映画『366日』を観に行った話
こんにちは、無理してキャラ崩壊したい系オタク、あやかです。
今回は久々の映画鑑賞の話。
鑑賞前のひとりごと
恋愛系が苦手な私。
恋愛どころか友人作りにも苦労し、リア充爆破しろとノリで言ってる始末。
しかし、最近ドラマとかでこの2人くっつけよとかなんかやけにあの子のこと気にしてるよなとか。
あれ、私ってカプ厨?と疑惑が浮上しています。
もしかして、私は恋愛系がダメなんじゃなくて昼ドラとかのドロドロ恋愛模様がダメなだけ?
SilentLoveとか観れたし、金田一のドラマ観ながらはじめと美雪くっつけよとか思ってたし…。
私って、恋愛系大丈夫かも?
この説を立証するため、あと裕翔くんの役がめちゃくちゃ良かったと聞いたので、我々はアマゾンの奥地(映画館)へと足を踏み入れたのであった…。
(この構文前から使ってみたかった)
ちなみに地元を離れてから初めての映画なので、どんな映画館なのかも気になるポイントである。
鑑賞後の感想
⚠︎︎ちゃんとストーリーの感想を書くつもりですが、JUMP担なので琉晴ひいきになってしまうかもです。
まさかのはじまり
裕翔くん演じる琉晴、身を引く系幼なじみだと思っていたら初手の時点で夫婦になってました。
勝ち確かよ。
当て馬?ってタイプじゃなかったのか…。
王道みたいなラブストーリー
明るい美海ちゃん。
イケメンで人気者の湊先輩。
そして美海のヤンチャな幼なじみ、琉晴。
すれ違いがありながらも王道の高校生時代。
めっちゃ初心でキュンキュンです。
特に美海ちゃんと湊先輩の距離が近づくキッカケになったMDを靴箱に入れて交換する方法が少女漫画とかでよくある交換日記のような感じで、こういう青春やりたかったな〜なんてときめいちゃってました。
すれ違い多すぎな2人
大学生編も美海ちゃんのヤキモチがありながらも、甘々で微笑ましい日々。
だったのですが…。
病気のため、美海ちゃんの夢のために別れを切り出す湊先輩(理由は言わない)。
別れた直後に妊娠が発覚する美海ちゃん(このことを伝えない)。
2人とも言葉足らずすぎる…。
しかし、お互いの気持ちわからなくもないから辛い…。
美海と琉晴、そして湊
別れを経て、沖縄に戻る美海ちゃんは琉晴と再会します。
美海ちゃんの気持ちを聞き、この子の父だと宣言する琉晴。
学生編のヤンチャな姿はどこへ、立派な大人になっていてギャップでときめいてしまいますよ…。
一方の湊先輩、病と戦いきった末に美海ちゃんの聴かせるための曲を完成。
そして約束を果たすために沖縄へ。
しかし、美海ちゃんと琉晴の結婚式という最悪のタイミング。
それを知り、最初は帰ろうとしましたがバスを降りて結婚式へ向かう湊先輩。
走って式に向かう先輩と、そのバックで流れる「366日」。
正直、裕翔くん目的。サビしか知らない。
そんな私でもこのシーンの辺りから視界がウルウルし始めました。
え、式場直撃するの?ちょっと待ったーするの?
なんて思いましたが、美海ちゃんにバレないように一目見てすぐに去る優しい人でした。
2人の娘、ひまりちゃんに手を振り返す姿が切ない…。
今伝わる想い
回想パートと同時進行で行われていた現代パート。
琉晴パパ(もうマジでパパだからパパ呼びする)に頼まれたひまりちゃんが、東京で湊先輩にMDを届けに行きます。
心配でついてきた幼なじみのこたろうくんとの会話が微笑ましい。
その途中でひまりちゃんは本当の父のことを知ってしまいます。
困惑するひまりちゃん。
そんな彼女の背中を押すこたろうくん。
美海ちゃんと琉晴の関係に似てるなと思う一方、美海ちゃんと湊先輩の2人との対比のようにも感じました。
そしてMDを湊先輩に渡すひまりちゃん。
ついに伝えられなかった想いが届きます。
MDに書いた愛の言葉を過去形に書き直していた美海ちゃん。
過去をしまい、前を向いたのだろうという意志を感じました。
最後にいたいのは
病であとわずかな命の美海ママ(琉晴パパって呼んじゃったし、こっちもママ呼びする)。
ひまりちゃんが東京に行ったことを知り、驚きを隠せません。
それに対して琉晴は本当の家族といるべきだと告げます。
MDを持って帰ってしまったことも謝罪します。
しかし美海ちゃんは、琉晴に助けられてきたと伝えます。
最後にいたいのは琉晴だと。
一方の湊先輩も、本当の父かと聞くひまりちゃんに対して、父は育ててくれた琉晴だと言います。
血が繋がってなくても、琉晴は立派なひまりちゃんの父であり美海ちゃんの夫だったのです。
最後に、戻ってきたひまりちゃんが湊先輩が作った約束の曲を美海ちゃんに聴かせます。
その後、曲を聴きながら眠りにつく美海ちゃんのカット。
そして悲しむ琉晴パパとひまりちゃん。
実は、ひまりちゃんがMDを美海ママに付けてあげたシーンの時点で美海ママは目を開けないんです。
美海ちゃんが最後にいたいのは琉晴。
なのに、その場に琉晴はいませんでした。
もしかしたら、このシーンの時には既に永遠の眠りについていたのかもしれません。
実際、約束の曲は美海ちゃんに届いていたのか。
琉晴がいるタイミングと約束の曲を聴いているタイミング、どちらの最後が美海ちゃんにとって幸せだったのか…。
それは、私にはわかりませんでした。
本当に悲しい話であると同時に、再会だけがハッピーエンドじゃないんだなと実感しました。
全員がいい人しかいない、悪人どころか打算的な考えや下心すらほぼない。
(強いて言うなら琉晴がMD持って帰ったぐらい)。
みんな、相手のことを想って大切に考えているんだなぁと実感します。
それはそれとして、湊先輩と美海ちゃんは言葉が足らなすぎな!!
もっと話し合え、事実を伝えろ!!
全体を通して、美海と湊の恋物語であると同時に美海と琉晴、そしてひまりの家族の物語でした。
それと、好きな人と結婚したい人は別って話は本当なんだと思った映画でした。
どうか、美海ちゃんの最後が彼女にとって幸せなものであったことを信じて、今回の記事は終了。