今年はじめて心療内科に行った話 ①自覚

こんばんは。Orです。

この記事で何が言いたいかというと、「心の調子がおかしい」と思ったらなるべく早く、恥ずかしさなんて捨てて、心療内科・メンタルクリニックに行こうねっていう話です。これ以外とくに何もないから、先に結論を言います。あとはダラダラと、わたしの記録としてあのときのことを書いてます。そんなの読んでる暇はねえ!という多忙なメンバーは(メンバー?)、ここまで読んで「戻る」を押して下さいね。

そして、長くなっちゃったから今回は自覚した時の所まで。

ほんとにね、「心の調子が悪い」と思ったらなるべく早めに対処していこうね。





今年の6月、仕事は休みの日。この日は友達と恵比寿でランチする約束をしていた。予定通りに起きて、というか、目が覚めた瞬間から、なんだか胸騒ぎ?胸焼け?胃痛?言葉にできない違和感が胸あたりにあった。

「まあ寝不足かな」くらいに思って体を起こして浴室に向かい、シャワーを浴びることにした。だけどシャンプーしながら、早々に「あ、これなんかやばいやつだ」と気づく。髪の毛についた泡を流す作業ですらしんどい。どこかが痛いとか苦しいとかでもなく、重たい。身体が重たいわけではないけど、動きにくい。あ、これ心が重たいんだってわかった。

ゼエハアしながら、この重たさの正体がわからないままメイクや着替えを進めた。もうね、しんどくてずっと猫背。家ん中、前屈みに歩く。お出かけするときの準備って、自分をきれいにしていく時間だからいつもわくわくするのに、この日ばかりはただの作業になった。予定通りに出発するために、無心でこなしていった。

正直友達に断りの連絡を入れることも考えたけど、わたしの中の何かが「ここで断ったら今後友達と遊ぶのが難しくなる」と言っている気がして。予定通りにこなすことで「自分には何もおかしなことが起きていない」ってことになる気がして、むりやり外に出た。メイクはしたけど、全然かわいくならなかった。



待ち合わせまでの道中は、ホルモンバランスとか、精神疾患とか、そういったことの調べ物をしていた。得体の知れない体調ではあったけど、このときすでにこれは身体的にどこかが悪いのではなくて、精神的なものだろうとわかっていた。


実はわたしには長年パニック障害を患っている身内がいる。自分が患ったことはないにせよ、それがどういうもので、どんな苦しさで、どれだけ出口の見えないものなのか、少しはそういうことに触れてきた人生だと思う。苦しさを言葉にできないその身内の話を、何度も聞いてきた。

「なんだか分からないけど苦しい」「うまく言えない」「物事を明るく考えられない」「だけどどこかが痛いとかじゃない」理解してあげられない事に、わたしもそれなりに苦しんだ。でも今、そんな風に思いながら聞いてきた身内の言葉それぞれが、自分の気持ちときれいに重なっている。

だからピンときた。これは、そういう類いのものだってことを。そして、早く手を打つべきだということも十分に理解していた。


その頃のわたしには、大きな悩みも、不満も特になかった。まぁそれなりにアラサーなりの将来への不安とか、やっちまった過去への後悔と恥ずかしさとか、コロナ禍だからこそのモヤモヤとかはあったけど、定期的に会う友達もいて、やさしい彼氏もいて、仕事も順調だった。

しいて言えば、大きい仕事に半年くらい携わっていて、それが大成功ののちに終わった直後だった。完成して、自分の中や、チーム内での達成感や充実感はものすごかったし、社会に出てから今までで一番、仕事というものに打ち込んで力を注いだ半年間だった。なのに、盛り上がっていたわたしたちの外側では、批判されていたことを知った。心の不調が起きたのは、それを知った翌日のことだった。




恵比寿について、友達と合流した。友達と会ってみてゾッとした。わたし、全然笑えなかったんだ。食欲もまるでない。マジで口角がまったく動かない自分の顔の状態に焦りながら、むりやり笑顔みたいなものを作って、「仕事大変だったんだよね~最近」とか、「ちょっと疲れてる」とか、この顔の言い訳みたいな話を続けた。

できるだけいつも通りに、楽しく過ごせたと思った。だけどランチが終わって、別のカフェに移動して、いつものようにお互いの最近の割とポップな愚痴なんかを話していた中、友達が「Orは本当にがんばりすぎだよ」「いい人すぎて損しちゃうよ」って言ってくれて、それをきっかけに、自分の意思とは関係なく涙が止まらなくなってしまった。

「何泣いてんの!」「なんかわがんない~~泣」みたいな感じにいつものノリはキープできたけど、友達はこの日のわたしの様子にかなりの違和感を感じてたと思う。普段の自分との違いを感じて最も戸惑っていたのは、ほかでもないわたしの方だけど。



友達と解散したあとにネイルの予約を入れていた。サロンに向かっている電車の中で、そのネイルの施術1時間半を、乗り越えられるんだろうかと考えていた。何が?って思う人もいるんだろうけど、「心が」と説明することしかできない。焦燥感でパニックを起こすんじゃないかとか、落ち着かない苦しさがあるんじゃないか、とか起こりもしていないことをぐるぐる考えて。

でも先述の通り、ここでネイルをキャンセルしたら、「行けなかった」という事実が「失敗」として自分にのしかかる気がした。今思えば"こういうところ"が、ダメだったんだと思う。


なんとかネイルは無事に終わって、家に帰る道中で、早くもメンタルクリニックの予約をしようと電話をかけた。こういう行動力や、危機管理能力、できることはいますぐにっていう精神はずっと変わらず持っている方だ。とにかく早いところ専門家に…と思って、この時はメンタルクリニックに頼る以外考えられなかった。だけど、予約はいっぱいだそうで、診察を受けれる事になったのはその日から3週間も先だった。

それまでとにかく自分でできる方法はすべて試していこうと、試行錯誤する3週間が始まる。



その間のことや、お薬をもらってからのこと、試したサプリ、病気関係なくメンタルを良好に保つわたしなりの方法、そういうのを次回書こうと思ってます。まず、ただのわたしの日記を、ここまで読んでくれたあなた、本当にありがとうございます。好きです!






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