見出し画像

10年間の自己流対処が招いた衝撃的な結末とは?

先日、夫から聞いた衝撃的な話。

ちょっと長くなりますが、すごく大事なことを教えてくれているので、
ぜひ最後まで読んでくださいね。


まずはそのお話から。

今週、村に独りで住んでいた30代の男性が、突然亡くなりました。

お腹の調子がずっと悪かったのに、病院には通っていなかったという その男性。

自分で胃潰瘍だと思い込み、薬局で胃潰瘍の薬を買って飲み続けていたそう。

ちなみにウガンダでは、
処方箋が必要な薬でも、本人がOKなら処方箋なしで購入できてしまいます。


この「思い込み自己治療」を続けること10年間。

大きくふくらんできたお腹をさすがに放置できず、薬局からクリニックへ変更。

そこでも胃潰瘍と診断され、飲み薬で治療を続けていたのですが、

ある日、クリニックを訪れた彼の具合がひどく悪かったので、クリニックが救急車を要請。


しかし、時すでに遅し。

病院へたどり着く前に救急車の中で亡くなってしまいました。


衝撃的なのは、
搬送先の病院で遺体を解剖して分かった彼の死亡原因。

なんと!

胃潰瘍ではなく、胃ガンだったのです!!

ここで私が言いたいこと。

それは、
胃潰瘍だと思っていたのが、実は胃ガンだったという衝撃でも、

「胃ガンて、手術しなくて10年間も生きられるんだ!」という驚きでも

もちろんありません。

問題の本質を知り、結果の出る行動をとることが大切だということ。


彼はけして、
問題に気づかなかったわけでも、その問題に対処しなかったわけでもないですよね?

それなら、いったい、
彼が10年間続けた行動の何がいけなかったか?


私が思うに、
彼の最大の問題は、

◆医療者でもないのに、「自分の病気はこれに違いない」と素人判断し、本当の問題と向き合おうとしなかった

◆その間違った判断をもとに、結果が出るわけもない自己流の対処を続けていた

ことです。


病院に行った方がいいとアドバイスしてくれた人がいたのに、受け入れなかったのか。

知り合いから、胃潰瘍の薬を飲むように勧められたのか(ウガンダでは、よくあります)。

もしかしたら、
「これは胃潰瘍ではないかも」と自分で気づきながら、「重大な病気だったらどうしよう」という不安や恐怖感によって、本当の問題から目をそらしていたのかもしれません。


いずれにしても、亡くなるまでの10年間、薬を求めて薬局に通うのに費やしたたくさんのお金と時間、労力がすべてムダになってしまいました。

しかも、
それだけではないのです!

彼が長年飲んでいたらしい「オメプラゾール」という薬。

たしかに、胃潰瘍の治療薬なのですが、内服することで、「胃ガンによる症状を隠ぺいすることがある」のです。


そう!

彼は、
問題を解決するために良かれと思って選んだ方法によって、本当の問題を見えなくしてしまっていた のです。

その結果、知らないうちに自分で自分の状態を悪化させ、命を失うことになるとは…。

「思い込みの自己治療」で彼が支払った代償は、とても大きなものとなりました。


この話を聞いて、

「バカだな~。もっと早く何とかできなかったの?」と思ってしまったかもしれませんね。(私は、思ってしまいました。)


たしかに、体の異常が続く時に彼のような行動をとる人。

今の日本では、少ないでしょう。


だけど、
夢や目標、生き方に対してならどうでしょうか?

彼と同じような行動をしてしまっている人が多いように思います。


どういうことかと言うと…。

◆自分の本当の問題に気づかず、

◆自分で思い込んでいる問題に対して、

◆自己流で解決しようと頑張り続ける。


もちろん、
頑張れること自体はすばらしいし、それで結果が出ることもある。

でも、何年も頑張ったのに何も結果が出なかったら悲しくありませんか?

その時になって初めて、「ここまでの私の努力は何だったの?」とふり返ってみても、自己流の解決に注いだ時間もお金も労力も、二度と戻ってはきません。


ちなみに、私の場合。

国際看護師になるという最初の夢を実現するのに、20年もかかってしまいました。

その原因の一つは、英語の学習方法。

英語の基準をクリアするために必要な学習方法も分からないまま、何となく選んだテキストで自己流でやってました。

それが、英語研修に参加し、プロの指導の下で集中的に学習した結果。

たった2ヶ月、
しかも、基準を超えるスコアで合格することができました。


あなたは、どうでしょうか?

もう何年も、「やりたい」「変わりたい」を目指して頑張ってはいる。

なのに望む結果が出せていないとしたら、おそらく、やり方が間違っているから。

でももし、
やり方を色々変えてるのに、それでも結果が出ていないとしたら。

それは、

自分で認識している問題そのものが間違っている可能性が高いです。


つまり、

「やりたい」「変わりたい」と望んでいること自体が、本当の望みではない。

または、

「やりたい」「変わりたい」を実現するために「私にはこれが必要だ」と思っていることや、

「それを実現できないのは、○○が原因だ」と考えていることが、間違っているかもしれないということ。


時間はあるようで、あっという間に過ぎていきます。

なので、一旦立ち止まり、

今目指しているのは、本当に自分が求めていることなのか?

◆目標や夢を実現できない本当の原因は何か?

◆結果の出ない方法で頑張っていないか?

自分の状況を見つめ直してみませんか?


長くなりましたが、
最後までお読みいただきありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!

和ganda おぴこ
ありがとうございます! あなたからいただいたサポートは、日本とウガンダを繋ぐようなビジネスの活動費として大切に使わせていただきます♡