今日で一段落。当日を迎えるまでわからなかったこともあったけれど、もっと早く気がつけたはずだと反省すべきことの方ががたくさんありました。2年前に同じ仕事をしたので大丈夫と思っていたのですが、やはり細かいことは忘れていることが多いですね。自分がメインの担当ではなかったにせよ、もっといろいろできたはずだと今日だけでも気づいたことがいっぱい。きちんと記録して次に繋げなければ。

記録するといえば、noteへの投稿と5年手帳を始めて1ヶ月が経ちました。noteは今日が33日目。5年手帳も2ヶ月目へ。内容はそれぞれ違うのだけれど、自分なりに何を綴っていくかが固まってきたので、書くのは楽になってきた気がします。

記録よりも記憶に残すべきか、記憶よりも記録に残すべきか。
これが今日ふと浮かんだ疑問。

仕事のことで言えば、やはり記録に残すべきだと思います。気づいたことや反省点を記録して、次に同じ仕事をするときに活かす方が絶対にいいです。日付や時刻を残すことで、あとから助けられることもこれまでに多々ありました。その時は覚えていて絶対に忘れないと思っていても、次から次へと起こる出来事のなかに埋もれて二度と取り出せなくなるなんてことは本当にいっぱいあると思うので。

でも、記録に残すことで安心して、結果として忘れてしまう、覚えていられないということもあります。記録したことは覚えているのにその内容は記録を見るまで思い出せない。記録を見ればよいものだったら、記録を確認することを忘れなければいいのですが。インターネットや携帯電話の普及で、電話番号が覚えられなくなったとか漢字が書けなくなったとか言われているのも、このパターンに入るのかも?

一方で、仕事から視点を変えて考えてみると、すべてを記録する必要はないようにも思います。人間は、今までに自分に起こった辛く悲しい経験をすべて覚えていたら、その苦しみに耐えられず生きていられないということを聞いたことがあります。自分を守るために、辛い経験は忘れるようにできていると。ましてや、自分に都合のいいように無意識に記憶を書き換えることだってあると。

ん〜じゃあどっちがいいの?人間の脳は不思議です。覚えていたいことを忘れてしまったり、忘れたくないことを思い出せなくなったり。

”これは覚えておいたほうがいいよ。次に活かして。”
”本当によかったね。忘れられない思い出になったね。”
”忘れてもいいことだよ。苦しまないで。前を向いて。”

記録に残すのか。記憶に留めるのか。
もしくは記録からも記憶からも解き放つのか。
少し先の自分に語りかけるように、決めていこうと思います。

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