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長すぎるエンドロールのような人生

何のために生きるのか?人生の目的を言語化しよう】という
トンデモ研修があった。

本でもワークを通じて自分を知ろう系がめっぽう苦手である。
いつも最後のまとめる部分でコケてなんかやった気になり本を閉じる。

今回の研修も本と同じで、過去を思い出しながら質問に答えるワーク。
そして、何度も出てくる欲求(単語)を羅列する。

よく出たワード
ゆとり 、くだらない 、遊び 、磨く、 好奇心、 向上、 モチベ 、今、
 より良く、 率先、 楽しい、 笑う、 軽い、 体現、 工夫 、ユーモア





そしてひとつながりの文章にまとめる。
出来た僕の人生の目的は、

あそび心を常に持ち、率先して【くだらない】と【軽さ】を体現し、今を笑い楽しむ


中学生が考えたみたいな文を数十人の大人の前で発表するマイルド地獄。

研修は無事?終えた。
人生で一番脇汗をかいた。

しっくりくるような、こないような文と何度もにらめっこ。
数日間、普段考えない人生について考えていた。

そもそも目的とかいるのか?
ただ生きるだけではダメなのか?

ふと昔に親から言われた言葉を思い出す。
「3人目は作る予定なかったけどあんたができた」

僕には姉と兄がいる。
女の子も男の子も生んだし両親は満足したのだろう。
予期せぬ3人目の妊娠。

ここで言いたいのは親の批判ではない。
愛情いっぱい育ててもらったし感謝しかない。

ただたしかに親は良い意味で僕に期待してなかった。
「好きにしい、楽しく生きてくれれば」
よく言われた言葉だ。

期待されてない人生。
応えなくていい人生。
目標を達成しなくても怒られない人生。
すでに目標が達成されたような人生。

そういや人生も流されるまま生きてきた。

友達に一緒にやろうと言われて野球も始めたし、
主将に頼まれたから副キャプテンをやったし(小、中、高)、
生徒会長に押されて生徒会の副ポジションやったし、
たまたま来てた人事のおじさんに「ウチで働かないか?」と言われて進学蹴って就職した。

期待からほど遠い世界線でカジュアルな召命によって生きている。

そしてまた人生について考える。
自分がよく使うワード、ほとんどが+αだな
(ゆとり、くだらない、遊び、ユーモア、一工夫)
そして僕の人生も+αみたいなもんだな。

無くてもいいけど、有ってもいいよねの人生。
余分な人生。
ずっとボーナスタイムのような人生。
長すぎるエンドロールのような人生。


自分が余分と思うだけで気持ちが軽くなった。
余分を起点とした人生 =余分ドリブン
だから軽さを体現したかったんだ。

僕の人生の真の目的(テーマ)は
余分、ドリブン、良い気分

自分、そして周りの人の+αになるようなことを
余分な人生を通して体現していこうと思った。


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