市民オペラに参加すると言うこと 39

7月第1土曜日。本番は3週間後の23、24日なので、いよいよ1ヶ月を切った。ここからが佳境だ。したがって、平日にも練習があったり、連日の練習だったりする。実は明日日曜日も、オケ合わせがあるので今週末は2日連続だ。平日は仕事なのでしばらく休みがない。つらい。
明日の練習は2時から9時までの予定だったが、なぜか4時半までに変更になった。正直なところ助かる。オケ合わせ自体の日程が変わったのかと思ったら、時間短縮してやるようだ。

今日の練習は、このところいつもやっているように演技を付けていく練習だ。前回やった、1幕のドゥルカマーラ登場場面の続きの部分の演技が、まず付けられる。
「愛の妙薬」は、合唱が歌うところ自体も多いし、演技で絡むところはもっと多い。したがって、知らぬ間にほとんどの歌詞がなんとなく暗譜できていたほどだ。動きと一緒に歌うと自然に歌詞が身につくのだ。合唱団にとって、やりがいがある舞台とも言える。その割に、合唱の人数が多いので、演技がそれほど難しくない。そういう意味では効率がいいというか、美味しい演目と言えるかもしれない。
今日も演技が新しい箇所があったわりに、それほど難しい要求はなかった。私としてはその方がありがたい。私は役者ではなく、合唱要員だからだ。今回は、小中学生も一緒に舞台に上がるので、むしろ彼らが演技を求められることのほうが難題だろう。
演技の練習が中心で、歌の練習が少ないのも最近ではいつものことだ。

今日はそれでもいつもと違うことが一つあった。衣装合わせがあったのだ。今回のオペラは衣装が自前だ。現代演出で、舞台はテレビ局、スタッフと出演者の役があり、私は出演者の役なので、同じ役のみんなでスカートを注文することになっていた。そのスカートが今日配布されるのだった。
スカートは並んだ時虹色になるように色を決める。私のところに初めに配布されたのはサーモンピンクで、気分が上がる。とても綺麗な色だったからだ。でも正しくは、私のはショッキングピンク。さっきのスカートの方が良かった、と思うが、衣装なのでそれは仕方ない。自腹で買っているのに色を選べないのは残念だが、それは他の人も同じなので諦めるよりほかない。まあ安いのでよしとすることにする。
しかも自宅に帰って、そういえは昔、こんな色のミニスカートを持っていたな、と思い出した。昔自分で着ていた色なのだ。まあ今は昔でないから問題なのだが。衣装は衣装だと割り切るしかない。
さあ、明日はオケ合わせだ。酷暑の中、連日大変だが、来週末は暑さが一服していることなら期待しよう。

追記 実は翌週、係の人が並び順が間違えていたことがわかり、私のスカートはサーモンピンクに戻った。ちょっと嬉しい。

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