この夏、shizuさんのセミナーで言葉かけの大切さを教わった。

今夏に、東京から来られたshizuさんによる
講演会「子どもを伸ばす魔法の言葉かけ
~イライラから卒業する心の整え方~」が
福岡で開催されました。
(今回も超長文でーす)

shizuさんは、6年前に発売されて以来、
現在も売れ続け、累計15万部を突破した
ベストセラー本「発達障害の子どもを
伸ばす魔法のことばかけ」の著者です。

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ゆっくりさんである息子さんの子育ての
お話を具体例に挙げながら、
わかりやすく、近くの席の方と
「こういう時どうする?」と
話しあう場面などもあり、
みなさんを巻き込んだ参加型の講演会でした。

たとえばこんな時。
「ゆっくりさんが『宿題ができない!
なんで自分はこうなんだ』と自分を責めて
自傷してしまう」

shizuさんはこうしたそうです。
①「○○ちゃんが、お勉強ができても、
できなくても大好きだよ」と
事前に伝えてから宿題に
とりかかれるようにした。

②ゆっくりさんは、どうしても
自分を責めがちなので、
何かのせいにした方が良いときがある。

そのため「○○ちゃんの頭の中には
イライラ虫が住んでるんだよ。
ちょっとづつ我慢できるようになれば、
イライラ虫は出ていくそうだよ」と伝える。

そして、イライラして頭を叩きそうに
なったときは未然に防ぎ、
頭を叩くという行動ではなく、
「あ、まちがえちゃった」や「しょうがない」
という代替の言葉に置き換えることを
何度も伝えた。

③イライラ虫が出てきたのは、
「今日ママのチュウが足りなかったかなー?」と、チュウをしようとして笑いに変える。

こういった関わり方により、
1~2か月ほどで自傷がなくなったそうです。

shizuさんの手数の多さ、凄いなぁと思います。
アイディアの豊富さと機転の利きが半端じゃない(笑)。すぐに思いつかないママさんたちも多いと思いますが、shizuさんを始め療育の先生たちやご家族や周囲の方々などを見渡して、誰かが使っている良いなと思うアイディアはどんどん拝借するがよろし、ですね。勉強になりました!

shizuさん流子育ては、
命令形・否定語はなるべく使わず、
代わりに「肯定語・疑問形」に変換する。

たとえば、食事のときに、
ぐにゃぐにゃの姿勢の子どもに注意したい時。
「姿勢をよくしなさい!」と言いがち・・・
これをshizuさんが言うとしたら
「あれ?ご飯のときの姿勢は?」と
聞いて子どもに考えさせる。
姿勢を正したら、「いいね!」と褒める。

そして、お母さんたちへ。
「自分をまずは大切にすること」。
具体的にどうすれば良いのでしょうか。

たとえば、最近shizuさんが知り合った方で
素敵だと思ったエピソードを紹介。
自分褒めがとっても上手な方だったそうです。

姿勢を「ぴっ」と正して、
「デコルテ(胸)が開いている私、素敵♫」と
自分を褒める。その姿勢で一歩歩くたびに
「いいね、私♫✨」と自分を褒める

小さなことでも、自分に
どんどんOKを出すことが大事。

自分で自分を褒めても、
他の人から嫌なことを言われることだってある。
そんなときも、自分に意識を集中しておけば、
聞き流せる。一方の見方ではなく、色んな見方・考え方があると知ることが大事。

自己否定がいちばんエネルギーが低く
悪い結果を引き寄せてしまうことに
つながるそうです。

つい「You're OK, I'm not OK」(自己否定)と
思ってしまいがちになりますが
「I'm OK!、You're OK!」(あなたも私も「いいね!」)
でいられるように自分を大切にするコト。

自分にオッケーを出しまくること。
ダメな自分にもOK。
なかなか難しいshizuさんの課題だけど
難しいと思わずに、「なんかイケる気がする~」と思えるようになりました。
これは昨夜、shizuさんと焼き鳥をつつきながら
教えていただいたことでもあります✨🥴

shizuさんが考えるABAのメソッドは
ゆっくりさんだけではなく
認知症の高齢者の方にも有効だそうです。
粉薬を飲まないといけないけど
認知症により「薬の飲み方が分からない」と
いう方にどうやって薬を飲ませますか?
(ちょっとご自身でも考えてみてください~)

