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発達課題とは、ライフサイクルの中で繰り返される
身体・心理・社会的な課題をさす。

私たちの発達課題は、それに取り組むための、
年齢、時代、地域等の、環境が異なる。
それをステージということにする。

ステージを年齢で大別すると、次のような時期に分かれる。

①0歳~10代前半、②10代前半~30代、
③30代~40代、④50代~60代、⑤70代以降

何となくイメージできるだろうか。

①は、出生から第二次性徴期まで
②は、モラトリアム期
③は、人生バリバリの時期
④は、ぼちぼちリタイア時期
⑤は、人生の幕引きに向けた時期

発達課題は、1つ1つ解決される場合もあれば、
未解決の次の課題と重なることもある。

あるいは、30代~40代の課題が、70代で再燃する...
という場合もある。
時に、両親や祖父母の課題を背負いこまされている場合さえある。

課題が重なることの是非よりも、
取り組むべき時に取り組めなかった背景に焦点を
向けることが肝要である。

発達課題は障害の有無は関係なく与えられる。
先天性障害であろうと、中途障害であろうと、
誰もが等しく与えられるもの、それが「発達課題」。

だから、課題に取り組むことをあきらめたり、
課題に挑戦するチャンスを奪うようなことは、
支援者として慎むべきことです。

むしろチャンスを得るための環境調整や、
機能不全を補う「手立て」などを建設的に検討すべきでしょう。


冒頭の画像は、bookpartyさんのものをお借りしています。