Mac Proに新GPUオプション追加!!!
こんにちは、Kumaです。
今回はMac Proに新GPUオプション「Radeon Pro W6900X」などが追加された話をしようと思います!
[今までのMac Pro]
現行Mac Proは2019年12月に発売され、オプション内容には今まで変更がありませんでした。これまでのGPUオプションの最上位はRadeon Pro Vega II Duo x 2で今回Radeon Pro Vegaシリーズの入れ替わりにRadeon Pro W6000Xシリーズがラインナップされます。
旧GPUオプション
・Radeon Pro Vega II
・Radeon Pro Vega II Duo
・Radeon Pro Vega II Duo x 2
ただ、Radeon Pro Vega IIとRadeon Pro Vega II Duoの2モデルは現在も単体購入可能です。
[2021年アップデート]
今回追加されたGPUオプションは
・Radeon Pro W6800X(最低GPUオプションから+264,000円)
・Radeon Pro W6800X x 2(+572,000円)
・Radeon Pro W6900X(+616,000円)
・Radeon Pro W6900X x 2(+1,276,000円)
・Radeon Pro W6800X Duo(+506,000円)
・Radeon Pro W6800X Duo x 2(+1,056,000円)
(値段は全て税込)
となります。いずれのグラフィックボードもThunderbolt 3端子x4、HDMI 2.0端子x1を搭載しています。AMDからはRadeon Pro W6800というGPUが販売されていますがMac Pro搭載機にはXが追加されることからRadeon Pro W6800のMac Pro用仕様強化版ということでしょう。
性能に関してはengadgetによると
これらの新しいGPUは、従来のVega II GPUに比べてワット当たりのパフォーマンスが50%以上強化されているとのことで、それに伴いGPU負荷の高いアプリケーションのパフォーマンス向上が期待できます。GPUベースのレンダリングエンジンソフトウェアの「Octane X」で最大84%のパフォーマンス向上が期待できるとのこと。一方で3Dのモデリングやアニメーション製作、シミュレーション、レンダリングなどが可能なソフトウェア「Cinema 4D」で26%、8K編集やカラーコレククション、オーディオのポストプロダクションなど高機能な動画編集ソフト「DaVinci Resolve」では23%と、やや控えめな高速化に落ち着いてはいるものの、より高速である
と述べられています。個人的にはCG作成でよく使うmac用レンダラーのOctane Xと統合型3DCGソフトのCinema4Dで高速化されるのは嬉しいですね。
[今後のMac Pro]
2021年7月29日、IntelがXeon W 3300シリーズを発表しました。このモデルは次期Mac ProのアップデートでCPUオプションに追加されると噂されています。現行Mac ProはXeon W 3200シリーズを搭載しています。3300シリーズの最上位は38コアの化け物CPUですので現在の最上位3200シリーズ28コアCPUより大きく性能アップが見込まれます。今後が楽しみですね。ただ、GPUを単体追加で買って入れ替えることはできますが、CPUを入れ替えるということはできないので今Mac Proを持っていて、新しいCPUにしたい場合Mac Proごと購入する必要がありそうです。
[新GPUオプション単体購入URL]
[参考文献・文章引用]
・engadget「Mac Proに新GPUオプション「Radeon Pro W6000X」追加、販売開始。2チップのW6800X Duoなど」
[Octane Xについての記事]
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