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読書ログ『ひとまず上出来』感想レビュー | kindle unlimited

こんにちは!
育児の合間に読書を楽しむおぽんです。
今回読んだのはこちら。
ジェーン・スーさんの『ひとまず上出来』(2021)。


1.『ひとまず上出来』はどんな本?

公式サイトの中身紹介です。

令和を迎えた「ネオ中年」の私たち。今までのやり方を変えたり、手放したり。恐れずに、いまの自分の「ちょうどいい」を見つけよう。CREA連載「 ●●と▲▲と私」に加え、話題沸騰の推しエッセイ、楽しいお買い物についての書きおろしも収録の最新エッセイ集。

ひとまず上出来特設サイトより引用
https://books.bunshun.jp/sp/su?ud_book

2.『ひとまず上出来』私の感想

この本を読んだきっかけはやっぱり人気のpod cast『Over the Sun』。
ジェーン・スーさんと堀井美香さんの掛け合いがなんとも軽快で楽しく聴ける番組。そこでジェーン・スーさんの語り口を知っていたし面白い方だなと思っていたので、kindle unlimitedでエッセイを読めると分かった瞬間にダウンロードしてしまいました。

日々の生活の中で今までこれで良かったのに…急に「あれ?、これはこのままでいいのかな?」と思ったり、「なんか急にしっくりこなくなったな」と思ったりすることはありませんか?私は最近そんな事をよく感じているんですが、理由がよく分からなかったんです。そしたら、このエッセイに答えの1つが書いてありました!そう『年齢』です。
ただでさえ些細な変化を怖がりな私。使っている化粧品ひとつを変えるのも相当な労力が必要なんです。でもこのように本の中には書かれていて…

自分の「ちょうどいい」を新たに見つけて認めるのは、自己受容の更新でもありますし。

ジェーン・スー著
ひとまず上出来より

そっか…。なんか感じるモヤモヤは自己肯定感も下げているのかもしれないと思い、私はまずアイシャドウを交換してみることに。今までずーっと無難なベージュ系を使ってきましたが、なんか最近は野暮ったいような感じがして似合わなくなってるなとモヤモヤしてたんです。とりあえず、今は当たり前になってきてる肌カラーをYouTubeみたりして自己診断。結果を基にピンクベージュ系のものを購入。ピンク系なんて『可愛すぎて無理、無理』とずっと避けてきたんですけど、いざ使ってみたらこれがなかなか良いんです。自分でも言うのはおこがましいんですけど、ちょっとあか抜けたお顔になりました。「おっ!これが今の私にちょうどいい」をみつけることができると、なんだか気分も上がります。

さらに私を動かしたのは運動不足で悩んでいたスーさんにパーソナルトレーナーのお友達が欠けたこの言葉。

これからの私たちには、明日を生きるための筋肉が必要なんだよ。

ひとまず上出来
ジェーン・スー著

グサッときました。
私はスーさんより年下ですけど、毎日疲れが取れない、身体が思うように動かないという悲惨な状態でした。筋トレとか運動とかって聞くとどうしても意識高い系の行為に思えてしまって、敬遠していた私には刺さりまくり。『明日を生きるための筋肉』って食事と同じくらい必要不可欠じゃないか!と思い直し、そこから毎日10分程度YouTubeでダンスしたり、筋トレしたりしてます。その後はなんとプロテインまで飲んでます。この習慣は1カ月くらい続いていて、体力面で劇的な変化は感じないんですけど、メンタルが安定しているような気がします。娘にイライラしにくくなったんですよね。

他にも今よりちょっと自分を好きになれたりするヒントがちりばめられていたり、日ごろのもやもやをスパっと言語化してくれています。

他にも個人的に響いた言葉を紹介。

不測の事態に慌てふためかず、世間では年甲斐もないとされることにも怯えず、自分が楽しいと思った方に引っ張られて、自分で自分を幸せにしなきゃ。自分を不幸せなところに置いたままにしない。

ひとまず上出来
ジェーン・スー著

頑張れないと思ったら「頑張らない」と言い直すのはどうでしょうか。可能/不可能の話ではなく、意思の問題にしてしまえば少しは気が楽になると思います。

ひとまず上出来
ジェーン・スー著

3.『ひとまず上出来』を読んだ人のレビュー

『ひとまず上出来』のamazonでのレビュー評価は4.4とかなちの高評価です。

読みながら何度も大笑いしたり、激しく同意したり!
歳を重ねるのも悪くないと思える、素敵なエッセイでした。

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するっと読めて時々学びもあって、さらっとしているけれどちょっと残るものもあって。気分転換に読みましたが、目的通り良い気分転換になりました。

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4.『ひとまず上出来』のおすすめポイント

年齢と共に変化してゆく女性の身体や価値観などが赤裸々に綴られています。本最初の『化粧が写真に写らない』から面白いですし、アラフォー世代の女性には「うん、うん。そうなんだよー!」と共感できる部分がたくさん。アラフォー女性だけではなくて、これからアラフォーを迎える人にも参考になると思うし、なにより年を重ねる変化を楽しんでしまうジェーン・スーさんの姿に元気をもらえるエッセイです。

ひとつひとつのお話が短く、隙間時間にも読みやすいので是非読んでみて下さい。

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