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『内向型人間の時代』 まとめ

社会に出て働くようになり、なんかうまくいかない、つらい、自分のこの性格じゃダメなのかもしれないと色々と感じることがあり、何か解決の方法はないものか、模索している時に見つけた本。

バイトの募集広告に、『明るくて元気な人』『人とコミュニケーションするのが好きな人』『自ら積極的に行動できる人』というキャッチコピーを見かけると、「あー、自分はそれができないからダメなんだな。」と自分を責めて勝手に落ち込んでいた。確かに上記3つができる人は仕事ができる人と言えるのかもしれない。でもできないとダメなのかと言えばそうではないと思えるようになった。

外向型の特徴:『刺激』『熱狂』を求める →  否定的意見や相違があっても熱心に問題に関わる、積極的な印象を与える、自己顕示欲が強い、炎上を楽しめる、パリピ、『ひとりは寂しい』と感じる 、人と会う、パーティーで騒ぐなどしてストレスを解消する

内向型の特徴:『集中』『没頭』(フローな状態)を求める → 友好的・平和的で衝突を避ける、消極的な印象を与える、自己顕示欲が弱い、炎上を回避する、『ひとりは心地良い』と感じる、静かな場所でひとりで過ごすことでストレスから回復する

最近はコミュニケーション促進のためにオープンオフィスやフリーアドレス制のオフィスがあったりする。以前私はフリーアドレス制の開放感があっておしゃれなカフェみたいなオフィスで働いていた。確かにミーティングがしやすいし、気軽に相談や雑談ができる。息詰まるような感じもなく快適だったけれど、自分の決まった居場所がないという不安があったり、集中が必要なクリエイティブな作業はしづらいと感じて逆にストレスが溜まった。

業務内容や職業、その時に応じて内向型と外向型を使い分けたりする場合もあるだろうと思う。結局今の世の中は外向型優位の時代の中にあり、内向型の人は生きづらいと感じることも多い。押しが強くて声がでかいやつが勝つ、みたいな傾向もある。今まではそんな押しが強い人に気後れしてしまっていたけれど、そんな人たちをしっかり平和的にフォローしてあげられる観察力や分析力、危険回避能力みたいなものが自分にはあるんじゃないかと思えるようになった。

もう今更私は外向型にはなれないし、無理に治そうとするとかえって苦しくなってしまう。外向型が得意な人に助けてもらいながら、内向型でもできることをやっていこうと思う。諦めというか、開き直りというか、自分をしっかり認めて許してあげようと思った。


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