会場の皆さんに課題が出されました。
皆で考えて発表もありつつ
shizuさんならこうする、
というお話がありました。

声かけの仕方。
「袋をあけて」→「上を向いて」
→「口をあけて」
→「薬を入れて」→「水を飲んで」
とスモールステップで方法を伝える。

子どもにするように、
ステップごとに褒める必要はなくて
(高齢者の方もプライドがあるので
子どもに対するように大げさに褒めることはしない)「そうそう」とか「うん」と、さりげなく
「それで合ってるよ」を伝える。

認知症もゆっくりさんも
「身体を動かすことはすごく大事」だから
認知症のある方と散歩をしながら
「1」→「2」と交互に数字を言い合って
歩くなど、脳トレと運動を同時に行うことは、
「認知症の初期の改善が望めるというTV内容」通り、実際に有効だったということでした。

「自分はできない」と
落ち込ませてしまうような
強い指示や、失敗などが続くと、
誰だって情緒が不安定になりますもんね。
認知症の方の症状の進行度合いには
情緒の安定が影響すると聞いたことがあります。
それはゆっくりさんも同じですよね。

今回、講演の前に、
社会福祉士&保育士の西森ゆきさんによる
ワーク&講演があったのですが、
これもとってもおもしろかった!!
西森さんは「なぜ声かけが大事か」を
私たちに伝えるために、
あるワークをするように提案。

まず軍手をぴしっとはめずに
あえて、びろんびろんに指先を
余らせることから始まりました。

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そして名女優、西森さんがお母さん役となり
参加者の方々は子どもたち役。

この状態で、お母さんから子どもたちに
折り紙で鶴を折る指令が出たのです・・・!
 
出だしから、西森お母さんにめっちゃ怒られます。震えあがります…!
個人的にツボ🤣でした!
 
子どもたちは不器用な手先
(実際はびろんびろんの指)で、
必死に折り紙を折ろうとします。
その様子を見ながら
お母さんが声をかけていきます。
    
「はいそこ、速くして!
次はふたつに折ってちょうだい。
ママの言うこと聞いてた?
ちゃんとわかってる?
何回も同じこと言わせないの!」

会場の参加者のみなさん、ざわつく・・・(笑)
こ、こわい~~~
でもね、これお母さんの立場からすると
怒ってるつもりないと思うんですよ。
子どもに、ただ説明してるつもり。

後から聞いた子ども役の参加者の方々の気持ち。
「こわい」「めんどくさいなー」
「うるさいババア」「こわくて身体がうごかない」

大人って、子どもだった時代があったはずなのに
保護者になると、とたんに子どもの気持ちが
見えにくくなるところがあると思うんですよねぇ。。。

怪演だった西森さんが一転、
今度は関わり方を変えて、
同じように子どもたちに話しかけます。
「折り紙で鶴を作るよ」とゴールを先に伝え、
どんな手順かをイラストで
しめしたものを見せながら
「そうそう、角が上手に合ってるね」
「失敗しても大丈夫。
イチからやり直せばよいからね」
「そこ難しいもんね」

ふぅううう。安心するぅ~~~
西森さんの優しい声かけに、
とてつもなくホッとしている自分がいました。

同じ条件で同じ作業をするのに、
教えてくれる人の関わり方で
こんなに作業効率が違うものかと。
リラックスできるような声かけ、
本当に大事!!!
西森さんは療育施設で働かれているそうですが、
そんな声かけで接してくださる西森さんのこと、
子どもたちはきっと大好きなんだろうな~と
感じました。

そして声かけの天才、
shizuさんの講演内容もさることながら
私がますますその声かけの素晴らしさを
実感したことがありました。

本題の講演会の前に、
10分ほどお時間をいただいて私の活動紹介を
させていただけることになったのですが、
緊張で今にも瞳孔が開きかけていました🤑
さらに開始前には、一気に参加者の方が増えて
受付でてんぱっていた私…。

そんなとき、ふわっとshizuさんが
来られ、私にさりげない声かけをしてくださり
めっちゃリラックスできたんですよねぇ。
こういう方だからこそ、
ファンの方が増え続けるんだろうな~

shizuさんは私よりもっともっと長時間、
人前で話さないといけない
プレッシャーがあるはずなのに💦
周囲にも気を配って
リラックスムードを作ってくださいました。
私もそういうことができるような人になりたい~
新たな目標ができました☆

そしてそしてshizuさんには、
今回の講演会の収益の一部を
私の所属するNPO団体に寄付頂きました。
どこまで神なんですか✨✨✨
本当にありがとうございました!!

講演会に少しでも関わらせていただけて
幸せでしたー♫

shizuさんのブログ↓
https://ameblo.jp/kirakirahikaruhoshi117/

#発達障がい #ゆっくりさん #療育




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