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感謝の伝え方

礼儀について考える機会がありました。
礼儀とは…

人間関係や社会生活の秩序を維持するために、人として守るべき行動様式。特に、敬意を表す作法。

また、虚礼(形だけで心のこもっていない、表面を取り繕うために行われる儀礼)についても同時に考えました。自分の気持ちを表す作法が礼儀作法なのであって、その真意を理解して作法を行わないと意味がないですし、相手にも失礼にあたりますよね。

かたや、「ありがとう」と言わない部族の話をラジオで聞きました。ありがとうと言うことが、自分たちの関係を薄っぺらいものだと表しているように感じると言うのです。自分たちはそんなことを伝え合わないといけない関係なのかと。じゃあどうやって感謝の気持ちを表すのか?というと、”時間がかかっても行動で表す”のだそうです。相手が困っていたら手を差し伸べる、相手のために何かをする、というように。

では、感謝を表すためにありがとうという言葉を使う私たちは、その感謝の気持ちを本当に伝えられているのか。言葉で伝えることで終わってしまっているのではないかと。

今の日本の社会で、感謝の言葉を全く使わない、ということは難しいでしょう。でも、ありがとうと言うだけで終わるのではなく、そのあとも相手に対する感謝の気持ちを深く持ち続けて、相手に返していくという考え方はとても大切だと思いました。

いま、大変お世話になっている人と、一緒にいられる時間がそう長くないことを今日知りました。一緒にいられる今の間に、これまでの感謝の気持ちを行動で表そうと心に決めました。

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